装甲列車、異世界へ ―陸上自衛隊〝建設隊〟 異界の軌道を行く旅路―

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第2章:「その地への旅路」

2-4:「進行接敵」

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 狼の少年と少女、ウロルとクーネからもたらされた情報。
 それは、この近くにある二人の住まう村が、ガリバンデュル帝国の軍団に襲われているとのものであった。
 そして二人からの申し出は、その村を救ってほしいというもの。
 指揮官である芭文はこれに対し、民間人保護救護の観点から。介入、作戦の実施を決断した。
 その二人の住まう村は、二人が逃げ抜けて来た木立、林を越えた北方向にあると言う。


 そして現在。その木立の中を再編成を受けた観測遊撃隊が、会生の指揮の元に進んでいた。

 構成の詳細は、

 指揮者である会生を筆頭に。
 装甲列車の間接火力火器の弾着観測を担当する、観測班から3名。
 ・班長兼観測手
 ・通信手
 ・警戒手(MINIMI)
 遊撃戦闘を担当する遊撃班から4名。
 ・班長兼小銃手
 ・近接戦闘手(M870MCS)
 ・選抜射手(64式7.62mm狙撃銃)
 ・汎用機関銃射手(M240B)

 以上8名。
 そして、監督者兼情報幹部として祀と。
 さらに助言人として、装甲列車に同乗同行していたオークのストゥルが同行していた。

 以上10名の、ピックアップされた編成で観測遊撃隊は。偵察観測行動、及び事実確認の任を担って、木立を突っ切りその村を目指していた。

 無論。その現場である村に発出された戦力部隊は、会生率いる一隊だけでは無い。装甲列車に同行同乗する第32戦闘群もまた、追って向けられる手はずだ。
 しかし。第32戦闘群は各車輛を装甲列車から降ろして、編成態勢を整え完了させるまでの時間を要する。
 同時に。その村まではそれなりに密な木立で阻まれているため、第32戦闘群は村への到達に迂回路を取る必要があった。

 その間の状況、時間をカバーし。状況情報を先んじて掌握するために、観測遊撃隊が先行して発されたのであった。


 木立の中を散開展開し、肯定を進める観測遊撃隊。

「――ッ」

 M870MCSショットガンを装備する近接戦闘員、舟海陸士長が。一つの樹木にドカリと取り着きカバーし、周囲に視線を走らせる。

「接触ナシ」

 そして後ろより続く、観測遊撃隊の各員に異常なしの旨を、発し知らせる。
各員は互いに距離をある程度離れ、木々にカバーを繰り返し、互いを援護しながら交互に進む行動態勢を取っていた。

「……ッ!」

 その背後近くの別の樹木に、汎用機関銃射手である、王子様のような容姿の女隊員の百甘が取りつきカバーする。
 その長身を生かし、重量が12kgもある7.62mm機関銃M240Bを悠々と持ち扱って見せている彼女。しかし反してその端麗な顔は、何か微かに怯え臆したような色を作っていた。
 それは先までの、王子様のような立ち振る舞いとは一転したものだ。

「百甘、視線が散らかってるぞ」

 舟海がその百甘の落ち着きない様子を見止め、そして警戒の視線が散っている事を警告する言葉を飛ばす。

「っ……そんな事言ったって……発見が遅れれば、それこそやられてしまうよ……っ」

 しかしそれに対して、引き続きの臆した様子声色での言葉を返す百甘。
 彼女は不意の敵との接敵から遅れを取り、自らが討たれてしまう可能性を案じているようだ。実を明かせば彼女、その王子様のような容姿と普段の立ち振る舞いに反し。酷く臆病で心配性な性格の持ち主であった。
 その彼女は装備のM240Bを樹木より突き出し構え、引き続き心配そうに視線を走らせている。

「ビぃビり過ぎだ、ガワだけ王子」

 そんな所へ後ろより、明らかな呆れと皮肉交じりの言葉が飛び来る。見ればまた一名の、酷く陰険そうで印象の悪い男性隊員の歩み来る姿が在った。
 狙撃スコープ付きの64式7.62mm小銃を持つ隊員は、遊撃班の選抜射手だ。名前を調映しらべうつしと言う彼は、ガムを口に含んでいるらしく、皮肉を飛ばした口で次には咀嚼動作を見せる。
 そして臆する百甘との対比を見せつけるかのように。百甘の横を抜け、剥き出しの大きな樹木の根を軽々と踏み越えて先行して行った。

