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第91話 結婚式当日
しおりを挟む貴族学院を卒業してから、1ヶ月が経ち、今日は、僕とテレス達の結婚式の日だ。
参列者には、旅の中で出会った人達が来てくれた。名前を挙げると、総ギルド長やクロードさんやエレナさんや親方や剣聖やナレタカ王国の王等の人が来てくれた。その中には、ゲルドやゲイルやデルクも来ていた。そして、カヤやクレアやリシアさんやミナさんやルナさんも来てくれた。
式が始まり、新婦が父親と共に入場して来た。
テレスはアングーレ辺境伯と、アリアはグレーク伯爵と、セシリーはナラダ司教と、フェリスはヨルダン魔法国の王と、エーリゼはサレック伯爵と、入場して来た。
それぞれの髪色に似合うウェディングドレスを着て、僕の瞳の色の宝石が埋め込まれているアクセサリーも身につけて。
「新婦、テレス・アングーレ、アリア・グレーク、セシリー、フェリス・ヨルダン、エーリゼ・サレック、新郎、アレク・フレックに永遠の愛を誓うか?」と、大司祭が聞いた。
「はい、誓います」と、テレスが答えた。
それに続き、アリアとセシリーとフェリスとエーリゼも答えた。
「では、新郎、アレク・フレック、新婦達に永遠の愛を誓うか?」と、大司祭が聞いて来た。
「はい、誓います」と、答えた。
「では、誓いのキスを」と、言ってきた。
僕は、その言葉を聞き、テレスに誓いのキスをした。そして、アリアにもセシリーにもフェリスにもエーリゼにも誓いのキスをした。
全員と誓いのキスをし終えると、教会の中に、これまで聞いたことがない程の大きな祝福の音が聞こえた。
「この夫婦に神のご加護がありますように」と、大司祭が祈りを捧げた。
そして、僕達の結婚式は、王都中から祝福され、大成功を収めたのだ。
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