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第41話 魔法王との出会い
しおりを挟む3年目の貴族学院の前半授業が終わる2ヶ月前に、王宮に呼ばれていた。
僕は、王宮メイドに案内されて、応接室に着いた。
応接室に入ると、国王陛下と見たことがない男がいた。
「おお、フレック伯爵よく来てくれた。こちらは、ヨルダン魔法国の国王だ」と、国王陛下が僕に言って来た。
「お初にお目にかかります。私は、アレク・フレックと申します。お見知り置き」と、挨拶した。
その後は、簡単な自己紹介をした。
「で、何故私を呼んだのですか?」と、聞いた。
「それはだな、そなたの領にある、リゾートホテルに行きたいそうだ」と、国王陛下が答えた。
「今日は、たぶん大丈夫だと思いますよ。前公爵夫婦が泊まってますけど、夜だけでしたら、施設を使えると思います」と、言った。
その言葉を聞いたヨルダン魔法国の国王は、僕にお礼を言い、準備してくると言い残し、部屋から出て行った。
「時に、フレック伯爵にお願いしたいことがあるのだが」と、聞いて来た。
「ええ、何でしょうか?」と、返した。
「貴族学院を襲撃した首謀者のゲイルの行方を知っているか?」と、聞いて来た。
「ええ、知ってますよ」と、答えた。
「え、知っているのか、今どこにいるのだ?」と、聞いて来た。
「今は、ここから3つ先にあるマラアナ王国で暮らしていますよ。あ、後、再犯の可能性はないです」と、答えた。
「何故、そこまで知っているのだ」と、聞いて来た。
「私が、ゲイルを買って、情報収集のために様々な国に行かせてました」と、答えた。
「では、再犯の可能性がないというのは?」と、聞いて来た。
「ゲイルは、マラアナ王国の王女様付きのメイドの人と籍を入れてるからです」と、答えた。
国王陛下は、疲れた顔で、そうかと返し、儂は休むといい残し、部屋から退室した。
僕は、陛下が退室したのを確認した後に、自分の領のリゾートホテルに向かい、前公爵夫婦から夜の使用の許可を取った。
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