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第4話
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宿の部屋で、私はマグリス王子と話している。
マグリスは、私が真の聖女と確信しているようだ。
家族と争いたくないと考えていたから、私は聖女の力を妹だったザリカに分け与えていたらしい。
聖女について知ることができて、私はマグリスにお礼を伝える。
「マグリス様、教えてくださりありがとうございます」
「気にしなくていい。もっと早く伝えたかったが……エステルは今までランダ王子の婚約者だったから、あまり話せなかった」
今までマグリスとは、薬草畑でしか会話をしたことがない。
薬草について話していると仲良くなり、私を心配してマグリスはここまで来てくれたようだ。
「聖女がザリカに決まれば、ランダ王子は婚約者を変える。その時に全て話すつもりで来たが……俺が先に説明しておけば、エステルは家から追い出されなかったかもしれない」
「聖女が決まる前に話しても、ザリカは絶対に信じないと思います」
申し訳なさそうな表情のマグリスを眺め、私は本心を話す。
聖魔法が扱えたのは私がいたからと説明しても、ザリカは否定していたはずだ。
私はマグリスから聖女について聞き、その後は今まで起きた出来事を話す。
同じ宿に泊まると聞いていたから時間を気にせず話した後、マグリスが私に提案した。
「これからどうするのか決まっていないのなら、スピラト国に来て欲しい」
「……えっ?」
「ザリカが力を失われていくと、バルラサ国の者達は焦りエステルを捜索するだろう。スピラト国なら安全だ」
提案が嬉しくて――私は、マグリスと一緒にいたいと思っている。
家族や婚約者と違い、私の精霊がいるという発言をマグリスは信じてくれた。
そんなマグリスと一緒にいたくて、私は返答する。
「マグリス様と一緒いられるのなら、スピラト国に行きたいです」
「そ、そうか。俺としても、エステルと一緒にいたいと思っていた!」
私の発言を聞き、マグリスは顔を赤くしながら笑顔を浮かべている。
その後はマグリスと精霊について楽しく話せて、私達はスピラト国に向かおうとしていた。
■◇■◇■◇■◇■
私がマグリス王子とスピラト国に来てから、1ヵ月が経っていた。
王家の人達はマグリスの話を聞いて納得し、私は城で暮らすことができている。
今まで使えなかった聖魔法が徐々に使えるようになっていき、ザリカは今までと同じ実力を発揮できなくなったと報告を受けていた。
そして――本当はザリカではなく消えたエステルが聖女なのではないかと、私がいたバルラサ国で噂になっているようだ。
マグリスは、私が真の聖女と確信しているようだ。
家族と争いたくないと考えていたから、私は聖女の力を妹だったザリカに分け与えていたらしい。
聖女について知ることができて、私はマグリスにお礼を伝える。
「マグリス様、教えてくださりありがとうございます」
「気にしなくていい。もっと早く伝えたかったが……エステルは今までランダ王子の婚約者だったから、あまり話せなかった」
今までマグリスとは、薬草畑でしか会話をしたことがない。
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「聖女がザリカに決まれば、ランダ王子は婚約者を変える。その時に全て話すつもりで来たが……俺が先に説明しておけば、エステルは家から追い出されなかったかもしれない」
「聖女が決まる前に話しても、ザリカは絶対に信じないと思います」
申し訳なさそうな表情のマグリスを眺め、私は本心を話す。
聖魔法が扱えたのは私がいたからと説明しても、ザリカは否定していたはずだ。
私はマグリスから聖女について聞き、その後は今まで起きた出来事を話す。
同じ宿に泊まると聞いていたから時間を気にせず話した後、マグリスが私に提案した。
「これからどうするのか決まっていないのなら、スピラト国に来て欲しい」
「……えっ?」
「ザリカが力を失われていくと、バルラサ国の者達は焦りエステルを捜索するだろう。スピラト国なら安全だ」
提案が嬉しくて――私は、マグリスと一緒にいたいと思っている。
家族や婚約者と違い、私の精霊がいるという発言をマグリスは信じてくれた。
そんなマグリスと一緒にいたくて、私は返答する。
「マグリス様と一緒いられるのなら、スピラト国に行きたいです」
「そ、そうか。俺としても、エステルと一緒にいたいと思っていた!」
私の発言を聞き、マグリスは顔を赤くしながら笑顔を浮かべている。
その後はマグリスと精霊について楽しく話せて、私達はスピラト国に向かおうとしていた。
■◇■◇■◇■◇■
私がマグリス王子とスピラト国に来てから、1ヵ月が経っていた。
王家の人達はマグリスの話を聞いて納得し、私は城で暮らすことができている。
今まで使えなかった聖魔法が徐々に使えるようになっていき、ザリカは今までと同じ実力を発揮できなくなったと報告を受けていた。
そして――本当はザリカではなく消えたエステルが聖女なのではないかと、私がいたバルラサ国で噂になっているようだ。
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