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二章 誘惑の秘宝と王女の日記
19.鍵
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ディランはカランセ伯爵家の人々の反応を受けて、仕方なく王女の日記をエミリーの前に置く。エミリーはディランの様子を伺っていたが、ディランが頷くと日記に手をかけた。
「ディラン様、開きません」
エミリーが日記を開こうとしたが、ディランのときと同様に閉じたままだ。エミリーは残念そうにしているが、ディランにとってはこれも想定内だ。
「伯爵とレジー殿は、アルビーの訓練を受けていますか?」
「もちろんです」「大丈夫です」
エミリーはディランたちが作った魅了魔法を防ぐ腕輪を付けている。伯爵家の血ではなく魅了の魔力に反応する『鍵』なら、腕輪が邪魔になる。
「では、魅了の魔力を開放してもらうので、そのつもりでお願いします。エミリー、腕輪を外してくれる?」
エミリーが神妙な顔をして腕輪を外すと、少しずつ魅了の魔力が漏れ出す。伯爵もレジーも顔色一つ変えていないので問題ないだろう。
「そろそろいいかな。エミリー、日記を開いてみてくれる? 危険を感じたら、すぐに日記から手を離すんだよ。分かった?」
エミリーが頷いて恐る恐る日記に触れる。ほのかに日記が輝きだして、今まで開かなかったのが嘘のように、日記は普通に開いた。
「開きました……」
エミリーはポカンとした顔をしている。魔法が解除される気配をディランは感じたが、普通の魔力を持たないエミリーにはそういった感覚もなかったのだろう。
「エミリー、痛いところはない? 気分が悪くなったりしてない?」
「はい、大丈夫です。なんともありません」
エミリーの言葉を聞いて、伯爵とレジーがホッとし様子で日記に意識を移す。
ディランはそれでも心配で、エミリーに不調がないか、あらゆる手段を使って確認する。脈が早いことを指摘したら、エミリーにディランのせいだと叱られた。
「この日記はエミリーだけに読まれることを望んでいるようだ」
ディランたちのじゃれ合いを無視して、伯爵が残念そうに呟く。伯爵に促されて確認すると、最初のページには日記を読む者への警告とも取れる言葉が綴られていた。
ヴァランティーヌ王女は魅了の魔法を悪用するために日記を探しに来る者の存在を危惧していたようだ。日記を持ち出しても構わないが、『鍵』を保管している人々には情報を残していないので、危害を加えないで欲しいというようなことが書かれていた。
そして……
―――――――――――――
『魅了の力に悩む者へ』
この日記には私、ヴァランティーヌ・シクノチェスに起きたことの真実が書かれています。私の力はある日を境に突然消えてなくなりました。明確にこうすれば良いと助言できればよいのですが、断言できるような確証がないのです。そのため、私達はできるだけ多くの情報を残すことにしました。私の日記に書かれた事実が、あなたの希望になれば幸いです。
もし、あなたを心配する誰かと一緒に読んでいるのなら、その方には続きを見せないことをおすすめします。最後まで読んで必要だと思ったときに伝えてみてはどうでしょう。それがあなたの力を消し去る近道になると私は思っています。
―――――――――――――
「……ヴァランティーヌ王女の魅了は消えたんだね」
「……私の力も消せるでしょうか」
「この日記を読んでみないとなんとも言えないけど……きっと、大丈夫だよ」
ディランは不安そうに見上げてくるエミリーの髪を撫でる。どうやら、ここから先はエミリーに託すしかないようだ。
「中身は読まないから、安全だけ確認させてもらうね」
ディランはそう言って、エミリーの返事を待たずに日記を手に取る。カランセ伯爵家の印章指輪は日記の封印を完全に解いたようで、エミリーの手元を離れても日記を開くことができた。エミリーが腕輪をつけたままでも読めそうで安心する。
ディランは封印されていたときと同様、日記を魔法で調べていく。日記には魔力の気配は残されておらず、日記を読む資格のないディランがめくっても特に反応がない。今は普通の日記のようなので、エミリーが読み終えた後は、ボードゥアンに協力してもらって封印を施し直す必要があるだろう。
「問題なさそうだね。ただ、日記は禁書だから、僕が管理しないといけないんだ。同じ屋敷の中なら、エミリーが持っていても良いんだけど……伯爵、僕もしばらくこちらでお世話になってもよろしいですか?」
ディランが伯爵に視線を向けると、伯爵は考えることなく頷いた。
「殿下の予定に問題がなければ、我が家にゆっくり滞在して下さい」
「ありがとうございます」
「いいえ、その方が我々も安心ですから……」
伯爵が心配そうにエミリーを見つめる。何が書いてあるかも分からないのに、見守ることしかできないのは辛い。ディランも伯爵の気持ちが痛いほど分かった。
「みんな、心配しないで大丈夫よ」
エミリーが皆の視線に気づいて日記から顔をあげる。ぎこちなく笑うエミリーの髪を、レジーがグシャグシャっと撫でた。
