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環境変化編 第九章:自分の力で根を下ろす
異世界再認識 店主転院
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「別の国の言葉を喋ってた。なのに今まではこの国の言葉を使ってた。大陸語の話し方を忘れたのか。と言っても今までその別の言葉は使ったことはない……。頭への衝撃の後遺症とも思えるんだけど、衝撃自体もない……」
病院の開業時間になる前に医者が看護師を伴って巡回し、店主の病室にやって来た。
店主の様子を見る。
「青い顔をしてるのは心配事があるからかな。健康状態は良好。……まぁ私からはこれ以上何も言えないねぇ。退院してもらった方がいいと思うんだけど」
「病院の先生からそんなこと言われちゃあ、あとは……」
「おっと、私の前ではそれ以上言わないでね。その……セレナさんとか言ったっけ? その人とは連絡はつかないの?」
確かにニィナがそこまで面倒を見るほどの間柄ではない。
だがここまで世話をするのは性格のようだ。
「……テンシュー、ここ、退院だって。タイイン。わかる? 病院を出るよ」
店主の反応は頷くだけ。
しかしベッドから立ち上がり、病院から手配してもらったパジャマを脱ぎ始める。
「じゃあ会計は……そのセレナさんって人が来てからでもいいから。お大事にね」
医者と看護師は退室し、病室には帰り支度を始める店主とそれを待つニィナ。
この世界では、体の具合が悪くなる原因は二つある。
病気や怪我によるものは店主の世界にもある病院で治す。
そしてもう一つは魔術や魔法によるもの。
それは魔術所と呼ばれる診療所で治療を受けることになる。
しかし魔術所と病院は連携が取れない。むしろ反目している仲である。
「あたしはどっちとも仲のいい先生はいるけど、先生同士で仲が悪いってのは何とかしてほしいねぇ……。ってそんなことを言ってもテンシュは……言ってる事分かんねえか」
ニィナは店主を顔を見る。
店主は苦しい表情を浮かべるが、体調不良などではなく、ニィナの独り言を何とか聞き取ろうとするが理解できないそんな苦悩を抱えているように見える。
いいよいいよ、無理しなさんな。
そう言いながら労わるように背中をポンポンと叩きながら病室を出る。
そのまま店主を支えながら病院を後にした。
ニィナは店主を、今度は魔術所に連れていくことにした。
途中で自分の店の建具屋に立ち寄り、法具店の様子を店の手伝いの者に聞く。
まだセレナが帰ってきていないことを聞き、書き置きの内容を書き換えるように頼む。
「まぁ今日も大掛かりな仕事はないからいいッスけど……。引っ越ししてきたばかりで素性も知らないんでしょ? まぁ昨日の状況が状況なだけにほっとけなかったから物のついでってこともあるでしょうけどねぇ」
「気を失ったんだ。普通じゃないよ。あたしらの仕事だって、そんな事故起きたりすることあんだろ? 万一に備えるのは当然だろうよ。病院じゃ退院のお墨付きもらったから、ジムナーさんとこに行ってくるよ。じゃ、そっちも頼んだよ」
若い衆はニィナの言葉に納得し、ニィナからの頼みを受けて『法具店アマミ』に行き、ニィナは魔術所に向かった。
「いらっしゃい。ほう、ニィナじゃないか。連れかい? どうした?」
ニィナは店主を連れて、『ジムナー魔術診療所』という看板がかかった建物の中に入る。
所長のジムナーはエルフ種の老婆で、幼い頃からニィナの面倒を見てきた魔術師であり、法術での健康を損なった者の治療をする療法師でもある。
「この人のこと診てほしいんだ。病院に一晩入院したんだけど、今朝医者からは健康状態はいいって言われて退院してきたんだ。貧血じゃないかって言われたんだけど……」
「……ほう……。ミラージャーナの医者は藪医者揃いだからな。……数日入院してもらおうか」
診察らしいこともせず、テンシュを一目見て入院を言い渡す。
