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第8話
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セインから魔法道具を受け取った翌日、私は行動を開始する。
罪を捏造してきた貴族を手紙で呼び出し、私は魔法道具の力で追及していく。
手紙はセインが用意したようで、内容はわからないけど約束した時間通り誰もいない校舎裏まで来ていた。
待ち合わせの場所に私がいたことに驚き、その隙に魔法道具の指輪がついた指を向けて話す。
「今から私との会話は、嘘をつけず黙秘もできません――誰の命令を聞き、私が悪事を働いたとパーティ会場で証言したのですか?」
罪を捏造した貴族達が誰なのか、セインは調べてくれている。
どんな内容の手紙を出せば、誰もいない場所で会おうとするのかも把握していたようだ。
校舎裏に呼び出された生徒の前に私、後ろにはセインがいて逃げることはできない。
この場にいる3人は罪が捏造されていると知っているから、私は誰に命令されたか聞くだけだ。
「そっ、それは……ヴァン殿下です!」
言いたくなかったようだけど、魔法道具の力で本心を話してしまう。
顔を真っ青にしている中、生徒の背後にいたセインが話す。
「発言は録音しました。公爵家の令嬢が悪人と決めつけたことを知られれば、貴方は終わりでしょう」
相手が自分の思い通りに動いたからか、セインは邪悪な笑みを浮かべる。
本能のままに行動するから、セインは魔法学園で有名だった。
セインは説得できないと考えたのか、貴族の人は私に向かい頭を下げて話す。
「うぅっっ……サフィラ様! 申し訳ありませんでした!!」
「今さら謝っても無意味でしょう。評判を落とされたくないのでしたら、貴方にはやってもらうことがあります」
そう言って、これからの行動について話す。
拒否権はないし、これは相手にとっても悪い話ではない。
私を貶めた生徒達は命令に従い――これから、ヴァンに報復させようとしていた。
■◇■◇■◇■◇■
数日が経ち、私は罪を捏造してきた全ての貴族達から謝罪してもらう。
セインも一緒にいて、逆らえばどうなるかわからないと考えていたのも大きそうだ。
今日はセインを屋敷に招待して、明日の予定を話す。
準備は出来ていたから、私達は明日ヴァンを糾弾しようと考えていた。
その打ち合わせをしていると、セインが嬉しそうに話す。
「サフィラ様に渡した魔法道具が、壊れなかったのは嬉しい結果です!」
「この魔法道具のお陰で助かりました。ありがとうございます」
「ルレック領の魔石の質がいいのもあります――明日、私は関われませんけど大丈夫ですか?」
そう言って、セインが真剣な表情を向けたことで私は動揺する。
常に探究心で行動しているセインだけど、真剣に私を心配してくれた。
思い返してみると、セインはパーティ会場の出来事を知ってから力になってくれている。
捏造した人を全員調査して、指輪の魔法道具をくれたほどだ。
それが嬉しくなり、私は決意を話す。
「準備は万全です。セイン様は十分力になってくれました」
「わかりました。私も、サフィラ様なら大丈夫だと確信しています」
私は罪を捏造していた人達を追及して、正すことに成功する。
セインがいてくれたから、私は明日ヴァンを後悔させることができそうだ。
罪を捏造してきた貴族を手紙で呼び出し、私は魔法道具の力で追及していく。
手紙はセインが用意したようで、内容はわからないけど約束した時間通り誰もいない校舎裏まで来ていた。
待ち合わせの場所に私がいたことに驚き、その隙に魔法道具の指輪がついた指を向けて話す。
「今から私との会話は、嘘をつけず黙秘もできません――誰の命令を聞き、私が悪事を働いたとパーティ会場で証言したのですか?」
罪を捏造した貴族達が誰なのか、セインは調べてくれている。
どんな内容の手紙を出せば、誰もいない場所で会おうとするのかも把握していたようだ。
校舎裏に呼び出された生徒の前に私、後ろにはセインがいて逃げることはできない。
この場にいる3人は罪が捏造されていると知っているから、私は誰に命令されたか聞くだけだ。
「そっ、それは……ヴァン殿下です!」
言いたくなかったようだけど、魔法道具の力で本心を話してしまう。
顔を真っ青にしている中、生徒の背後にいたセインが話す。
「発言は録音しました。公爵家の令嬢が悪人と決めつけたことを知られれば、貴方は終わりでしょう」
相手が自分の思い通りに動いたからか、セインは邪悪な笑みを浮かべる。
本能のままに行動するから、セインは魔法学園で有名だった。
セインは説得できないと考えたのか、貴族の人は私に向かい頭を下げて話す。
「うぅっっ……サフィラ様! 申し訳ありませんでした!!」
「今さら謝っても無意味でしょう。評判を落とされたくないのでしたら、貴方にはやってもらうことがあります」
そう言って、これからの行動について話す。
拒否権はないし、これは相手にとっても悪い話ではない。
私を貶めた生徒達は命令に従い――これから、ヴァンに報復させようとしていた。
■◇■◇■◇■◇■
数日が経ち、私は罪を捏造してきた全ての貴族達から謝罪してもらう。
セインも一緒にいて、逆らえばどうなるかわからないと考えていたのも大きそうだ。
今日はセインを屋敷に招待して、明日の予定を話す。
準備は出来ていたから、私達は明日ヴァンを糾弾しようと考えていた。
その打ち合わせをしていると、セインが嬉しそうに話す。
「サフィラ様に渡した魔法道具が、壊れなかったのは嬉しい結果です!」
「この魔法道具のお陰で助かりました。ありがとうございます」
「ルレック領の魔石の質がいいのもあります――明日、私は関われませんけど大丈夫ですか?」
そう言って、セインが真剣な表情を向けたことで私は動揺する。
常に探究心で行動しているセインだけど、真剣に私を心配してくれた。
思い返してみると、セインはパーティ会場の出来事を知ってから力になってくれている。
捏造した人を全員調査して、指輪の魔法道具をくれたほどだ。
それが嬉しくなり、私は決意を話す。
「準備は万全です。セイン様は十分力になってくれました」
「わかりました。私も、サフィラ様なら大丈夫だと確信しています」
私は罪を捏造していた人達を追及して、正すことに成功する。
セインがいてくれたから、私は明日ヴァンを後悔させることができそうだ。
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