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巨塊討伐編 第二章:異世界と縁を切りたい店主が、異世界に絡み始める
休店開業 の再開 4
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一階の作業場に着いた三人。作業の心得などがないブレイドは、目の前にある材料の数々の山をこれからどのようにして同じような道具が出来上がるのか見当もつかない。
「セレナ。俺が頼んだ条件を持ってる材料候補はこれが全部だな」
「えぇ。でもこれを作るのにこんなにたくさん用意するものなの?」
七種類の色の宝石が色の違いが分かるように種類ごとに箱の中に入れられ積まれている。他にもクッションと金属板、はめ込みの金属も幾種類かに分類され、やはり宝石と同じように箱詰めで積まれていた。
「さぁて……まずは見本の防具の効力は何を図ったものかを見極めなきゃな。それから土台とクッションの素材選びの後で宝石選びか」
「……何か手伝うことない?」
セレナが恐る恐る聞いて来る。これからの手伝いでどんなことをしてもらえるかは店主にも予想はつかない。
選別される材料はわずか。山ほど目の前にある素材はまた倉庫に逆戻りになる。
これだけ多くの材料を持ち出して来たのだから、倉庫に戻す作業も必要になる。
その作業だけでも店主には十分有り難かった。彼女がいなければ素材集めはまだ終わっていなかっただろう。
「まず天井近くまで積まれている箱には何が入ってるかを見たい。つか、どうやって積み上げたんだよこれ」
店主の身長を考えると確かに不思議なことだろうが、セレナが背伸びして上に向かって腕を伸ばせば普通に出来る作業。
「俺も何か手伝うか?」
「見本をなくさないようにする以外に役に立たん。リーダーはそいつをしっかり持ってそこらで座ってろ。」
対してブレイドには辛辣である。
こうして店長の、スウォードの防具作りが始まった。
──────────────────────
約七時間後、防具は完成した。
時間を要する溶接や接着は、セレナの加熱と冷却の術で時間を短縮。
店長の作業を後ろで見るしかできないブレイドは「なんで俺達のはこんな風にすぐに完成しないんだ?」と何やらぶつくさこぼしている。
形、大きさ、外見すべてブレイドが手にしているものとほぼ同じ。
ブレイドがその手から防具を落としたら、きっと見分けはつかないだろう。審判係のブレイドに奇妙な緊張感が生まれて来る。
「よーし、上に持っていくぞ。こんな面倒な依頼とっとと終わらせようぜ!」
「待てよテンシュ! そのまま待ってったら! ちょっ」
「いいんじゃない? テンシュがどうなるかちょっと見物(みもの)かも」
ブレイドは両肩を落としため息一つ。そして後ろから声をかけて来たセレナの方を見て、また一つ。
階段を上がろうとしたブレイドはその動きを一瞬止め、道具作りの前まで白熱した話題を再びセレナに持ち出した。
「ウィリックの件、落ち着いたか?」
背中越しに声をかけられたセレナは俯いて少し沈黙する。
「……二人で帰って来た時も、テンシュは今みたいに真剣な顔して仕事してた。あのふざけたことばかり言うテンシュも、仕事中のテンシュも、どっちも普通のテンシュの姿なんじゃないかって、そんなこと思った」
ブレイドは、そのまま黙ってセレナの言葉に耳を傾けている。
「テンシュってさ、ブレないんだよね。私達冒険者も活動してる間は目的は絶対ブレない。そんなことをしたらチームが全滅することもあるし、実際帰って来ないチームもいた。私自身も危ない目に遭ったことは数え切れないほどあった」
「あぁ。だが俺達がブレない姿勢をとれるのは、活動している間だけなんだよな。活動完了して帰ってきたら飲んで食って寝る。余暇を思いっきり楽しむ。そんなメリハリつけた生活が出来る連中が強くなるのも確かだが……」
「うん、でもテンシュってば、ずっと強いまんまなんだよね……。ちょっとヘンなのは私が原因つくっちゃったから反省してるけど、ヘンなこと言いだすととことんヘンなこと言い続けるし……」
すでに店長の姿が見えない階段の上の方から「お前ら早く上がって来い!」という店長の呼びかけが来るまで、二人は二階を見上げていた。
二人が二階に上がると、店長の真正面に座っているスウォードが頭痛を抑えるように額に手のひらを当てているのが目に入る。
「どうしたの? 頭痛いの?」
「あぁ……。なんでこんな本物当てクイズみたいなことしたのかなってな。出題者がヘンだったのが理由なんだが」
セレナがスウォードに心配そうに声をかける。
