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巨塊討伐編 第一章:「天美法具店」店主、未知の世界と遭遇
常連客一組目が常連客になる前はアルバイターでした 2
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「テンシュー。相談だって。この子たちのこと覚えてるでしょ?」
「客の顔なんぞ覚えてる訳ねぇだろうが! これから仕事しようって時に邪魔すんな!」
「す、すいません、テンシュさん。以前道具の作製をお願いした者なんですが」
顔は覚える気がなくても、作った道具や武器には覚えがある。
例え装飾部分だけであっても店主が手掛ける物には道具の能力を高めるため、使用者の能力を補助するためなど必ず意味が存在する。どんな些細な物であろうと、成し遂げた仕事の中身は店主が全身全霊をかけて育てたようなもの。店主が忘れるはずがない。
「ここで最初に作った道具の依頼主か。一人一品っつったのに二つも作らせた奴もいたっけな。覚えてるぞ。お前らの事は忘れたが。と言うか覚える気はないが」
「覚えてくれないんですか……」
彼らが所有または装備している物を観察するために彼らに近づく。だがその持ち主にはまったく関心を持たない。
「十分に活用……してる割には傷の跡が少ないな。いや、使ってねぇんじゃねぇか? これじゃ作ってやった意味がねぇじゃねぇか。ま、全部俺が作ったわけじゃねぇから別にいいが、それでも作ったもんを無駄にされると気分は良くねぇわな」
五人は表情が暗い。喉から手が欲しかった装備の一部を手にした者の顔ではない。
「それが……ちょっとそのこと絡みで相談に来たんです」
セレナは五人を椅子に座らせると、ポツリポツリと話し始める。
「えっと、まだきちんと自己紹介してなかったっすよね。俺らみんな冒険者で『風刃隊』ってチームを作ったんです。で俺がリーダーの」
「すまんな。興味ないから話聞かなくていいか?」
セレナは腕組みをしてしばらく無言のまま店主を睨む。
彼女は五人の力になる気満々だが、五人は彼女の迫力に気圧されるように感じる上、店主からも突き放されて居心地悪そうに肩身を狭くしている。
「テンシュ。話進まないでしょ? いいから人の話聞いたげて。この人話聞いてなかったら私が後で伝えるから気にしないでどんどん話して?」
「じゃあ俺はここにいなくていいじゃねぇか」
駄々をこねる店主を睨んで大人しくさせると、リーダーに話の続きを促した。
「俺は人族のワイアットって言います。この背の高い奴はエルフ種のギース。こっちの背の低い奴はミュール。ドワーフ族です」
「あー、もうわかんね。仕事始めていいか?」
「テンシュ……いちいち話の腰折らないでくれる? いい加減にしないと流石の私も」
「種と族ってどう違うんだよ。何も知らねぇのに知ってる前提で話すんなよ。分からないところが分からないって言う成績の低い学生の言い訳が出ちまうっつーの」
「が、学生?」
ワイアットの反応で、この世界には学校というものがないらしいことを知った店主。
彼が言った言葉が自分にも即座に返ってきたかたちだが、店主はそのことに気付かない。
セレナが店主に分かりやすく説明をする。
「あ、テンシュは時々こっちでは分からない話を始めちゃう時があるから気にしないでいいよ。テンシュ、族ていうのはそれ以外に所属する種族がないってこと。種は大まかに分けた種族の分類。だからこのリーダーのワイアットは純粋な人間。テンシュと同じよ。だけどこっちの背の高いのはエルフって言う種族。私と同じだけど、他の種族も混ざってる。私よりも筋肉が盛り上がってるからドワーフ族も入ってるのかな? 背の低い彼もワイアットと同じく、ドワーフ以外の何者でもないってことね」
店主は何となく把握はしたが、上手い例が思い浮かばない。鶏とペンギンは同じ鳥類だが、この世界にいるかどうかも不明。
だが店主の詳しいジャンルなら、言葉は違えども理解できたかどうかの把握は出来ることに気が付いた。
「同じトルマリンでも、無色ならお前が置き去りにしたでかいアクロアイトとか黄色ならイエロートルマリンとか、赤っぽいルベライトなんて呼び名が別になったりするみたいなものか」
「初めて聞く名前があるけど、そっちのトルマリンって宝石がこっちのヴェイコーダなら、多分その解釈で合ってる。同じ種類だけど別名の物だったり別物だったりする感じね」
店主の理解が追い付いたのを見て、ワイアットは仲間の紹介を続ける。
「それでこっちは獣人種の双子姉妹。杖の長いのを持っているのが姉のウィーナ。短い杖を持ってるのがミール」
「ウィーナ」
「ミール」
「「です」」
双子姉妹が同時に挨拶。セレナがさらに説明の補足をする。
