溺愛前提のちょっといじわるなタイプの短編集

あかさたな!

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社長とシェフ@怖がる方が傷つく

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やり手社長×健気なシェフ
ちょっぴり切ないけど、ハッピーエンドなお話です。




ずっと憧れていた社長・山上透さんが僕・青崎雄馬の働くお店にやってきたと知り浮足だった。

一代で会社を起こし、僅か30歳にして世界にまで手を広げて大企業まで成長させたすごい人なんだ。

その日は幸いにも僕の作ってくれたコース料理を食べてくれて、
なんとそのまま透さんの専属料理人にならないかと引き抜かれた。

もちろんお店に恩は感じていたが、
僕の憧れる気持ちを知っていた店長は快く背中を押してくれた。

そしてとんとん拍子にことが進み、
住み込みで彼のご飯を作る新しい日常が始まった。


◆◆◆◆◆◆

男は胃袋を掴めと言われるが、僕らの関係もそんな感じで

憧れの社長、じゃなくて透さんとは友情以上の深い関係になった。

外で見せるキリッとしてる顔以外にも、
僕の前だけで見せてくれる甘くてかわいい顔をたくさん知れてとても幸せだ。


そんなある日、僕はお弁当を忘れた社長のためにオフィスまで届けにきていた。

少し緊張する、着なれないネクタイもしめて行った。

社長室がある階につき、
エレベーターの扉が開いた時、
世界は一瞬止まった。

見てる方の世界が嘘であればよかったのにとすら祈った。

透さんは副社長の佐々木さんとキスをしていた。

「…ゆうま…」

少しエレベーターから離れていた彼が近づいてくる前に
エレベーターの閉のボタンを連打してドアを閉めた。



◆◆◆◆◆◆


そのまま車に乗り、
いくあてもなくさまよった。

気がついたら辿り着いていたのは都会から少し離れた海が美しいリゾート地だった。

ここは2人で初めて旅行した時に来たところだ。

何してるだろう自分。

~♪
携帯は鳴る。
だが出る気にもなれなかった。

そのまま携帯を車に置き、浜辺を散歩した。

その日はただ日が暮れるまで海を眺めることしかできなかった。




◆◆◆◆◆◆

日が暮れて少し肌寒くなったので車に戻ることにした。

そこに透さんが立っていた。

「よっ」

「えっ、なんで…」

「うーん、それは秘密。
ゆうま少し話がしたい。」

少し改まった顔で硬い声で言われた。

「うん。」

気が乗らない。空気が重い。
話って何?俺とは遊びだったの。

不安で胸が押しつぶされそうだった。

「宿取ったからそこ行こう」

透さんはそのまま助手席に乗ってしまったので、仕方なくいくしか無くなった。

宿着くまでは2人とも無言で車内の空気がとても重かった。

なんで、なんでくるの。
もう泣かないように
爆発しそうな想いが溢れないように必死に堪えた。


◆◆◆◆◆◆


「お茶でも飲まないか」

そう言って、透さんが部屋に置かれていたお茶を入れてくれた。

いつもは僕の仕事なのに。

「どうぞ」

「…いただきます」

「…ゆうま、逃げないで最後まで話を聞いてほしい。」

「……」

「俺とアイツはもう終わったんだ。あれは事故だよ。」

「……」

事故か。僕達は付き合ってるわけじゃないのに。
ただ僕が勝手に盛り上がって勝手に傷ついてたんだ。

「ゆうま、俺のこと嫌いになった?」

「……」

そんな聞き方はずるい。
透さんのこと嫌いになれるわけなんてないのに。


「ごめん、傷つけて。ゆうまは俺のことを好きなのは知ってた。でも怖かったんだ。」

「…!」

テーブルに置いていた手に彼の手が重ねられる。

「これからちゃんと真剣にゆうまと向き合いたい。だからもう一度チャンスをくれないか。」

「…………」

もう思考が追いついてこない。
彼の思いは力強い手からすごく伝わってくる。
でも、なんで…

悲しみと寂しさで涙が止まらなくなった。

「ごめんね」

そう言って透さんは僕を膝に乗せてぎゅっとして背中をさすってくれた。


「…っひ…っく…透さんのばか…」


◆◆◆◆◆◆

涙が落ち着いてきた頃、
顔洗うついでに一緒にお風呂に入ることにした。

「自分でできます」

僕の頭を洗おうとしてた透さんの手を振り解くが

「いいから、俺にやらせてよ」

と言って、彼に押し負けてされるがまま甘えてしまった。

少し心地よかったのは彼には絶対言わないけど。


「…ちょっ…そこは体は自分でやりますから!!」

頭を洗い終わって、透さんはそのまま石鹸を泡立てて素手で体を洗おうとしていた。

「だーめ。ほら大人しくしてて」

そのまま無意識かわざとか
彼の手が胸の先端をくすぐったいくらい触れ、
変に意識してしまい、下半身が勝手に少し反応してしまっていた。

「ちょっ…あとは本当に大丈夫ですから」

彼の手があと少しでお腹の下の方まで下がりそうなところで
逃げるように椅子から立ち上がった。

流石に引かれてしまう。僕が変なこと考えてるみたいじゃん。

「こらっ」

結局腰を掴まれ椅子に戻された。

「あ~なるほどねー。」

そしてあっけなく、バレてしまった。

「…っ…あの…生理現象なんで」

「そうだねー」

彼は引くどころか、そこをさらに高めようとしてきた。

太ももを泡でぬるぬると触ったあと、またおなかやそこの付け根近くまで絶妙な力加減の指が迫る。

「…っ…はう…」

「ごめんごめん。くすぐたかったねー」

そう口でいうが、彼の指は止まるどころか、さらに際どくなっていく。

「こっちも洗わないとね」

そう言って、完全に触って欲しそうに立ち上がっているそこは石鹸のせいではない湿り気があったのはどちらがみても明確だった。

「ここちゃんときれいにしないとねー」

「…っ…はぁ…っ…」

こっちが1人で変な気分になってるみたいで、透さんはただ淡々と綺麗にしてくれる。

「あれ、また出てきちゃったねー」

「…っ/////」

むしろそこは治るどころか、
勝手に期待感を募らせていく。

「あっ…まって!!!」

透さんの手はあろうことがそこの先端をそのまま手のひらでぬるぬると包み込む。


「あっ…はあっ…////」

人からそんなところを触られるのなんて初めてで、
でもそれ以上にこの状況自体にも興奮してしまっていた。

「我慢は良くないよー。一回出そうか」

「…あっ…//////」

そして俺はあっけなく果てた。


しばらく落ち着いた頃、違うものが込み上げてくる。
そうトイレ行きたい。

「あの…僕ちょっと…」

「うん?どうした?」

「その…トイレに」

「あー、ここでしてみ」
僕の行動の意図が分かってから、彼はオスのような低い声でそう促した。

「いや!いかせてください」

逃げようとする僕の腰を彼はまた椅子に押さえつける。

そしてそのまま下腹部をマッサージしてきた

「ちょっ…待って…本当に…」

「大丈夫だよ、ほらしー」

「やだ…やめて…っ」

「しー」

「あっあ~///////」

水音と共に、そこに水溜まりができていき、やがて排水溝へと流れた。

「はいよくできました」

「…っ…//////」


そんな初めてだらけの恥ずかし夜はあっという間だった。

透さんと両思いになって、ちゃんと仲直りして、そして恋人になれた。

まだ少し心がザワザワするけれど、
彼の腕の中で眠るときは温もりで何も考えたくなくなる。

これからはどんな日々が始まるんだろう…
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