今さら言われても・・・私は趣味に生きてますので

sherry

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私、町に行く

花祭り3日目

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お祭り最終日。只今ギルマスに抱えられお祭り会場を回っております

昨日帰ってから私がアレンさん達とはぐれたことがバレて、っていうかバラされ・・・今に至るというわけでございます

ギルマス超ご機嫌なんだけど!?屋台のみんなからは親子だと思われてるし・・・

「おっ今日は父ちゃんと一緒か!」

何回目だよこの会話!最初のうちは否定してたんだけど、断わる毎に言われてしまい、もう面倒くさくなって放置してる・・・

いやみんなこの人の事知ってるでしょ!!てかギルマスの威厳!まぁ怖がられるよりはいっか・・・

後日、みんなから

「いやあのギルマスさんが・・・デレデレなんだもんよ(笑)」

と言われた。そしてこの日を境にギルマスの評価が変わったことは言うまでもない

とりあえず弄ってくるみんなは置いといて、お祭り最終日は結構なカップル率だった!

しかも今日はプロポーズしてOKならそのまま教会で結婚式をあげれるっていう。結婚式をするのは大体貴族だけで、平民は教会で誓約して終わりっていうのが一般的らしい

なので今日は集団結婚式みたいになってる♪

まぁ前から付き合ってて今日プロポーズする人も多いみたい!!花の季節らしく教会は色とりどりの花で飾られて祝福の鐘が鳴り響いてる。

男性からもらった花を入れた花束を手に女性達はベールをつけてとても幸せそう

「ミアもいつかお嫁に・・・うぅ・・・」

何故か花嫁達の姿を見て、ちょっと涙声のギルマス・・・

「いや、どんだけ・・・」

いつになるかもそもそも結婚するかも分かんないのに、何を言ってるんだこの人は・・・

呆れながらも、ちょっとくすぐったい気持ちになったのは内緒だ。

「ギルマス~そろそろ動こうよ~」

いや、幸せな空間はいつまでも見れるけどさ、この後ランスさんと交代なのよ・・・

遅れたら・・・それはそれで面倒くさい

まだ鼻声のギルマスの肩を叩きながら、屋台で買い物。

ってか何気にギルマスと出掛けるなんて初めてなんだよね♪

何やら色々買おうとしてくれてるけど・・・ぬいぐるみは~・・・うん!いらないかな♪

厳ついおっさんとぬいぐるみ・・・いや絵面的には最強だったけどねっ!!

そしてランスさんとの交代の時間となり、トボトボとギルドに帰っていったギルマス・・・

そして何故かランスさんにも抱っこされる私、流石に皆さんランスさんのことは弄ってこなかったよ

ランスさんとは昨日行った魔道具店やあと本屋さんに連れていってもらった。

そこでも何かと買おうとするランスさんを必死に止め、いやどんだけ買うつもりってくらい選んでたからさ・・・

最終的に魔道具の本を買ってもらって何とかその場を去った・・・

そしてさっき結婚式を見てギルマスがちょっと泣きそうになってた話をすると

「フフッ・・・ミアさんの結婚相手・・・」

と黒い笑顔が・・・いやだから!! 怖いから!!

愛されてるな私。そう思いながらも最後は何故か皆で広場でご飯を食べて、飲んで騒いで初めてのお祭りは幕を閉じた・・・

それから再び依頼を受けたり、魔道具の本を読んだりと過ごしていたある日、アレンさん達が見せたいものがあると言って目隠しをされて連れてこられた。

「まだ?ってか何?」

ギルドからずっと目隠しって・・・そしてようやく目隠しが外され目の前に現れたのは・・・

とてもアットホームな雰囲気のお家だった。

「どうだ?気に入ったか?」

戸惑う私にアレンさんが聞いてきた・・・

「えっ?ここって・・・」

「ようやく買えたんだ!!俺たちの家だ!!しかもちゃんとギルマス達からのお墨付きだ!」

最近こそこそしてるなぁと思ったら、まさか家買ってたなんて・・・

家の中に入ると、家具や調理器具も揃っていていつでも暮らせるようになっていた。しかも私が靴で家の中を歩きたくないと話していたのを覚えていたのか家の中にはスリッパが置いてあった

私の部屋だと案内された部屋は、木の壁に低めの足の天蓋ベッド、中央にはソファーとテーブルそしてふわふわのラグが敷かれたとても可愛い部屋だった。

それからお風呂場にも案内されて・・・もう言葉が出ないくらい素敵な家だった・・・

「気に入ったか?」

アレンさんが言葉の出ない私の頭を撫でながら聞いてくる・・・気に入るとか気に入らないとかじゃない。ただただ頷く事しか出来なかった。 

「よっしゃ~!んじゃとりあえずギルド行って荷物取ってこなきゃな!!」

「ありがとう・・・」

ようやく出た言葉がそれだった。それからギルドに帰り、部屋を片付けていると終わったら食堂に来るように言われた・・・

何だかんだ1年も経ってないけどお世話になったこの部屋にお別れをし、食堂に行くと部屋の中は真っ暗だった

みんなの気配はするのに?と思いながら足を踏み入れると大きな音と共に部屋の明かりがついた。

そこで見た光景を私は忘れることはないだろう・・・
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