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第63話
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森の屋敷に到着して、私は椅子に座りリカルドと対面している。
私としては周囲の人達を守ればいいと思っていたけど、それがローノック国全体を守っているようだ。
このままモンスターの群れを倒し続ける方法をとるより、元凶を倒すべきではないかと考えてしまう。
「この国を脅かす敵がいるとして……今までの行動から、負の感情を集めているのは間違いないわ」
「そうですね。王都に向かった人が帰らなくなるのも気がかりです」
命を極力奪わず、街や村に被害を出して苦しめ、負の感情を得ようとしているのは間違いない。
国外に出ることもできず、王都に向かった者は帰って来なくなるらしい。
ローノック国は地獄のようなもので、負の感情を集める場が完成している。
このままこの状況を維持し続けるのは、危険ではないかと考えてしまう。
「敵があまりにも得体が知れないから、国の人達を守るため動こうと思うの」
この国を守る必要はない。
全て聖女アビリコがやるべきだと考えていたけど……現状を知り、思わず呟く。
リカルドは頷いて、契約獣クロも尻尾を振りながら頷き鳴き声が聞こえる。
苦そうな表情をリカルドが一瞬浮かべたのは、国王とマリウスが嫌いだからに違いない。
「陛下と王子を助けたくありませんけど……フィーレ様が仰るのでしたら、私は従います」
「もし国王や王子が人質にとられても、平民の私は見捨てるけどね」
「それは当然でしょう……今までのことから、当然の報いです」
王都の情報がない以上、何が起きているのは間違いない。
人質状態だとしても、自業自得だと考えている私は陛下と王子達は見捨てるつもりだった。
そして――私は、今後の行動予定をリカルドとクロに話す。
「王都で情報収集をしておきたいわね……流石に王都なら、元凶を知ってそう」
リカルドとクロは賛同してくれて、私達は王都に向かおうとしていた。
そして、準備をしている最中――屋敷に1人の来客が現れて、私達は元凶の正体を知ることとなっていた。
私としては周囲の人達を守ればいいと思っていたけど、それがローノック国全体を守っているようだ。
このままモンスターの群れを倒し続ける方法をとるより、元凶を倒すべきではないかと考えてしまう。
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「そうですね。王都に向かった人が帰らなくなるのも気がかりです」
命を極力奪わず、街や村に被害を出して苦しめ、負の感情を得ようとしているのは間違いない。
国外に出ることもできず、王都に向かった者は帰って来なくなるらしい。
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この国を守る必要はない。
全て聖女アビリコがやるべきだと考えていたけど……現状を知り、思わず呟く。
リカルドは頷いて、契約獣クロも尻尾を振りながら頷き鳴き声が聞こえる。
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