今さら言われても・・・私は趣味に生きてますので

sherry

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新しい生活

遊覧船

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ドキドキしながら洞窟に入っていく。するとそこは洞窟自体がまるで海の中にいるようなそんな感覚の場所だった。

ちょうど真ん中辺りで停泊した船。しばらくすると辺りは少しずつ暗くなり次の瞬間満天の星空のように辺りがキラキラと輝きだした。

感動したけど、いやこれなんつーロマンチックな場所なんじゃい!!

くそ~なんでこんな時私は純真無垢な12歳じゃないんだ~

元25歳だからだよ。もう前世合わしたら3・・・やめよう。

それにしても綺麗だなぁ~あの光ってるのって前にアレンさん達が言ってた発光石なのかな?

上ばかり見てた皆に船長さんが海の方もご覧くださいと言って下を見ると、そこにはあのジュエリークヴァレが!!

暗がりで光るのかな?海に漂う海月ちゃんたちを見て、星空の天井を見て、昨日のあの入り江を思い出した。

そして再び明るくなる洞窟・・・海月ちゃんたちは目視出来ず、明るくなりきったところで船は次の目的地、不思議の森へと舵を取った。

「凄かったね~!!」
「綺麗でしたわね~」

と口々に話しかけてくる乗客達・・・いやとりあえず離れて欲しい。ほら冷気が・・・

アレンさん達もあまりに女性客が寄ってくるもんで眉間にシワが

「お兄ちゃんあっち見に行こう?」

と見かねてアレンさんを誘えば、満面の笑みで何故か抱えられ

「失礼」

と女性客に伝え、そそくさと人気のない甲板に移動した。

「はぁ~ミアがお兄ちゃんって・・・破壊力ヤバイな」

「ズルいぞ!ミア俺もお兄ちゃんだよな?」

「それを言うなら一番私が兄らしいだろ。というかいつまで抱き上げてるつもりだ。代われ」

後ろから撒いてきたのかロアンさんとジャンさんが来た。

いやあの別に抱き上げてくれなくても大丈夫ってかここ海だしね?ほら危ないから!!

一通り抱き上げられた後ようやく下ろしてもらえた

お兄ちゃん呼び効果怖っ!!いざというときだけにしようと心に決めたミアなのでした

暫くして、前方に1本の大きな木が見えてきた。あれが不思議の森?

ただの木にしか見えないんだけど・・・徐々に船が木に近づくと再び船長さんが海の中を見るように伝えてきた。

何だろうと下を覗くとそこには海の中に森が広がっていた

1本の大樹から広がるように生えてる木達。しかもこの木、翠緑樹っていうんだけど、海の空気清浄機みたいな役割をしてるみたい。

海底に根を張って海の中の汚いもの、まぁ色々なものを取り込んで綺麗な空気を海の中に戻すっていう・・・

だからこの海がこんなにも綺麗なんだな~

船乗りさんは海路に迷ったときこの木を目印にしてるんだって!!

ってかこんなとこにも木の実が!!たまたまなのか落ちてきた木の実を拾うとそれはなんとソルベリーっていって塩だよ塩!!

マジなんだこれ・・・ようはこれが溶けて塩になって海水がしょっぱいってか?!

船長さんにこの実を取っていいか聞いてから、浮遊魔法で取らせていただきました♪

船長さんに何なのかと聞かれ、塩水だと答えたけどよかったのかな?

まぁめちゃくちゃ濃い塩水なんだけど、これが溶けて混ざっていい具合の塩になるんだろうな・・・

まぁその辺は海の男達に任せるぜ!それよりも私は中にあるにがりが欲しいのだ♪これで豆腐が食べれるし、何よりお風呂にも使えるし♪

ニシシと笑う私を見て、食いしん坊レーダーに反応したのかジャンさんが聞いてきたけど、まぁ肉ばっかりだからねこの人たち

楽しみにしててと内緒にした。じゃないと混ぜて使えないからさ。まぁバレるんだろうけど

何気に夕食作りを始めると味見というつまみ食いに来るのだよこの人たち・・・まぁ食べすぎたら手伝いという強制労働させるけどね

まじ唐揚げとか揚げた瞬間なくなるのよ・・・もうエンドレスよ?しかもキッチンが対面式だからカウンターから乗り出して食べられるの

もうお母さん悲しくて・・・そんなことがあり今やオカンみたいになったわけだけども

そんなオカンにお兄ちゃん呼びされて喜ぶ野郎共・・・どんなんだ!?

不思議の森からの帰りは私が船長さんに捕まってしまい、延々とこのソルベリーについて聞かれたけど

いやほら船長さん仕事して?あの別に港に帰ってから聞いてくれたら答えるからさ、マジでお兄ちゃん達爆発しちゃう!!

私が船長さんに捕まったことで再びアタックしてくる女性客。いやお連れさん可哀想じゃん!!

見てみ?あの悲痛な顔。別にお連れさんだって不細工なわけじゃないのに・・・ごめんよ~

船長さんに連れが切れそうだと言って後で話すことを約束してお兄ちゃん呼び炸裂である!!

「お兄ちゃ~ん!!」

私が戻ってきたことが嬉しいのかお兄ちゃん呼びが嬉しいのか3人がこっちに走ってくる

そして誰が抱き上げるか再び始まり、とりあえず3人まとめて抱きついたことでその場は一旦落ち着いた

まだ固まってる女性客を無視して、船内に入り帰りはゆっくり客室でお茶を飲んで過ごした。

「これだから女は嫌なんだ」

と3人はお疲れのご様子でした。まぁドンマイ!!でもそんなこと言ったらご両親泣いちゃうぞ!

せっかく男前に生んでもらったのにもったいない・・・
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