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第3章
56,有力新人略奪戦
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リール村のニールが受付のお姉さんに顔を赤くしながら依頼をしている横でもう1人のお姉さんに岩食いペンギンの調査用カードと、その依頼受付用紙と護衛の事後依頼書2枚と自分のギルドカードを渡す。
「はい、お預かりします……。ぇ……あ、あれ……」
平たい水晶のような物――調査カードの読み取り機なのだろう――にかざし、ギルドカードもかざして確認していくとお姉さんの顔が段々と困惑の表情になっていく。
その様子に首を傾げていると何度も確認していたお姉さんがおずおずと聞いてきた。
「あ、あの……。岩食いペンギンの調査の依頼だったよね?」
「はい、そうですよー。巣は無理して探さなくてもいいということだったのでとりあえず発見したヤツラだけ狩ってきたんですけど……。まずかったですか?」
「あ、いやえっと……。それは問題ないんだけど……。え、ほんとに?」
「はい?」
目をパチクリさせているお姉さんに再度首を傾げるとお姉さんの困惑の視線がオレの後ろの方に向く。
振り返ってみるとある程度距離をとってフシャー、といいながら毛を逆立たせている猫科の大型生物と化したエルフさんと、今にも炎を吐きそうな大型のトカゲのアレのようになった執事がいる。
「まだやってるのか……」
受付のお姉さんが困っているのはオレのギルドカードに岩食いペンギン21匹を討伐したことが記録されている事実についてだろう。
まぁわからないでもない。エリザベートさん曰くものすごく可愛い女の子が、採掘場で働いている筋肉マッチョな男達数十人がすぐに逃げ出さないといけないような魔物を狩ってきたんだから。しかも片道6時間かかるところまで行って討伐含めて半日かかっていないのだ。
そしてその女の子であるオレと知り合いのエリザベートさんに確認を取って欲しいのだろう。
こういうことがあるので出来ればエリザベートさんに処理をしてほしかったのだがまぁ仕方ない。
「エリザベートさん、エリザベートさん」
「フシャー! ムキャー! ……ハッ!? な、何!?」
「……えっと受付のお姉さんが確認したいそうです」
「あはは。今行くね~」
完全に猫科の大型動物になっていたのを誤魔化すように苦笑いして駆けて行く。
可愛い人なんだけど……やっぱり変なエルフさんだ。まぁそこも面白くていいんだけど。
エリザベートさんは知れば知るほど色々な面が見えてきて楽しい。
「ほら、アルも行くよ?」
「はい、お騒がせ致しました」
「そう思うなら自重しようよ……」
「こればかりは相手が喧嘩を売ってきてしまうのでどうしようもないかと存じます」
「そうかなぁ……」
アルも段々色んな面が明らかになってきて嬉しいけど、ちょっと疲れる面については勘弁してほしい。
……賑やかなのはいいんだけどね?