「獣人族というのはないわね。獣と人の混ざった種族なんだけど、獣の種類はたくさんあるし、混ざる割合も様々だから。一般的にその種が定着して、同じ割合の種族が多くなると何とか族って言われるようになるわね。だからこの二人は爬虫類の獣人種ってわけ。けど爬虫類の中でさらに種族が絞られると族を付けることもあるの。えっと、二人はトカゲの獣人族でいいのかしら? 鱗っぽいのがあるけど、ワニとかヘビとかよりも体や顔つきがそっちに似てるし」
セレナの問いかけに二人は頷く。
「テンシュさん……つんだっけ? そういう呼び方とか知らない人? 他の国から来たのか? この国じゃごく当たり前の呼び方なんだけどな」
ギースと紹介された背の高いエルフは怪訝な顔をする。一般常識の事を改めて尋ねられればその常識を知らない人物ということになるから彼のような疑問を持つのは自然の事。
「テンシュさんがどこから来たかって話はおいといて、テンシュさんに作ってもらった物を装備して斡旋所に行ったんだ。確かに紹介してもらえる依頼の数は増えたんだけど」
「二つや三つじゃ……増えたことには違いないけど、毎回依頼が見つかるわけでもなし」
「装備品なしでも達成できる依頼がほとんどだったよね」
冒険者になったばかりかここに来たばかりの初心者めいたチームなら、確かに頼りにする依頼人も多くない。双子が力を落として不満が出るのも分かる。
せめて経験を積んだり鍛錬を重ねれば斡旋所からの待遇も良くなるのだろうが。
「その前に生活費が底をつきそうなんです……」
ドワーフ族のミュールが泣き言を言い出す。
しかしそんな相談をされても何ともしようがない。何せ道具屋なのである。自分の持ち物でも売りに来ればいくらかはお金は入るだろうが、売れる物を持っているとは限らない。
「愚痴言うだけなら、相手は案山子だって別に構わんだろ? 俺作業に入るから」
冷たい、思いやりのない店主と思われるだろうが、彼と店の出来ることは道具作りであり、生活に困窮している者達への援助ではない。のだが、話の趣が変わって来る。
「ここでバイトなんかはさせてもらえませんか? 用心棒とか」
「斡旋所からは待遇が急に良くなったわけじゃないだろ? それだけ力に成長は見られないと判断されてるってこった。そんな奴が用心棒をしてる店なら、族からすりゃ狙い目の店になっちまう。完璧に撃退できても次から次へと賊が押し入られる評判は流れるわな。この店にはいい印象は生まれない」
「じゃあレジとかはどうですか? 店員のバイトとか」
「あ」
双子の姉からの提案にセレナは思わず声を出す。
「客の顔なんぞ覚えてる訳ねぇだろうが! これから仕事しようって時に邪魔すんな!」
「す、すいません、テンシュさん。以前道具の作製をお願いした者なんですが」
顔は覚える気がなくても、作った道具や武器には覚えがある。
例え装飾部分だけであっても店主が手掛ける物には道具の能力を高めるため、使用者の能力を補助するためなど必ず意味が存在する。どんな些細な物であろうと、成し遂げた仕事の中身は店主が全身全霊をかけて育てたようなもの。店主が忘れるはずがない。
「ここで最初に作った道具の依頼主か。一人一品っつったのに二つも作らせた奴もいたっけな。覚えてるぞ。お前らの事は忘れたが。と言うか覚える気はないが」
「覚えてくれないんですか……」
彼らが所有または装備している物を観察するために彼らに近づく。だがその持ち主にはまったく関心を持たない。
「十分に活用……してる割には傷の跡が少ないな。いや、使ってねぇんじゃねぇか? これじゃ作ってやった意味がねぇじゃねぇか。ま、全部俺が作ったわけじゃねぇから別にいいが、それでも作ったもんを無駄にされると気分は良くねぇわな」
五人は表情が暗い。喉から手が欲しかった装備の一部を手にした者の顔ではない。
「それが……ちょっとそのこと絡みで相談に来たんです」
セレナは五人を椅子に座らせると、ポツリポツリと話し始める。
「えっと、まだきちんと自己紹介してなかったっすよね。俺らみんな冒険者で『風刃隊』ってチームを作ったんです。で俺がリーダーの」
「すまんな。興味ないから話聞かなくていいか?」
セレナは腕組みをしてしばらく無言のまま店主を睨む。
彼女は五人の力になる気満々だが、五人は彼女の迫力に気圧されるように感じる上、店主からも突き放されて居心地悪そうに肩身を狭くしている。
「テンシュ。話進まないでしょ? いいから人の話聞いたげて。この人話聞いてなかったら私が後で伝えるから気にしないでどんどん話して?」
「じゃあ俺はここにいなくていいじゃねぇか」
駄々をこねる店主を睨んで大人しくさせると、リーダーに話の続きを促した。
