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第42話
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これからムーディス国に行き、戻る気はないとルグドに直接言いたくなっていた。
未だに愚かな側妃と広めていると知り、苦しめたいと思うようになってしまう。
ゴードンの話を聞いた後、私は提案した。
「愚かな元側妃らしく、私はルグドの後悔する姿を見ようと思います」
「アリザの気持ちはわかるが、捜索している状況で姿を見せるのは危険だろう」
これからの行動を話すと、カインが心配してくれる。
ルグド王としては、私を戻すためならどんな手でも使うつもりだと思う。
それでも……私が城へ行き、ルグド王と話そうとしているなんて考えないはずだ。
「すぐに帰ってきます。私なら問題ありません」
「アリザの魔法の実力はわかっているが……それなら、私も一緒に行こう」
「えっ?」
「アリザの故郷を見たいと思っていたし、何かあれば力になりたいからな」
私が心配になり、傍にいたいと考えてくれる。
それが嬉しくて――私は、カインと一緒にムーディス国へ向かおうとしていた。
未だに愚かな側妃と広めていると知り、苦しめたいと思うようになってしまう。
ゴードンの話を聞いた後、私は提案した。
「愚かな元側妃らしく、私はルグドの後悔する姿を見ようと思います」
「アリザの気持ちはわかるが、捜索している状況で姿を見せるのは危険だろう」
これからの行動を話すと、カインが心配してくれる。
ルグド王としては、私を戻すためならどんな手でも使うつもりだと思う。
それでも……私が城へ行き、ルグド王と話そうとしているなんて考えないはずだ。
「すぐに帰ってきます。私なら問題ありません」
「アリザの魔法の実力はわかっているが……それなら、私も一緒に行こう」
「えっ?」
「アリザの故郷を見たいと思っていたし、何かあれば力になりたいからな」
私が心配になり、傍にいたいと考えてくれる。
それが嬉しくて――私は、カインと一緒にムーディス国へ向かおうとしていた。
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