17 / 31
第17話
しおりを挟む
ヴァン視点
もう明後日になると、俺は城から追い出されてしまう。
新しい住居を探すと理由をつけて、俺はエイダの家で明日のことを話していた。
「教室に霧を発生させる魔法道具を仕掛けた。時間はかかったが、間に合ってよかった」
「はい。明日の午前中に杖を替えれば明後日の朝、追い出される直前にサフィラ様はヴァン殿下に従っているでしょう」
俺はエイダの計画通りに動き、準備は万全だ。
もう俺に残された手段は、エイダの作戦しかない。
明日の行動を思い返し、俺は決意を口にする。
「失敗したとしても、平民になるだけだ。それなら足掻くだけ足掻いてやる!」
「私も、ヴァン殿下のために行動いたします」
そう言ってくれるエイダは嬉しく、俺は杖の魔法道具を眺める。
俺の名前を出して、商人から魔法道具を入手したようだ。
この魔法道具の力が信じられず、俺は不安になってしまう。
「……この洗脳の魔法道具で、本当に従えることができるのかが問題だな」
俺が手にしている杖も、世界規模で禁止されている強力な魔法道具と聞いている。
相当希少な代物で、本物なのか疑っていた。
「ヴァン殿下が心配になるのはわかりますけど、私を信じてください」
俺はエイダの発言を聞き、悩むことを止める。
明日になれば不安は晴れるから、今は何も考えないでおこう。
もう明後日になると、俺は城から追い出されてしまう。
新しい住居を探すと理由をつけて、俺はエイダの家で明日のことを話していた。
「教室に霧を発生させる魔法道具を仕掛けた。時間はかかったが、間に合ってよかった」
「はい。明日の午前中に杖を替えれば明後日の朝、追い出される直前にサフィラ様はヴァン殿下に従っているでしょう」
俺はエイダの計画通りに動き、準備は万全だ。
もう俺に残された手段は、エイダの作戦しかない。
明日の行動を思い返し、俺は決意を口にする。
「失敗したとしても、平民になるだけだ。それなら足掻くだけ足掻いてやる!」
「私も、ヴァン殿下のために行動いたします」
そう言ってくれるエイダは嬉しく、俺は杖の魔法道具を眺める。
俺の名前を出して、商人から魔法道具を入手したようだ。
この魔法道具の力が信じられず、俺は不安になってしまう。
「……この洗脳の魔法道具で、本当に従えることができるのかが問題だな」
俺が手にしている杖も、世界規模で禁止されている強力な魔法道具と聞いている。
相当希少な代物で、本物なのか疑っていた。
「ヴァン殿下が心配になるのはわかりますけど、私を信じてください」
俺はエイダの発言を聞き、悩むことを止める。
明日になれば不安は晴れるから、今は何も考えないでおこう。
996
あなたにおすすめの小説
婚約破棄されないまま正妃になってしまった令嬢
alunam
恋愛
婚約破棄はされなかった……そんな必要は無かったから。
既に愛情の無くなった結婚をしても相手は王太子。困る事は無かったから……
愛されない正妃なぞ珍しくもない、愛される側妃がいるから……
そして寵愛を受けた側妃が世継ぎを産み、正妃の座に成り代わろうとするのも珍しい事ではない……それが今、この時に訪れただけ……
これは婚約破棄される事のなかった愛されない正妃。元・辺境伯爵シェリオン家令嬢『フィアル・シェリオン』の知らない所で、周りの奴等が勝手に王家の連中に「ざまぁ!」する話。
※あらすじですらシリアスが保たない程度の内容、プロット消失からの練り直し試作品、荒唐無稽でもハッピーエンドならいいんじゃい!的なガバガバ設定
それでもよろしければご一読お願い致します。更によろしければ感想・アドバイスなんかも是非是非。全十三話+オマケ一話、一日二回更新でっす!