「大丈夫よ、私が保証するから」
「はぁ……。エリザベート先輩がそう仰るなら……」
「確認終わりましたー?」
「もちろんよ~。私がしっかりとワタリちゃんの可愛さを教えておいたからもう大丈夫!」
「え、そんなんでいいんですか?」
「もう先輩何言ってるんですか……。ちゃんと確認は取れたので大丈夫よ。でももうちょっと待ってね」
「はい、わかりましたー」
事後報告書も問題ないようで少ないけど貢献度を加算してもらえそうだ。
貢献度とは登録するときに貰った冊子にランク昇格条件として載っていたものだ。
この貢献度を一定以上ためると次のランクに上がる。
FからEは溜めるだけで上がるけど、それ以上は昇格試験となる依頼を成功させないといけない。
とっとと上のランクになりたいけれど、今はネーシャもいるのでそんなに無理はできない。
今回みたいな割と安全に奇襲できるような条件なら受けてもいいけど早々ないだろう。
「ワタリちゃん、今日はこれからどうするの? 私は今日もいつも通りの時間だから夕ご飯一緒しよ?」
「いいですよー。でもまだ時間ありますからねー……。どうしようかなぁ」
「今から依頼を受けてこなしにいくなんてもってのほかだからね!」
「う……。ヤ、ヤダナーソンナコトオモッテマセンヨー」
「ほんとかなー?」
しゃがんで上目遣いでジト目で攻めてくるエルフさんから視線を逸らしながら棒読みで返す。
最近エリザベートさんにすっかり心を読まれることが多くなってる気がする。
恐るべしエリザベートさん。
「ね、ネーシャは何かしたいことある?」
「え、あ、えっと……。あ! あ、あたしは勉強がしたいです!」
「わぁ……。ネーシャ真面目だなぁ」
「す、すみません。その……。色々と教えてもらえるのが楽しくて……」
「そっかそっか。じゃあ今日はもう部屋に帰って勉強しよっか」
「ぁ……。はい!」
勉強が楽しいなんてネーシャは本当にいい子だなぁ。
そんないい子のネーシャのお願いだ。聞いてあげないわけがない。
「じゃあ部屋で待ってますので、お仕事終わったらいつも通り部屋でいいですか?」
「もちろんよ! あぁー早く終わらないかなー」
エリザベートさんが他の職員さんもいるのにとんでもない発言をしている横で受付のお姉さんはせっせと仕事をしている。
誰も反応しないことからいつもこんな感じなのだろうか。
さすがエリザベートさんだ……。
「はい、お待たせしました。こちらが報酬とギルドカードになります。
またよろしくね! あ、そうそう。王都とかから勧誘が来ても乗っちゃだめよ?」
「え、何。まだあいつらそんなことしてるの?」
「王都からの勧誘ですか?」
「そっか、まだワタリちゃんは知らないのか。じゃあ教えてあげるね!
このラッシュの街の近くに迷宮がたくさんあるのは知ってるでしょ?」
「あ、はい。登録したときに言ってましたね」
「そうそう。それでね、迷宮に挑むやつらは総じてランクがそこそこ高いの。
そんなベテランが多いラッシュの街には新人も多く集まってくる。弟子になったりあわよくばPTにいれて貰えればすごくいい経験になるからね」
「あーなるほど、そういうのを狙って勧誘にくるんですね」
「そうなんだけど、ちょっと違うんだ。最初はそんな感じだったんだけど、最近は有力な新人に声をかけて王都に連れて行っちゃうのよ」
「……誘拐ですか?」
なんだかきな臭い話になってきた。
最近誘拐されかかっただけに他人事じゃない。
でもオレの真剣な顔ににっこりと微笑んだエリザベートさんは安心させるかのように優しい穏やかな声に、より一層の優しさを広げて包み込むように続ける。
「大丈夫よ。誘拐じゃなくてあくまでも本人の意思を尊重して自主的に連れて行くって感じだから。
でもその後の手法があんまり褒められたものじゃないのよね」
「そうなんですよ! まったくあいつら汚いったらありゃしない!」
「へぇー、どういう手なんですか?」
「まず有力な新人に王都で優遇すると言って近づくの。まぁ実際に王都に連れて行って確かに優遇するみたい。
でも有力な新人でも割とピンキリがあるから、本当に使える新人っていうのは一握りなの。
そこで何度か優遇してうまい依頼を受けられるようにするんだけど、連れて行く間やその間で使える人間か確認してある程度使える人間なら優遇の度合いを少しずつ落としていって普通よりちょっとだけ優遇するようにする。
もちろん使える人ならそのまま優遇したままらしいわ」
「使えない人だったら?」
「もちろん優遇も終わり。なんだかんだと理由をつけて無理やり終わらせるらしいわ。時には暴力的にもやってるらしいわ」
「うわ、酷いですね」
「でもそれだけじゃないのよ。ラッシュから王都まで馬車で1ヵ月はかかるからなかなか帰るに帰れないのよ。