「俺は人族のワイアットって言います。この背の高い奴はエルフ種のギース。こっちの背の低い奴はミュール。ドワーフ族です」
「あー、もうわかんね。仕事始めていいか?」
「テンシュ……いちいち話の腰折らないでくれる? いい加減にしないと流石の私も」
「種と族ってどう違うんだよ。何も知らねぇのに知ってる前提で話すんなよ。分からないところが分からないって言う成績の低い学生の言い訳が出ちまうっつーの」
「が、学生?」
ワイアットの反応で、この世界には学校というものがないらしいことを知った店主。
彼が言った言葉が自分にも即座に返ってきたかたちだが、店主はそのことに気付かない。
セレナが店主に分かりやすく説明をする。
「あ、テンシュは時々こっちでは分からない話を始めちゃう時があるから気にしないでいいよ。テンシュ、族ていうのはそれ以外に所属する種族がないってこと。種は大まかに分けた種族の分類。だからこのリーダーのワイアットは純粋な人間。テンシュと同じよ。だけどこっちの背の高いのはエルフって言う種族。私と同じだけど、他の種族も混ざってる。私よりも筋肉が盛り上がってるからドワーフ族も入ってるのかな? 背の低い彼もワイアットと同じく、ドワーフ以外の何者でもないってことね」
店主は何となく把握はしたが、上手い例が思い浮かばない。鶏とペンギンは同じ鳥類だが、この世界にいるかどうかも不明。
だが店主の詳しいジャンルなら、言葉は違えども理解できたかどうかの把握は出来ることに気が付いた。
「同じトルマリンでも、無色ならお前が置き去りにしたでかいアクロアイトとか黄色ならイエロートルマリンとか、赤っぽいルベライトなんて呼び名が別になったりするみたいなものか」
「初めて聞く名前があるけど、そっちのトルマリンって宝石がこっちのヴェイコーダなら、多分その解釈で合ってる。同じ種類だけど別名の物だったり別物だったりする感じね」
店主の理解が追い付いたのを見て、ワイアットは仲間の紹介を続ける。
「それでこっちは獣人種の双子姉妹。杖の長いのを持っているのが姉のウィーナ。短い杖を持ってるのがミール」
「ウィーナ」
「ミール」
「「です」」
双子姉妹が同時に挨拶。セレナがさらに説明の補足をする。
「獣人族というのはないわね。獣と人の混ざった種族なんだけど、獣の種類はたくさんあるし、混ざる割合も様々だから。一般的にその種が定着して、同じ割合の種族が多くなると何とか族って言われるようになるわね。だからこの二人は爬虫類の獣人種ってわけ。けど爬虫類の中でさらに種族が絞られると族を付けることもあるの。えっと、二人はトカゲの獣人族でいいのかしら? 鱗っぽいのがあるけど、ワニとかヘビとかよりも体や顔つきがそっちに似てるし」
セレナの問いかけに二人は頷く。
「テンシュさん……つんだっけ? そういう呼び方とか知らない人? 他の国から来たのか? この国じゃごく当たり前の呼び方なんだけどな」
ギースと紹介された背の高いエルフは怪訝な顔をする。一般常識の事を改めて尋ねられればその常識を知らない人物ということになるから彼のような疑問を持つのは自然の事。
「テンシュさんがどこから来たかって話はおいといて、テンシュさんに作ってもらった物を装備して斡旋所に行ったんだ。確かに紹介してもらえる依頼の数は増えたんだけど」
「二つや三つじゃ……増えたことには違いないけど、毎回依頼が見つかるわけでもなし」
「装備品なしでも達成できる依頼がほとんどだったよね」
冒険者になったばかりかここに来たばかりの初心者めいたチームなら、確かに頼りにする依頼人も多くない。双子が力を落として不満が出るのも分かる。
せめて経験を積んだり鍛錬を重ねれば斡旋所からの待遇も良くなるのだろうが。
「その前に生活費が底をつきそうなんです……」
ドワーフ族のミュールが泣き言を言い出す。
しかしそんな相談をされても何ともしようがない。何せ道具屋なのである。自分の持ち物でも売りに来ればいくらかはお金は入るだろうが、売れる物を持っているとは限らない。
「愚痴言うだけなら、相手は案山子だって別に構わんだろ? 俺作業に入るから」
冷たい、思いやりのない店主と思われるだろうが、彼と店の出来ることは道具作りであり、生活に困窮している者達への援助ではない。のだが、話の趣が変わって来る。
「ここでバイトなんかはさせてもらえませんか? 用心棒とか」
「斡旋所からは待遇が急に良くなったわけじゃないだろ? それだけ力に成長は見られないと判断されてるってこった。そんな奴が用心棒をしてる店なら、族からすりゃ狙い目の店になっちまう。完璧に撃退できても次から次へと賊が押し入られる評判は流れるわな。この店にはいい印象は生まれない」
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