「エミリー、いざとなったら私が一緒に読もう。私はエミリーのことを心配していないから、読む資格があるはずだ」
「お兄様、心配してくれてありがとう。あっ……心配してないんだった」
レジーの屁理屈を聞いて、エミリーがクスクスと笑う。エミリーが早速自分の部屋に戻って日記を読むと言うので、三人で困ったら誰かに相談するようにと念押しして、その場は解散となった。
「ディラン様、開きません」
エミリーが日記を開こうとしたが、ディランのときと同様に閉じたままだ。エミリーは残念そうにしているが、ディランにとってはこれも想定内だ。
「伯爵とレジー殿は、アルビーの訓練を受けていますか?」
「もちろんです」「大丈夫です」
エミリーはディランたちが作った魅了魔法を防ぐ腕輪を付けている。伯爵家の血ではなく魅了の魔力に反応する『鍵』なら、腕輪が邪魔になる。
「では、魅了の魔力を開放してもらうので、そのつもりでお願いします。エミリー、腕輪を外してくれる?」
エミリーが神妙な顔をして腕輪を外すと、少しずつ魅了の魔力が漏れ出す。伯爵もレジーも顔色一つ変えていないので問題ないだろう。
「そろそろいいかな。エミリー、日記を開いてみてくれる? 危険を感じたら、すぐに日記から手を離すんだよ。分かった?」
エミリーが頷いて恐る恐る日記に触れる。ほのかに日記が輝きだして、今まで開かなかったのが嘘のように、日記は普通に開いた。
「開きました……」
エミリーはポカンとした顔をしている。魔法が解除される気配をディランは感じたが、普通の魔力を持たないエミリーにはそういった感覚もなかったのだろう。
「エミリー、痛いところはない? 気分が悪くなったりしてない?」
「はい、大丈夫です。なんともありません」
エミリーの言葉を聞いて、伯爵とレジーがホッとし様子で日記に意識を移す。
ディランはそれでも心配で、エミリーに不調がないか、あらゆる手段を使って確認する。脈が早いことを指摘したら、エミリーにディランのせいだと叱られた。
「この日記はエミリーだけに読まれることを望んでいるようだ」
ディランたちのじゃれ合いを無視して、伯爵が残念そうに呟く。伯爵に促されて確認すると、最初のページには日記を読む者への警告とも取れる言葉が綴られていた。
ヴァランティーヌ王女は魅了の魔法を悪用するために日記を探しに来る者の存在を危惧していたようだ。日記を持ち出しても構わないが、『鍵』を保管している人々には情報を残していないので、危害を加えないで欲しいというようなことが書かれていた。
そして……
―――――――――――――
『魅了の力に悩む者へ』
この日記には私、ヴァランティーヌ・シクノチェスに起きたことの真実が書かれています。私の力はある日を境に突然消えてなくなりました。明確にこうすれば良いと助言できればよいのですが、断言できるような確証がないのです。そのため、私達はできるだけ多くの情報を残すことにしました。私の日記に書かれた事実が、あなたの希望になれば幸いです。
もし、あなたを心配する誰かと一緒に読んでいるのなら、その方には続きを見せないことをおすすめします。最後まで読んで必要だと思ったときに伝えてみてはどうでしょう。それがあなたの力を消し去る近道になると私は思っています。
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「……ヴァランティーヌ王女の魅了は消えたんだね」
「……私の力も消せるでしょうか」
「この日記を読んでみないとなんとも言えないけど……きっと、大丈夫だよ」
ディランは不安そうに見上げてくるエミリーの髪を撫でる。どうやら、ここから先はエミリーに託すしかないようだ。
「中身は読まないから、安全だけ確認させてもらうね」
ディランはそう言って、エミリーの返事を待たずに日記を手に取る。カランセ伯爵家の印章指輪は日記の封印を完全に解いたようで、エミリーの手元を離れても日記を開くことができた。エミリーが腕輪をつけたままでも読めそうで安心する。
ディランは封印されていたときと同様、日記を魔法で調べていく。日記には魔力の気配は残されておらず、日記を読む資格のないディランがめくっても特に反応がない。今は普通の日記のようなので、エミリーが読み終えた後は、ボードゥアンに協力してもらって封印を施し直す必要があるだろう。
「問題なさそうだね。ただ、日記は禁書だから、僕が管理しないといけないんだ。同じ屋敷の中なら、エミリーが持っていても良いんだけど……伯爵、僕もしばらくこちらでお世話になってもよろしいですか?」
ディランが伯爵に視線を向けると、伯爵は考えることなく頷いた。
「殿下の予定に問題がなければ、我が家にゆっくり滞在して下さい」
「ありがとうございます」
「いいえ、その方が我々も安心ですから……」
伯爵が心配そうにエミリーを見つめる。何が書いてあるかも分からないのに、見守ることしかできないのは辛い。ディランも伯爵の気持ちが痛いほど分かった。
「みんな、心配しないで大丈夫よ」
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