「ちょ、ジムナー先生。見ただけで分かるの?」
「何か……でかい魔術をかけられた。それに体が馴染んだ。ところがそれが体から抜けていった。それで気を失った。そんな流れさね。そんな跡が感じられる。ところでこの人は誰なんだい? 心の中が乱れすぎてるような気がしないでもないねぇ……。それとも後ろめたいことを抱えてるのか……」
店主を覗き込むジムナー。
生唾を飲む店主。
「バカ言わないでよ。確かにそんなことあるかもしんないけど、あたしを助けてくれた人なんだから」
その時診察室の扉が開く。
「姐御いますかっ。ちと俺の手に負えない用事が……あ、すいません、先生。駆け込んじゃいました」
「なんだい、ニィナんとこの若造かい。迅速なのは結構だが、診察室に飛び込んでくる奴があるかい。そういうことで、その巨大な魔力の持ち主が誰かってことを突き止めれば、気を失った原因が早く分かるだろうね。おぅ、坊や。ニィナの用件はこの人を病室に案内するまでちょっと付き合いな」
「へ? お、俺も? まぁ大至急ってわけじゃねぇッスけど……」
「悪いねデルフィ。頼むよ」
「……でも俺、正直この人のことよく知らねぇッスよ。どなたなんで?」
ニィナはデルフィにこれまでの事を詳しく伝える。
ジムナーもその説明に耳を傾け、診察の結果もそれに加えた。
「でもどこから来たってのが分からねぇってのは怪しくないっすか? それにどこの国か分からない言葉も口にするなんざ、普通じゃないッスよ。それにでけぇ魔力とかなら分かるッスよ? 何その巨大な魔力って。そんなレベルの魔力誰が持ってるんスか?」
デルフィに言われて気付くニィナ。
健康を害するほどの魔力が関係していると判断した魔術師でもあるジムナーに巨大と言わしめる魔力の持ち主など、ざらにはいない。
「けど、困ってる人がいたら助ける。助けてもらった恩は忘れない。これは仕事の心がけなんかじゃねぇんだよ。生き方の問題さ。なぁに、あんたのこともあたしが守ってやるから心配すんなっ。あはははは」
久しぶりの笑い声をあげるニィナ。彼女を心配そうに見て、そして店主には怪しむ目を向けるデルフィ。何やら不安そうに考え込んで廊下を見ている店主。
ジムナーはその三人を連れて、店主が入院する部屋に案内した。
病院の開業時間になる前に医者が看護師を伴って巡回し、店主の病室にやって来た。
店主の様子を見る。
「青い顔をしてるのは心配事があるからかな。健康状態は良好。……まぁ私からはこれ以上何も言えないねぇ。退院してもらった方がいいと思うんだけど」
「病院の先生からそんなこと言われちゃあ、あとは……」
「おっと、私の前ではそれ以上言わないでね。その……セレナさんとか言ったっけ? その人とは連絡はつかないの?」
確かにニィナがそこまで面倒を見るほどの間柄ではない。
だがここまで世話をするのは性格のようだ。
「……テンシュー、ここ、退院だって。タイイン。わかる? 病院を出るよ」
店主の反応は頷くだけ。
しかしベッドから立ち上がり、病院から手配してもらったパジャマを脱ぎ始める。
「じゃあ会計は……そのセレナさんって人が来てからでもいいから。お大事にね」
医者と看護師は退室し、病室には帰り支度を始める店主とそれを待つニィナ。
この世界では、体の具合が悪くなる原因は二つある。
病気や怪我によるものは店主の世界にもある病院で治す。
そしてもう一つは魔術や魔法によるもの。
それは魔術所と呼ばれる診療所で治療を受けることになる。
しかし魔術所と病院は連携が取れない。むしろ反目している仲である。
「あたしはどっちとも仲のいい先生はいるけど、先生同士で仲が悪いってのは何とかしてほしいねぇ……。ってそんなことを言ってもテンシュは……言ってる事分かんねえか」
ニィナは店主を顔を見る。
店主は苦しい表情を浮かべるが、体調不良などではなく、ニィナの独り言を何とか聞き取ろうとするが理解できないそんな苦悩を抱えているように見える。
いいよいいよ、無理しなさんな。
そう言いながら労わるように背中をポンポンと叩きながら病室を出る。