帰りの馬車代や日々の生活の為に稼がないといけないし、結局ギルドで依頼を受けなきゃいけない。でも優遇はされないから普通の依頼をこなさないといけない。普通に働くより普通の依頼でもこなした方がこなせるなら儲けもいいしね。
ギルドとしては依頼を受けざるを得ない状況だから優遇を無理やり終わらせても問題ないわけね。
それに鞭だけじゃなくてしっかり飴も与えてるみたいで、PTを紹介したりしてるみたい。
これが不思議でね。散々酷い目にあってると小さな飴でもそれがすごくありがたいように思えちゃうのよ」
「自分達は有力な新人だから優遇すると言われて、気も大きくなっているから気軽に儲けて帰ってこれるだろうと思っていたのもあるんだろうね」
「あー……。詐欺師の常套手段ですねぇ」
「まったくよ。新人だから経験も足りてないし、結構ころっといくらしいわ。そういうところ狡猾よねぇ。
それでね、お金をためるにも時間がかかるしPTを紹介してもらってしがらみも出来る。
そうすると段々とラッシュの街に帰らなくてもいいんじゃないかと思うようになるらしいわ。
実際王都でも依頼はたくさんあるし、元々有力な新人として連れてこられてるわけだからそれなりの腕は持ってるのよ。
なんだかんだでそのまま王都に居ついちゃうんだって」
「なるほど……。よく考えられてるというかなんというか」
「ねー。まったく嫌になるわ! そういうわけでワタリちゃんは誘いに乗っちゃダメよ!」
「ネーシャにもっと経験を積ませてあげたいし、王都に用事もないので乗る気はないですよ」
「そっかーよかったー……。あ、それともちろんワタリちゃんがすごく優秀なことは漏らさないから安心して!」
「王都のヤツラに取られたくないからね、先輩だけじゃなくて私達も絶対漏らさないから安心してね!」
「あはは、頼りにしてます」
「「任せて!」」
受付のお姉さんとエリザベートさんだけじゃなくて奥の職員さんもニールの依頼を処理しているお姉さんもみんなで声を合わせて言ってくる。
どんだけ王都の人達に煮え湯を飲まされてるんだここは……。
そんなこんなで調査報酬と討伐報酬が合計で結構な額になり、たくさんの報酬にホクホクしながらギルドを後にするのだった。
「はい、お預かりします……。ぇ……あ、あれ……」
平たい水晶のような物――調査カードの読み取り機なのだろう――にかざし、ギルドカードもかざして確認していくとお姉さんの顔が段々と困惑の表情になっていく。
その様子に首を傾げていると何度も確認していたお姉さんがおずおずと聞いてきた。
「あ、あの……。岩食いペンギンの調査の依頼だったよね?」
「はい、そうですよー。巣は無理して探さなくてもいいということだったのでとりあえず発見したヤツラだけ狩ってきたんですけど……。まずかったですか?」
「あ、いやえっと……。それは問題ないんだけど……。え、ほんとに?」
「はい?」
目をパチクリさせているお姉さんに再度首を傾げるとお姉さんの困惑の視線がオレの後ろの方に向く。
振り返ってみるとある程度距離をとってフシャー、といいながら毛を逆立たせている猫科の大型生物と化したエルフさんと、今にも炎を吐きそうな大型のトカゲのアレのようになった執事がいる。
「まだやってるのか……」
受付のお姉さんが困っているのはオレのギルドカードに岩食いペンギン21匹を討伐したことが記録されている事実についてだろう。
まぁわからないでもない。エリザベートさん曰くものすごく可愛い女の子が、採掘場で働いている筋肉マッチョな男達数十人がすぐに逃げ出さないといけないような魔物を狩ってきたんだから。しかも片道6時間かかるところまで行って討伐含めて半日かかっていないのだ。
そしてその女の子であるオレと知り合いのエリザベートさんに確認を取って欲しいのだろう。
こういうことがあるので出来ればエリザベートさんに処理をしてほしかったのだがまぁ仕方ない。
「エリザベートさん、エリザベートさん」
「フシャー! ムキャー! ……ハッ!? な、何!?」
「……えっと受付のお姉さんが確認したいそうです」
「あはは。今行くね~」
完全に猫科の大型動物になっていたのを誤魔化すように苦笑いして駆けて行く。
可愛い人なんだけど……やっぱり変なエルフさんだ。まぁそこも面白くていいんだけど。
エリザベートさんは知れば知るほど色々な面が見えてきて楽しい。
「ほら、アルも行くよ?」
「はい、お騒がせ致しました」
「そう思うなら自重しようよ……」
「こればかりは相手が喧嘩を売ってきてしまうのでどうしようもないかと存じます」
「そうかなぁ……」
アルも段々色んな面が明らかになってきて嬉しいけど、ちょっと疲れる面については勘弁してほしい。
……賑やかなのはいいんだけどね?
