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シーサーペントとの激闘 2
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「キィィィィィィ!!!」
どんなに急いでも、すでに攻撃の準備へと入った敵を上回れるほどではない。
劈くような叫び声を上げたシーサーペントは、そのブレスを放っていた。
「クリス、クリス!!いやぁぁぁぁぁっ!!!」
『ひぃぃぃっ!?勘弁してくれぇぇぇ!!!』
間に合わなかった救援に、アイリスは悲痛な叫び声を上げる。
彼女の声にシーサーペントが攻撃してきたことを悟ったカイは、自らの身に危険に嘆きの声を上げていた。
シーサーペントとクリスを結ぶ直線状には、彼の救援へと向かっているカイ達も含まれている。
加速の乗った身体にもはや方向を変えることも出来ないカイは、ただただ攻撃が逸れてくれるのを祈って強く目を閉じることしか出来なかった。
『あ、あれ?どこも痛くない・・・?』
目を閉ざしていた時間に、縮ませ続けていた触手はその役割を終えている。
身体に掛かり続けていた加速感から解放されたカイが恐る恐るその目を開けると、その身体はどこも傷ついてはいなかった。
『お、おい!アイリス!もう大丈夫だ、大丈夫だぞ!!』
「・・・スライムさん?あれ、私・・・どうして。そうだクリス!クリス!!」
悲嘆に暮れて蹲ってしまっていたアイリスに、カイはその肩を必死に揺すると、もう大丈夫だと訴えかけていた。
カイの肩をペシペシと叩く感触に、アイリスはその目をゆっくりと開けると、混乱したようにしばらく目を何度も瞬いていた。
しかし彼女はその視界にクリスの姿を捉えると、すぐさまそれに飛びついていく。
「クリス!クリス!!ねぇ返事をしてよ、クリス!!」
「・・・アイ、リス・・・とより、早く・・・回、復を・・・」
「クリス!良かった・・・ご、ごめんね、すぐ回復するから!」
地面へと横たわったクリスの身体を激しく揺すって、アイリスはその無事を確かめようとしていた。
全身が痛むためか、まだまともに喋ることが出来ないクリスは、そんな事より早くこの身体を癒してくれと彼女へと訴えかけている。
彼の無事を確認して安堵したアイリスは、すぐに回復に掛からなかったことを謝ると、その抱えたままであった杖を彼へと向けていた。
「クリスへの止めではなく、松明を狙う事を優先した?どういう事だ・・・?」
クリスやカイ達が無事でいられたのは、シーサーペントが彼らを狙わなかったからだ。
シーサーペントはクリスが弾かれた際に、手放してしまっていた松明を狙っていた。
激しい水流によって、それは確かに粉々に破壊されてしまっている。
それへと目をやっているハロルドは、何故シーサーペントが動けなかったクリスではなく、そちらを優先したのか疑問に感じて顎に手を当てていた。
「それより、アイリス!そのスライムは!?一体どういう事なの!?」
シーサーペントの振る舞いは気になる事ではあったが、ハロルドにはそれ以上に追求しなければならない事があった。
今もアイリスとクリスを心配するように、その周りをうろうろと跳ね回っているスライムは、彼にとっては得体の知れない魔物でしかない。
シーサーペントへの警戒も怠れない彼は、その場を動かないまま彼女へとその正体を問い掛けていた。
どんなに急いでも、すでに攻撃の準備へと入った敵を上回れるほどではない。
劈くような叫び声を上げたシーサーペントは、そのブレスを放っていた。
「クリス、クリス!!いやぁぁぁぁぁっ!!!」
『ひぃぃぃっ!?勘弁してくれぇぇぇ!!!』
間に合わなかった救援に、アイリスは悲痛な叫び声を上げる。
彼女の声にシーサーペントが攻撃してきたことを悟ったカイは、自らの身に危険に嘆きの声を上げていた。
シーサーペントとクリスを結ぶ直線状には、彼の救援へと向かっているカイ達も含まれている。
加速の乗った身体にもはや方向を変えることも出来ないカイは、ただただ攻撃が逸れてくれるのを祈って強く目を閉じることしか出来なかった。
『あ、あれ?どこも痛くない・・・?』
目を閉ざしていた時間に、縮ませ続けていた触手はその役割を終えている。
身体に掛かり続けていた加速感から解放されたカイが恐る恐るその目を開けると、その身体はどこも傷ついてはいなかった。
『お、おい!アイリス!もう大丈夫だ、大丈夫だぞ!!』
「・・・スライムさん?あれ、私・・・どうして。そうだクリス!クリス!!」
悲嘆に暮れて蹲ってしまっていたアイリスに、カイはその肩を必死に揺すると、もう大丈夫だと訴えかけていた。
カイの肩をペシペシと叩く感触に、アイリスはその目をゆっくりと開けると、混乱したようにしばらく目を何度も瞬いていた。
しかし彼女はその視界にクリスの姿を捉えると、すぐさまそれに飛びついていく。
「クリス!クリス!!ねぇ返事をしてよ、クリス!!」
「・・・アイ、リス・・・とより、早く・・・回、復を・・・」
「クリス!良かった・・・ご、ごめんね、すぐ回復するから!」
地面へと横たわったクリスの身体を激しく揺すって、アイリスはその無事を確かめようとしていた。
全身が痛むためか、まだまともに喋ることが出来ないクリスは、そんな事より早くこの身体を癒してくれと彼女へと訴えかけている。
彼の無事を確認して安堵したアイリスは、すぐに回復に掛からなかったことを謝ると、その抱えたままであった杖を彼へと向けていた。
「クリスへの止めではなく、松明を狙う事を優先した?どういう事だ・・・?」
クリスやカイ達が無事でいられたのは、シーサーペントが彼らを狙わなかったからだ。
シーサーペントはクリスが弾かれた際に、手放してしまっていた松明を狙っていた。
激しい水流によって、それは確かに粉々に破壊されてしまっている。
それへと目をやっているハロルドは、何故シーサーペントが動けなかったクリスではなく、そちらを優先したのか疑問に感じて顎に手を当てていた。
「それより、アイリス!そのスライムは!?一体どういう事なの!?」
シーサーペントの振る舞いは気になる事ではあったが、ハロルドにはそれ以上に追求しなければならない事があった。
今もアイリスとクリスを心配するように、その周りをうろうろと跳ね回っているスライムは、彼にとっては得体の知れない魔物でしかない。
シーサーペントへの警戒も怠れない彼は、その場を動かないまま彼女へとその正体を問い掛けていた。
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