そのまま店主を支えながら病院を後にした。
ニィナは店主を、今度は魔術所に連れていくことにした。
途中で自分の店の建具屋に立ち寄り、法具店の様子を店の手伝いの者に聞く。
まだセレナが帰ってきていないことを聞き、書き置きの内容を書き換えるように頼む。
「まぁ今日も大掛かりな仕事はないからいいッスけど……。引っ越ししてきたばかりで素性も知らないんでしょ? まぁ昨日の状況が状況なだけにほっとけなかったから物のついでってこともあるでしょうけどねぇ」
「気を失ったんだ。普通じゃないよ。あたしらの仕事だって、そんな事故起きたりすることあんだろ? 万一に備えるのは当然だろうよ。病院じゃ退院のお墨付きもらったから、ジムナーさんとこに行ってくるよ。じゃ、そっちも頼んだよ」
若い衆はニィナの言葉に納得し、ニィナからの頼みを受けて『法具店アマミ』に行き、ニィナは魔術所に向かった。
「いらっしゃい。ほう、ニィナじゃないか。連れかい? どうした?」
ニィナは店主を連れて、『ジムナー魔術診療所』という看板がかかった建物の中に入る。
所長のジムナーはエルフ種の老婆で、幼い頃からニィナの面倒を見てきた魔術師であり、法術での健康を損なった者の治療をする療法師でもある。
「この人のこと診てほしいんだ。病院に一晩入院したんだけど、今朝医者からは健康状態はいいって言われて退院してきたんだ。貧血じゃないかって言われたんだけど……」
「……ほう……。ミラージャーナの医者は藪医者揃いだからな。……数日入院してもらおうか」
診察らしいこともせず、テンシュを一目見て入院を言い渡す。
「ちょ、ジムナー先生。見ただけで分かるの?」
「何か……でかい魔術をかけられた。それに体が馴染んだ。ところがそれが体から抜けていった。それで気を失った。そんな流れさね。そんな跡が感じられる。ところでこの人は誰なんだい? 心の中が乱れすぎてるような気がしないでもないねぇ……。それとも後ろめたいことを抱えてるのか……」
店主を覗き込むジムナー。
生唾を飲む店主。
「バカ言わないでよ。確かにそんなことあるかもしんないけど、あたしを助けてくれた人なんだから」
その時診察室の扉が開く。
「姐御いますかっ。ちと俺の手に負えない用事が……あ、すいません、先生。駆け込んじゃいました」
「なんだい、ニィナんとこの若造かい。迅速なのは結構だが、診察室に飛び込んでくる奴があるかい。そういうことで、その巨大な魔力の持ち主が誰かってことを突き止めれば、気を失った原因が早く分かるだろうね。おぅ、坊や。ニィナの用件はこの人を病室に案内するまでちょっと付き合いな」
「へ? お、俺も? まぁ大至急ってわけじゃねぇッスけど……」
「悪いねデルフィ。頼むよ」
「……でも俺、正直この人のことよく知らねぇッスよ。どなたなんで?」
ニィナはデルフィにこれまでの事を詳しく伝える。
ジムナーもその説明に耳を傾け、診察の結果もそれに加えた。
「でもどこから来たってのが分からねぇってのは怪しくないっすか? それにどこの国か分からない言葉も口にするなんざ、普通じゃないッスよ。それにでけぇ魔力とかなら分かるッスよ? 何その巨大な魔力って。そんなレベルの魔力誰が持ってるんスか?」
デルフィに言われて気付くニィナ。
健康を害するほどの魔力が関係していると判断した魔術師でもあるジムナーに巨大と言わしめる魔力の持ち主など、ざらにはいない。
「けど、困ってる人がいたら助ける。助けてもらった恩は忘れない。これは仕事の心がけなんかじゃねぇんだよ。生き方の問題さ。なぁに、あんたのこともあたしが守ってやるから心配すんなっ。あはははは」
久しぶりの笑い声をあげるニィナ。彼女を心配そうに見て、そして店主には怪しむ目を向けるデルフィ。何やら不安そうに考え込んで廊下を見ている店主。
ジムナーはその三人を連れて、店主が入院する部屋に案内した。
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