 そんな様子を見せながら先行する遊撃班の各々。
 その後方にはそれを監督しつつ続く、会生や祀や寺院。そして助言人のストゥルの歩み進む姿が在った。

「……静かね」

 内の祀が、一言を発する。
 その言葉通り、今の所周辺状況は静かで、敵との接触は無かった。

「油断するな。いつ、不意の接触があっても不思議じゃない」

 それに、しかし油断はできず。会生は警告する言葉を返す。

「この木立はそう深くは無い。間もなく抜けて、ルオンの村にたどり着けるはずだ」

 そこへ、説明の言葉を寄こしたのはストゥル。ルオンというその村こそ、先の狼の少女の住まう村の名であり、観測遊撃隊の現在の目的地であった。

「その分、敵と遭遇する可能性も高くなる」

 そのストゥルの言葉に。会生は続け念を押すように、接敵の可能性を告げる。

「――何か見えたッ!」

 前方より、そんな張り上げ知らせる声が届いたのは直後。声の主は近接戦闘員の船海の物。
 ――殺気が走り。
 微かな風を切る音が聞こえ。そしてドスッという鈍く嫌な、何かが突き刺さる音が響いた。

「――ッ!?」
「ぅッ!?」

 先行し前方に配置していた、船海や百甘が声を上げる。そしてそれぞれは側を飛び抜けた気配殺気を辿って振り向き、目を剥いた。
 近場の一本の樹木、その側面に突き刺さっていたのは一本の矢。
 そして――進行方向正面より。次には無数の矢が飛び襲い来た。

「――接てェきッ!!」

 船海から上がる。知らせの怒号。
 瞬間には観測遊撃隊の各員は飛び跳ねる勢いで。近場の樹木に身をぶつける勢いでカバー、あるいは地面に這う樹木の太い根に、飛び込むように伏せて隠れ身を庇う。
 紙一重の反射行動で、それぞれが身を隠した直後。
 襲来した横殴りの矢の雨が、付近一帯を空を切って容赦なく飛び抜け。そこかしこに突き刺さり始めた。

「ッ――12時方向ッ、見えるだけで二個分隊規模以上ッ!」

 カバー体勢に入り、横殴りの矢撃の雨を凌ぎながら。舟海から報告の言葉が寄こされる。木立の向こうにはその言葉通り、少なくとも20名近い数の人影が見える。
 離れた距離からも見て取れる散開展開らしき動き。最早敵、帝国兵である事は考えるでもなく明らか。

「百甘、掃射しろッ。他は各個自由にやれッ」

 それに指示を、許可の旨を端的な言葉で告げるは会生。
 そして聞くが早いか、各員はそれぞれの装備火器を突き出し構え。各自の判断タイミングでの応戦射撃行動を開始。
 まず即応した数名により、とにかくと言った様相で撃ち込まれた小銃弾群が、木立の向こうに飛び込んだそれが。そこに居た群れ――帝国兵達を手当たり次第に貫き弾き始めた。

「ッぅ……!」

 それに一拍遅れる形で、少し臆し躊躇する色をみせつつも。
自身の装備火器である7.62mm機関銃 M240Bを突き出し構えたのは、樹木の根に伏せてカバーした百甘。
 そして百甘はその太い根の上に置き据えたM240Bの引き金を、次には意を決するように引いた。
 ――開始されたのは、唸るような連続的な射撃音を響かせての機関銃掃射だ。
 M240Bが掃き出し始めた無数の7.26mm弾が。百甘の行う、機関銃を薙いで揺らすような照準行動によって、ばら撒かれて木立の向こうに飛び込み注がれてゆく。
 そして向こうより響き届くは、いくつもの悲鳴に叫び声。掃射が帝国兵達を無差別に薙ぎ払い、喰らい始めた証であった。

一玉ひとつたま。観測班は側面からやれ」
「了ッ、周りますッ」

 その繰り広げられた始めた様子光景を前方向こうに観測しつつ。会生は自身の後ろ側方に展開配置していた、観測班のその班長を呼び指示する。
 それに一玉と呼ばれた観測班の班長が呼応。そして三名からなる観測班はカバーを解いて移動行動を開始。
 さほど掛からず観測班は少し離れた側面位置に到着、手早く再カバーして配置。そして班に付随する5.56mm機関銃MNIMIを担当する隊員が、軽機を構え銃口を向け。
 M240Bに続き加わり、帝国兵に向けての横殴りの掃射を始め唸り声を上げた。

「ギャッ!?」
「そ、側面を……ぎぃッ!?」

 木立の向こうより、帝国兵達の狼狽と悲鳴の声が漏れ聞こえて届く。
 側面を取られての浴びせられる十字砲火に、正体不明の攻撃の襲来に。帝国兵達の面白いまでの狼狽の様子が、木立の向こうに見える。
 そして十字砲火に加えての各員の各個射撃も合わせて、帝国兵のその一隊は身を隠す間も無く薙ぎ倒されて行く。

