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第六十九話 結婚式の準備
しおりを挟む妹達の嫁ぎ先が決まった私達はエリーゼとの結婚式の準備を始めた。
会場は既に決定している。
私は四天王と魔王を倒した英雄のため、盛大に結婚式を挙げることになってしまった。
式場は王都にある大聖堂で行われることになった。
この結婚式には各国の王族がやってくることになっている。
もちろん、クラバタ王国からもヤワサカ王国からもミドナル王国からもクラメリア王国からも王族がやってくる。
特に、マリナの婚約者になった第2王子は嬉しいだろう。
マリナと1週間以上過ごすことが出来るからだ。
会場以外のことは私達が決めることになった。
エリーゼのウェディングドレスに関しては私が関わることが出来なかったのだ。
エリーゼのウェディングドレスは母上とアメリアとマリナと義叔母上とエリーゼの母親が話し合って決めたらしい。
私は当日まで秘密にされた。
次は会場の飾り付けを決めることにしたのだ。
私達は会場となる大聖堂の見学を行い、私達の結婚式に合う雰囲気をかもし出せるように飾り付けを話し合い、決めた。
次は当日のブーケを決めることにしたのだ。
と言っても、ブーケに使おうとしていた花はもう決まっている。
ブーケに使う花はエリーゼの髪の色と同じ色の緑色の花だ。
その花がエリーゼには前々から似合うと思っていたので、エリーゼ達に力説して、ブーケにその花を使うことが決まった。
最後は義家族となるエリーゼの家族達に改めて挨拶をしたのだ。
まぁ、この挨拶は形だけのものであり、特に問題無く終わった。
結婚式の準備もほぼ終わり、今はエリーゼとお茶会をしている。
「ねぇ、レイグ。僕達、あと少しで結婚するんだね。レイグは僕と結婚出来て嬉しい?」
「嬉しくない訳無いよ。私は結婚式の日が待ち遠しいよ」
「そっか。それなら、僕も嬉しいよ」
そう言い、エリーゼは嬉しそうに微笑んだ。
「あ、そうだ。レイグは子供何人欲しい?」
私はいきなりそんなことを聞かれ、紅茶を噴いてしまいそうになってしまった。
「エ、エリーゼ?いきなりそんなことを聞いてどうしたんだ?」
私の言葉を聞いたエリーゼは不思議そうな表情を浮かべていたのだ。
「えっ、だって、僕達は結婚するだよ?なら、子供のことも考えないと」
「そ、そうだなぁ。うーん、2人かな。最初に生まれてくる子は男の子が良いかな。そして、次に生まれてくる子は女の子が良いかな」
「へぇー、何で?」
「男の子は家を継がせるためだね。女の子はエリーゼと似た子供を育ててみたいと思うからだね」
「そっか、じゃあ、僕、頑張るから」
そう言い、エリーゼは意気込んでいたのだ。
「あ、そうだ。レイグと僕の間に生まれた男の子も悪役顔なのかな?」
「絶対そうだよ。私の家は代々男の子なら悪役顔になる。そして、女の子の場合は妻に似るらしい。だから、エリーゼから生まれてくる女の子はエリーゼ似の子供になるね」
「そっか。これから幸せになろうね、レイグ」
そう言い、エリーゼは満面の笑みを浮かべたのだ。
「ああ。一緒に幸せになろう、エリーゼ」
そう言い、私は笑い返した。
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