そんなに相談女の方が良ければお好きにどうぞ。邪魔な私たちはいなくなりますので

日々埋没。

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「――そろそろご遠慮願えないかしら?」

 そんな感じでなおもルーウェンにマシンガントークを続けるミーナに対してとうとう痺れを切らしたのか、しばらく放置されていた女性が口を開いた。

「はい? なんでですかぁ」

「わたくしの方が先にルーウェン様と歓談に興じていたのよ。話が済んだのであればもうよろしいでしょう?」

 突然現れたミーナの不躾な態度に明らかに苛立っているような様子だが、口元にはかろうじて笑みを浮かべている。

「そんなことないですぅ、あたしの相談はまだおわってなくてぇ――」

 ミーナもまた負けじと反論する。

「……貴方ね、先ほどから横でお話を聞かせてもらったけれど、どうも相談というていから逸脱しているように思えるわ。そもそも相談というのも、そうやってルーウェン様に近づくための方便にしているのではなくて?」

「そんなぁ、酷ぉい。いいがかりですよぉ。お友達みんなからイジメられてるのは本当なのにぃ」

 図星を突かれたところで内面の同様はおくびにも出さないミーナ。
 あくまで猫をかぶって被害者を装い同情を誘う演技を続ける。

「あたしはみんなとも仲良くしたいだけなのにぃ、どうしてこうなっちゃうんだろー。気のない男の子に好かれちゃうのってぇ困っちゃう♪」
 
 すると目の前の女性はますます苛立ったようで、どんどん顔色が変わっていく。

「だとしてもその解決策を初対面であるルーウェン様に求めるのは筋違いでしょう。まずは然るべき場を設けてそのお友達全員と事実確認をするのが建設的ではなくて? こういうのは往々にしてどちらか一方の勘違いということもあるから。その上でイジメの証拠があれば家を通して正式に抗議するべきでしょうに」

 言葉にも棘が混じる。
 もしかすると相談や愚痴に見せかけたモテ自慢マウント行為に内心腹を立てていたのかもしれない。

(あーウッザ。……そろそろ踏み台にするかコイツ)

 ミーナは計算と打算にまみれた頭で思考する。
 どこの誰かは知らないが、この女はルーウェン攻略の邪魔だ。
 ならば次に自分が取るべき行動は――。
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