「そんな……ヒィっ!?」

 そして最後に零れ残った一人が、仲間たちの辿った末路姿を目の前に臆した悲鳴を上げ。次には背を向けて慌て逃げ出そうとする姿を見せる。

「ぎぇっ!?」

 だが、響いた甲高い破裂のような音に、そして同時にその帝国兵を襲った貫通の衝撃に。その逃走の企ては阻まれ失敗に終わった。
 帝国兵は短い悲鳴を上げると共に打たれたように仰け反り、地面に沈み沈黙。

「――ダウン」

 その帝国兵よりの延長線上を辿り見れば。
 木立の一点には樹木にカバーして、自身の装備火器である64式7.62mm狙撃銃を構えて照準スコープを覗く、調映の姿が在った。
 小銃のその銃口からは微かな白煙が上がっている。その様子が、帝国兵を仕留めた存在が彼、調映である事を証明していた。

「――その御霊が、汝らの神仏の元へ迎えられんことを」

 その覗いていたスコープより視線を外して狙撃銃を降ろした調映は。直後にはそんな一言を零し紡いだ。
 それは今まさに打ち倒し沈めた帝国兵達の、命無き姿と変わった彼らの。その魂が彼らの神々の元へ無事帰る事を、祈り願うもの。
 失礼ながら、調映の酷く陰険そうな顔立ち外観と。皮肉の発言こそ実に似合うその圧のある声色には、大変に似合わぬ台詞。
 実を明かせば、調映はドライで皮肉の多い人間性格である反面、非常に信心深い一面を持つ者であった。

「――クリアーッ」

 その調映の台詞が終わり、それを引き継ぐように近接戦闘員の船海が声を張り上げる。
 それは一体の無力化を告げるものであり、木立の向こう周辺にはこれ以上の敵性勢力は見止められなかった。
 遭遇接敵から先んじて攻撃を仕掛けて来た帝国兵の一隊は、しかし観測遊撃隊の応戦行動の前に、ものの僅かな時間で全滅する末路を迎えたのであった。

「舟海、村阿むらあ長呉ながくれ、前進して確認するんだ」
「了ッ」

 その様子を向こうに確認し、しかしより確実に無力化状況を掌握するべく。会生は観測班と遊撃班からそれぞれ隊員をピックアップし指名、偵察確認を指示する。
 呼ばれた内の舟海がそれにすぐさま答え、そして指名された隊員等はカバーを解き、警戒を保ちながらも前方へと向かっていった。

「ッぅ……ッー……!」

 傍ら。
 帝国兵達を末路へと辿らせ沈めた火力投射の内、その中核を成した機関銃掃射を行い遂げて見せたM240B射手の百甘は。引き続きの這い構える姿勢で、しかしその王子様のような端麗な顔を酷く歪め崩して、苦く辛そうな声を鳴らし零している。
 百甘は先に明かした臆病で心配性な面と同時に、残酷な光景状況に耐性の無いきらいがあった。
 今も自身の掃射行動のいくらかが帝国兵を弾き沈めたであろう事実に、いささかしんどそうにしている。

「百甘、キツいか?」

 そんな百甘に背後より掛かるは、会生の言葉。それは声色こそ端的で冷淡に聞こえるが、百甘の様子状態を察して案ずる言葉。

「っー……問題ありませんっ!」

 しかしそれに、堪える様子で声を張り上げ答える百甘。
ここまでの様子から戦いの場に身を置くには向かない様子の彼女だが、しかし隊においてこの配置を望んだのはまた彼女自身であった。
 彼女なりの、「守り成し遂げる」には「戦える身でなければならない」という考えと覚悟によるものであった。

「ホントか?」

 それに前方横から皮肉な声が飛ぶ。声の主は調映であり、それはまた今しがたの亡き者を追悼する物から変わり戻った、相手を皮肉るそれ。
 その側に、狙撃銃を構え警戒の姿勢を取っている。

「気張るのは大事だが、キャパを越えての無理はするな。皆も」

 一方、会生は百甘の答えからそれを尊重しつつ。しかし同時に促し言い聞かせる言葉を、百甘はもとよりこの場の皆に紡ぎ飛ばす。

「――前方周辺、クリアッ。再開に支障ナシッ」

 丁度やり取りの区切れを狙ったかのように、前方から舟海の張り上げ知らせる言葉が寄こされる。
 遭遇接敵した帝国兵の一隊の無力化と、周囲に残敵は無い事が確認されたようだ。

「了解ッ――支障無ければ再開する」

 それに会生は言葉を飛ばして返し。それから周囲の各員へ伝え尋ねる。

「了解」
「問題ナシ」

 それに了承了解の、そして支障無い旨が各員より返る。

「行くぞ――」

 それを聞いた会生は、端的に発し告げた。
 それに呼応して観測遊撃班の各員は、散開展開して進行隊形へと再び広がり。そう遠くは無いとの事である目的の村を目指して、進行を再開した。
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