このゲーム知らんけど転生したわ

うめまつ

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ハッピーエンド

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あれからどうなったかと言うと。

兄貴と結婚しました。


近親相姦キモー!!!って思ったら私ら義理の兄妹なんだって。

『公式設定だ。実際に血が繋がってないのは確認済みだ。』

はあ、そうっすか。

このゲーム知らんから何も言えん。

お父様、いや、ちがうか。

お義父様の話だと私は王族の落とし子だとかなんとか濁して説明してた。

よう分からんかった。

言わなきゃ良いだけじゃないの?
庶子なら王位継承権とか掠りもしないじゃん。

でも、そういう危うい血筋だから、悪目立ちしたら簡単に殺されるよって兄貴に言われてゾッとした。

産まれたときから殺され設定を背負ってんのねぇ。

それにしても、うちの両親は私を大事にしてくれてたなぁ。

ぶっちゃけ私の事、押し付けられたんじゃん。

何か見返りが合ったかもしんないけど。

本当に可愛がられてる。

妹に手を出しました宣言の時なんか、お義父様は兄貴をタコ殴りにして、お義母様はわんわん泣いて私を抱きしめてた。

なんか分からんけど、お義母様に釣られて私も号泣しちゃって。

兄貴はお義母様からも扇でばこばこ叩かれ、最後はサーベル片手に殺されそうになってた。

強姦、近親相姦とか確かにいかんけどさー…

実際は何もされてないんだよね。

一人で勝手に寝乱れただけ。

あれは悪かったかなぁーって思ってる。

あの時、私も兄貴に調子合わせれば良かったわ。

兄貴には、血が繋がっとらんの知ってるってなんで黙ってたん?と言うたら、それだと情報の出所を調べるから困るって。


パンパンに腫れた顔で言うてた。

骨折もしていたからしばらくベッドから起き上がれなかった。

私は隣国の叔母さまの養子になり花嫁修行することになって、兄貴も私と違う国へ留学した。

デビュタントは叔母様の国で済ませ帰ったら即結婚。

叔母様が息子の嫁にもらうつもりだったのにとプリプリ怒ってた。

兄貴に話したら、だからあの時叔母様のところにやれなかったって。

ずっと自分の嫁にするつもりだったからって。

いつから好いてくれてたんかな?

そう思ったら心臓痛くて痛くて…

聞きたいことはたくさんあるけど、私の心臓が持たんから全部は聞かんかった。

ご褒美になるかと思って、お兄ちゃんありがとう大好きと言ったら、嬉しいけど犯罪臭がするから名前呼びにしてって言われた。

特殊性癖じゃなかったのね、良かったわ。

あとね、私らがいない間、社交界が大荒れに荒れて、殿下を含めた高位貴族達がシナリオ通り自分らの婚約者に断罪かましてたって。

バカじゃねーの?

マジで強制力って頭、腐らせるんか。

二人とも外国に逃げなかったらマジで危なかった。


兄貴が12人のヒロインを社交界から片す為に他国から間者を使って暗躍したって。
ヒロインはバッドエンドだよって兄貴が言ってた。

バッドエンドがどんなだったか知らん。


子供の頃からそれなりに我が家に訪れる人に挨拶してたから、顔ばれヤバイってことで軟禁状態。

なので社交界の話は家族フィルターを通して耳に入る。


まあ、軟禁と言うても、たっぷり愛してくれる義両親が一緒だし、領民との交流もそれなりにしてるし。


兄貴…いや、えーと、あの…。

兄貴じゃなくて、私の旦那さんは、毎日帰ってくるし、お嫁さんとしてめっちゃ大事にしてくれてる。

夜とかもうどうしたらいいか分からん、恥ずかしい。


一途な旦那さんのおかげで毎日、幸せに暮らしてます。



~終わり~
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