スウォードからの返事を聞いてテンシュの方を見ると、テンシュもスウォードの態度が理解できない様子。
「セレナ、あなた大丈夫?」
「え? あ、うん。心配してくれてありがと。……後でテンシュにも伝えるつもりだから。……ごめんね、キューリア」
心配するキューリアは、返事をしたセレナに安心する。元気が出たかどうかはともかく、いつものセレナに戻っているように感じた。
「でお客人、あんたの頭痛はともかく、どれがお前のかわかるか? 当てたらサービス。外したらペナルティだぜ」
店長に挑発されたスウォードは、頭から離してそのまま装備品のうちの一つに手を伸ばす。
「これだろ。……テンシュさんよ、あんたバカだろ」
「な……何で……わかった……」
あっさりと見破られて愕然とする店長。誰から見ても、腕に選りをかけて店長が作った物と彼の装備品は瓜二つ。どっちがどっちかわからない。その答えが分かるのは間違いなく自分だけ。にもかかわらずあっさりと見破られた。
「あんたさぁ……」
スウォードは脱力感たっぷりに頭をがっくりと下げた。
「あんたが持ってきた物は二つ。ブレイクが持ってきた物は一つ。俺の物はブレイクに預けただろ。下から真っ先に慌ただしく上がって来たのもあんただし、しかも二つ持ってきてるし」
スウォードの物はそっちですよ。俺が作ったのはこれですよ。
そんなアピールをしながら、出題者である店主が一階から上がってきたようなもの。
これは店主が迂闊だった。
見破られない自信はたっぷりあったし、実際そんなことがなければ正解するのは運任せ以外になかった。
「……う、うん。まぁ正解なんだが……。じゃ、この二つ、セットで差し上げよう……」
「お、おぅ……。アリガトウゴザイマス……」
今朝の険悪な雰囲気はすっかり消えた二階。
誰から何をどう切り出すか、全員が無言で譲り合っているような空気。
「と、とりあえず本物とテンシュが作った物との見分けは、実はできてないんだが、どう違うのか教えてもらえないだろうか」
店長への態度がすっかり変わったようなスウォード。誰もがその心境の変化に戸惑うが、スウォードが求める説明の方へ、二階にいる全員が強い関心を示す。
「あー……。じゃあちと説明するか……道具の説明の前に、道具が持つべき力ってこうであるべきだって思うことがあってな。これはセレナからもそうだが、みんなからも意見を聞きたいところなんだが」
店長に説明を求めたはずが、意見を求められている。
ますます全員が、店長がこれから始める話に興味を持ち始める。
「セレナ。俺が頼んだ条件を持ってる材料候補はこれが全部だな」
「えぇ。でもこれを作るのにこんなにたくさん用意するものなの?」
七種類の色の宝石が色の違いが分かるように種類ごとに箱の中に入れられ積まれている。他にもクッションと金属板、はめ込みの金属も幾種類かに分類され、やはり宝石と同じように箱詰めで積まれていた。
「さぁて……まずは見本の防具の効力は何を図ったものかを見極めなきゃな。それから土台とクッションの素材選びの後で宝石選びか」
「……何か手伝うことない?」
セレナが恐る恐る聞いて来る。これからの手伝いでどんなことをしてもらえるかは店主にも予想はつかない。
選別される材料はわずか。山ほど目の前にある素材はまた倉庫に逆戻りになる。
これだけ多くの材料を持ち出して来たのだから、倉庫に戻す作業も必要になる。
その作業だけでも店主には十分有り難かった。彼女がいなければ素材集めはまだ終わっていなかっただろう。
「まず天井近くまで積まれている箱には何が入ってるかを見たい。つか、どうやって積み上げたんだよこれ」
店主の身長を考えると確かに不思議なことだろうが、セレナが背伸びして上に向かって腕を伸ばせば普通に出来る作業。
「俺も何か手伝うか?」
「見本をなくさないようにする以外に役に立たん。リーダーはそいつをしっかり持ってそこらで座ってろ。」
対してブレイドには辛辣である。
こうして店長の、スウォードの防具作りが始まった。
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約七時間後、防具は完成した。
時間を要する溶接や接着は、セレナの加熱と冷却の術で時間を短縮。
店長の作業を後ろで見るしかできないブレイドは「なんで俺達のはこんな風にすぐに完成しないんだ?」と何やらぶつくさこぼしている。
形、大きさ、外見すべてブレイドが手にしているものとほぼ同じ。
ブレイドがその手から防具を落としたら、きっと見分けはつかないだろう。審判係のブレイドに奇妙な緊張感が生まれて来る。