「大丈夫よ、私が保証するから」
「はぁ……。エリザベート先輩がそう仰るなら……」
「確認終わりましたー?」
「もちろんよ~。私がしっかりとワタリちゃんの可愛さを教えておいたからもう大丈夫!」
「え、そんなんでいいんですか?」
「もう先輩何言ってるんですか……。ちゃんと確認は取れたので大丈夫よ。でももうちょっと待ってね」
「はい、わかりましたー」
事後報告書も問題ないようで少ないけど貢献度を加算してもらえそうだ。
貢献度とは登録するときに貰った冊子にランク昇格条件として載っていたものだ。
この貢献度を一定以上ためると次のランクに上がる。
FからEは溜めるだけで上がるけど、それ以上は昇格試験となる依頼を成功させないといけない。
とっとと上のランクになりたいけれど、今はネーシャもいるのでそんなに無理はできない。
今回みたいな割と安全に奇襲できるような条件なら受けてもいいけど早々ないだろう。
「ワタリちゃん、今日はこれからどうするの? 私は今日もいつも通りの時間だから夕ご飯一緒しよ?」
「いいですよー。でもまだ時間ありますからねー……。どうしようかなぁ」
「今から依頼を受けてこなしにいくなんてもってのほかだからね!」
「う……。ヤ、ヤダナーソンナコトオモッテマセンヨー」
「ほんとかなー?」
しゃがんで上目遣いでジト目で攻めてくるエルフさんから視線を逸らしながら棒読みで返す。
最近エリザベートさんにすっかり心を読まれることが多くなってる気がする。
恐るべしエリザベートさん。
「ね、ネーシャは何かしたいことある?」
「え、あ、えっと……。あ! あ、あたしは勉強がしたいです!」
「わぁ……。ネーシャ真面目だなぁ」
「す、すみません。その……。色々と教えてもらえるのが楽しくて……」
「そっかそっか。じゃあ今日はもう部屋に帰って勉強しよっか」
「ぁ……。はい!」
勉強が楽しいなんてネーシャは本当にいい子だなぁ。
そんないい子のネーシャのお願いだ。聞いてあげないわけがない。
「じゃあ部屋で待ってますので、お仕事終わったらいつも通り部屋でいいですか?」
「もちろんよ! あぁー早く終わらないかなー」
エリザベートさんが他の職員さんもいるのにとんでもない発言をしている横で受付のお姉さんはせっせと仕事をしている。
誰も反応しないことからいつもこんな感じなのだろうか。
さすがエリザベートさんだ……。
「はい、お待たせしました。こちらが報酬とギルドカードになります。
またよろしくね! あ、そうそう。王都とかから勧誘が来ても乗っちゃだめよ?」
「え、何。まだあいつらそんなことしてるの?」
「王都からの勧誘ですか?」
「そっか、まだワタリちゃんは知らないのか。じゃあ教えてあげるね!