夫が寵姫に夢中ですので、私は離宮で気ままに暮らします
希猫 ゆうみ
恋愛
王妃フランチェスカは見切りをつけた。
国王である夫ゴドウィンは踊り子上がりの寵姫マルベルに夢中で、先に男児を産ませて寵姫の子を王太子にするとまで嘯いている。
隣国王女であったフランチェスカの莫大な持参金と、結婚による同盟が国を支えてるというのに、恩知らずも甚だしい。
「勝手にやってください。私は離宮で気ままに暮らしますので」
あなたのことなんて、もうどうでもいいです
もるだ
恋愛
舞踏会でレオニーに突きつけられたのは婚約破棄だった。婚約者の相手にぶつかられて派手に転んだせいで、大騒ぎになったのに……。日々の業務を押しつけられ怒鳴りつけられいいように扱われていたレオニーは限界を迎える。そして、気がつくと魔法が使えるようになっていた。
元婚約者にこき使われていたレオニーは復讐を始める。
裏切られた令嬢は死を選んだ。そして……
希猫 ゆうみ
恋愛
スチュアート伯爵家の令嬢レーラは裏切られた。
幼馴染に婚約者を奪われたのだ。
レーラの17才の誕生日に、二人はキスをして、そして言った。
「一度きりの人生だから、本当に愛せる人と結婚するよ」
「ごめんねレーラ。ロバートを愛してるの」
誕生日に婚約破棄されたレーラは絶望し、生きる事を諦めてしまう。
けれど死にきれず、再び目覚めた時、新しい人生が幕を開けた。
レーラに許しを請い、縋る裏切り者たち。
心を鎖し生きて行かざるを得ないレーラの前に、一人の求婚者が現れる。
強く気高く冷酷に。
裏切り者たちが落ちぶれていく様を眺めながら、レーラは愛と幸せを手に入れていく。
☆完結しました。ありがとうございました!☆
(ホットランキング8位ありがとうございます!(9/10、19:30現在))
(ホットランキング1位~9位~2位ありがとうございます!(9/6~9))
(ホットランキング1位!?ありがとうございます!!(9/5、13:20現在))
(ホットランキング9位ありがとうございます!(9/4、18:30現在))
あなたが「消えてくれたらいいのに」と言ったから
ちくわぶ(まるどらむぎ)
恋愛
「消えてくれたらいいのに」
結婚式を終えたばかりの新郎の呟きに妻となった王女は……
短いお話です。
新郎→のち王女に視点を変えての数話予定。
4/16 一話目訂正しました。『一人娘』→『第一王女』
濡れ衣を着せてきた公爵令嬢は私の婚約者が欲しかったみたいですが、その人は婚約者ではありません……
もるだ
恋愛
パトリシア公爵令嬢はみんなから慕われる人気者。その裏の顔はとんでもないものだった。ブランシュの評価を落とすために周りを巻き込み、ついには流血騒ぎに……。そんなパトリシアの目的はブランシュの婚約者だった。だが、パトリシアが想いを寄せている男はブランシュの婚約者ではなく、同姓同名の別人で──。
【片思いの5年間】婚約破棄した元婚約者の王子様は愛人を囲っていました。しかもその人は王子様がずっと愛していた幼馴染でした。
五月ふう
恋愛
「君を愛するつもりも婚約者として扱うつもりもないーー。」
婚約者であるアレックス王子が婚約初日に私にいった言葉だ。
愛されず、婚約者として扱われない。つまり自由ってことですかーー?
それって最高じゃないですか。
ずっとそう思っていた私が、王子様に溺愛されるまでの物語。
この作品は
「婚約破棄した元婚約者の王子様は愛人を囲っていました。しかもその人は王子様がずっと愛していた幼馴染でした。」のスピンオフ作品となっています。
どちらの作品から読んでも楽しめるようになっています。気になる方は是非上記の作品も手にとってみてください。
【完結】そんなに好きなら、そっちへ行けば?
雨雲レーダー
恋愛
侯爵令嬢クラリスは、王太子ユリウスから一方的に婚約破棄を告げられる。
理由は、平民の美少女リナリアに心を奪われたから。
クラリスはただ微笑み、こう返す。
「そんなに好きなら、そっちへ行けば?」
そうして物語は終わる……はずだった。
けれど、ここからすべてが狂い始める。
*完結まで予約投稿済みです。
*1日3回更新(7時・12時・18時)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる