転生幼女は幸せを得る。

泡沫 呉羽

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83話 猫耳の服

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「それにしても…レティーといると毎日が退屈しないですすむし、滅多に会えないような方に会える!うんうん、素晴らしいよ」

 ふぅ……アイス食べすぎました。言われると確かにそうなんですよね…。沢山の人に出会っていますし。ここ1年が凄い思い出だらけです。

「風の噂で聞いたんだけどまだ風の精霊は側につけてないわね。この子達使ってあげなさいな」

 ちょっとだけおっとりした精霊さんが近づいてきました。可愛いですね!

「もう少しいたいけどあの子が心配してるだろうから帰るわ。修復も忙しいわけだしね」

 また来てくださいね!少しの間だけど楽しかったです!
ところでおじい様は何をしてるんですか?

「なにしてるのですか?」

「ん?いや~、レティーはどんな服が似合うかなと選んでいるのだよ。王都を歩いてた時にね、似合いそうなのを何個か買ったんだが着てみないかい?」

 どんな服でしょうか?ワクワクした気持ちで近づいたんですが一気に気分が落ち着きました。だって、猫耳フードのワンピース(尻尾付き)とかメイド服みたいなのとかナース服風とか……もうネタ枠にしか見えないです……。というより子供なんですが心は前世から大人のはずなので凄くこれは恥ずかしいです。…………着てみたい感じはあるんですが…流石に見られたいものじゃ………………え、そんなキラキラした目で見られても…あ、飴玉!!!!わぁ、オムレツ味!

「さぁ、食べたのだからちょっとぐらい私に見せてくれないかい?」

 はっ!しまったです………。これは罠でした!!なんと匠なテクなのでしょう。きっと…皆騙されること間違いなしです!…………仕方ないですね。猫耳フードのワンピースならいいですよ。着てみましたがちょうどいいサイズですね。私は黒猫なのです!!…え、鈴付きのリボンも付けなきゃ駄目ですか?………もう!どうにでもなれなのです!!

「うんうん、やっぱり私の目に狂いはなかったようだ」

 おじい様が映像録画するための小さな水晶を作動させました!…え!!テーブルの上においたので慌てて取ろうとしたら先におじい様が気づいてしまいニコリと笑って録画水晶を手を取ってしまいました!!

「ぐるるるるる」

「おや、猫が唸ってるね」

 唸ってたら水晶を近づけてきたので取ろうとすると後ろに下げて取れないようにされました!?もう!えいっ!…あ、あれ?ジャンプしたり両手で掴もうとしたりしてるのにギリギリのところで避けられます。

「父上…追加でこちらの書類もおねが……………チッ。羨ましい」

 え…お父様から羨ましいと聞こえた気が……?じゃれてるのではないですよ?それよりコレとるの手伝ってください。

「任せろレティー。それは私が盗って保存しておこう」

 え!?良くないです、良くないですよ!?あっという間におじい様とお父様の水晶の取り合いになっちゃいました。

「父上、真剣が折れたから新しいの勝手く…………ん?なんだコレ!?」

 ルキシアがきました。お父様かおじい様どちらかとめれませんか?

「レティーそれいいな!!俺も着たいぞ!」

 結局お揃いでルキシアは猫耳フード付きパーカーを来ています。部屋に戻ったと思ったらすぐ帰ってきたんです。ルキシアは猫耳パーカー持ってたんですね。

「これな、父上がふざけて買ったやつ。着る機会殆ど無いけどさ、仮装パーティーにはいいかなぁと思って持ってたんだ」

 王族となればいろいろなパーティー形式を使うでしょうし、誘われるんでしょう。なら一着ぐらいなら問題ないのかもですね。

「なぁ!これ着て猫らしく散歩にでも出ない?父上達は取り合いで忙しそうだしさ」

「はずかしくないですか?」

「開放感とかあって意外と楽しいかも?」

 確かにそういう考え方もあっていいですよね。幸い私は小さい子に当たりますしこのような格好でも咎める人そんなにいないと思いますし。

「「れっつごー!!」」

 えへへ、ちょっと恥ずかしいけど楽しみかもしれないです!!
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