このラッシュの街の近くに迷宮がたくさんあるのは知ってるでしょ?」
「あ、はい。登録したときに言ってましたね」
「そうそう。それでね、迷宮に挑むやつらは総じてランクがそこそこ高いの。
そんなベテランが多いラッシュの街には新人も多く集まってくる。弟子になったりあわよくばPTにいれて貰えればすごくいい経験になるからね」
「あーなるほど、そういうのを狙って勧誘にくるんですね」
「そうなんだけど、ちょっと違うんだ。最初はそんな感じだったんだけど、最近は有力な新人に声をかけて王都に連れて行っちゃうのよ」
「……誘拐ですか?」
なんだかきな臭い話になってきた。
最近誘拐されかかっただけに他人事じゃない。
でもオレの真剣な顔ににっこりと微笑んだエリザベートさんは安心させるかのように優しい穏やかな声に、より一層の優しさを広げて包み込むように続ける。
「大丈夫よ。誘拐じゃなくてあくまでも本人の意思を尊重して自主的に連れて行くって感じだから。
でもその後の手法があんまり褒められたものじゃないのよね」
「そうなんですよ! まったくあいつら汚いったらありゃしない!」
「へぇー、どういう手なんですか?」
「まず有力な新人に王都で優遇すると言って近づくの。まぁ実際に王都に連れて行って確かに優遇するみたい。
でも有力な新人でも割とピンキリがあるから、本当に使える新人っていうのは一握りなの。
そこで何度か優遇してうまい依頼を受けられるようにするんだけど、連れて行く間やその間で使える人間か確認してある程度使える人間なら優遇の度合いを少しずつ落としていって普通よりちょっとだけ優遇するようにする。
もちろん使える人ならそのまま優遇したままらしいわ」
「使えない人だったら?」
「もちろん優遇も終わり。なんだかんだと理由をつけて無理やり終わらせるらしいわ。時には暴力的にもやってるらしいわ」
「うわ、酷いですね」
「でもそれだけじゃないのよ。ラッシュから王都まで馬車で1ヵ月はかかるからなかなか帰るに帰れないのよ。
帰りの馬車代や日々の生活の為に稼がないといけないし、結局ギルドで依頼を受けなきゃいけない。でも優遇はされないから普通の依頼をこなさないといけない。普通に働くより普通の依頼でもこなした方がこなせるなら儲けもいいしね。
ギルドとしては依頼を受けざるを得ない状況だから優遇を無理やり終わらせても問題ないわけね。
それに鞭だけじゃなくてしっかり飴も与えてるみたいで、PTを紹介したりしてるみたい。
これが不思議でね。散々酷い目にあってると小さな飴でもそれがすごくありがたいように思えちゃうのよ」
「自分達は有力な新人だから優遇すると言われて、気も大きくなっているから気軽に儲けて帰ってこれるだろうと思っていたのもあるんだろうね」
「あー……。詐欺師の常套手段ですねぇ」
「まったくよ。新人だから経験も足りてないし、結構ころっといくらしいわ。そういうところ狡猾よねぇ。
それでね、お金をためるにも時間がかかるしPTを紹介してもらってしがらみも出来る。
そうすると段々とラッシュの街に帰らなくてもいいんじゃないかと思うようになるらしいわ。
実際王都でも依頼はたくさんあるし、元々有力な新人として連れてこられてるわけだからそれなりの腕は持ってるのよ。
なんだかんだでそのまま王都に居ついちゃうんだって」
「なるほど……。よく考えられてるというかなんというか」
「ねー。まったく嫌になるわ! そういうわけでワタリちゃんは誘いに乗っちゃダメよ!」
「ネーシャにもっと経験を積ませてあげたいし、王都に用事もないので乗る気はないですよ」
「そっかーよかったー……。あ、それともちろんワタリちゃんがすごく優秀なことは漏らさないから安心して!」
「王都のヤツラに取られたくないからね、先輩だけじゃなくて私達も絶対漏らさないから安心してね!」
「あはは、頼りにしてます」
「「任せて!」」
受付のお姉さんとエリザベートさんだけじゃなくて奥の職員さんもニールの依頼を処理しているお姉さんもみんなで声を合わせて言ってくる。
どんだけ王都の人達に煮え湯を飲まされてるんだここは……。
そんなこんなで調査報酬と討伐報酬が合計で結構な額になり、たくさんの報酬にホクホクしながらギルドを後にするのだった。
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