「よーし、上に持っていくぞ。こんな面倒な依頼とっとと終わらせようぜ!」
「待てよテンシュ! そのまま待ってったら! ちょっ」
「いいんじゃない? テンシュがどうなるかちょっと見物(みもの)かも」
ブレイドは両肩を落としため息一つ。そして後ろから声をかけて来たセレナの方を見て、また一つ。
階段を上がろうとしたブレイドはその動きを一瞬止め、道具作りの前まで白熱した話題を再びセレナに持ち出した。
「ウィリックの件、落ち着いたか?」
背中越しに声をかけられたセレナは俯いて少し沈黙する。
「……二人で帰って来た時も、テンシュは今みたいに真剣な顔して仕事してた。あのふざけたことばかり言うテンシュも、仕事中のテンシュも、どっちも普通のテンシュの姿なんじゃないかって、そんなこと思った」
ブレイドは、そのまま黙ってセレナの言葉に耳を傾けている。
「テンシュってさ、ブレないんだよね。私達冒険者も活動してる間は目的は絶対ブレない。そんなことをしたらチームが全滅することもあるし、実際帰って来ないチームもいた。私自身も危ない目に遭ったことは数え切れないほどあった」
「あぁ。だが俺達がブレない姿勢をとれるのは、活動している間だけなんだよな。活動完了して帰ってきたら飲んで食って寝る。余暇を思いっきり楽しむ。そんなメリハリつけた生活が出来る連中が強くなるのも確かだが……」
「うん、でもテンシュってば、ずっと強いまんまなんだよね……。ちょっとヘンなのは私が原因つくっちゃったから反省してるけど、ヘンなこと言いだすととことんヘンなこと言い続けるし……」
すでに店長の姿が見えない階段の上の方から「お前ら早く上がって来い!」という店長の呼びかけが来るまで、二人は二階を見上げていた。
二人が二階に上がると、店長の真正面に座っているスウォードが頭痛を抑えるように額に手のひらを当てているのが目に入る。
「どうしたの? 頭痛いの?」
「あぁ……。なんでこんな本物当てクイズみたいなことしたのかなってな。出題者がヘンだったのが理由なんだが」
セレナがスウォードに心配そうに声をかける。
スウォードからの返事を聞いてテンシュの方を見ると、テンシュもスウォードの態度が理解できない様子。
「セレナ、あなた大丈夫?」
「え? あ、うん。心配してくれてありがと。……後でテンシュにも伝えるつもりだから。……ごめんね、キューリア」
心配するキューリアは、返事をしたセレナに安心する。元気が出たかどうかはともかく、いつものセレナに戻っているように感じた。
「でお客人、あんたの頭痛はともかく、どれがお前のかわかるか? 当てたらサービス。外したらペナルティだぜ」
店長に挑発されたスウォードは、頭から離してそのまま装備品のうちの一つに手を伸ばす。
「これだろ。……テンシュさんよ、あんたバカだろ」
「な……何で……わかった……」
あっさりと見破られて愕然とする店長。誰から見ても、腕に選りをかけて店長が作った物と彼の装備品は瓜二つ。どっちがどっちかわからない。その答えが分かるのは間違いなく自分だけ。にもかかわらずあっさりと見破られた。
「あんたさぁ……」
スウォードは脱力感たっぷりに頭をがっくりと下げた。
「あんたが持ってきた物は二つ。ブレイクが持ってきた物は一つ。俺の物はブレイクに預けただろ。下から真っ先に慌ただしく上がって来たのもあんただし、しかも二つ持ってきてるし」
スウォードの物はそっちですよ。俺が作ったのはこれですよ。
そんなアピールをしながら、出題者である店主が一階から上がってきたようなもの。
これは店主が迂闊だった。
見破られない自信はたっぷりあったし、実際そんなことがなければ正解するのは運任せ以外になかった。
「……う、うん。まぁ正解なんだが……。じゃ、この二つ、セットで差し上げよう……」
「お、おぅ……。アリガトウゴザイマス……」
今朝の険悪な雰囲気はすっかり消えた二階。
誰から何をどう切り出すか、全員が無言で譲り合っているような空気。
「と、とりあえず本物とテンシュが作った物との見分けは、実はできてないんだが、どう違うのか教えてもらえないだろうか」
店長への態度がすっかり変わったようなスウォード。誰もがその心境の変化に戸惑うが、スウォードが求める説明の方へ、二階にいる全員が強い関心を示す。
「あー……。じゃあちと説明するか……道具の説明の前に、道具が持つべき力ってこうであるべきだって思うことがあってな。これはセレナからもそうだが、みんなからも意見を聞きたいところなんだが」
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