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第5話
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翌日になって、私は城へ向かうことにしている。
城には何度も来たことがあり、兵士達とも顔見知りだ。
城前に到着すると、見張りの兵士が私に気付いて話しかける。
「エリカ様がここに来るということは、何かが起ころうとしているのでしょうか?」
「今回は国の危機とかではなく私用ですが、中に入れますか?」
「エリカ様なら大丈夫だと思いますが、私用について聞いてもよろしいでしょうか?」
夫が浮気したことで離婚するから、前に結婚したいと話していた第三王子ルオン様と話したい。
全て説明しても大丈夫だと思うけど、そこまで説明する必要はなさそうだ。
「ルオン様に会いに来ました」
「そうでしたか。ルオン殿下は城内の、恐らく自室にいます」
「わかりました。ありがとうございます」
今まで私は国に貢献してきたから、兵士達に信頼されている。
城内には問題なく入ることができて、私は安堵しながらルオンの部屋に向かう。
「結婚する前までは何度も私に会いに来たり招待されていたから、問題なく会えそうですね」
ルオンと会うことができたら、その時は全て説明しよう。
2年前に結婚相手として立候補してくれたけど、今でもルオンが私を好きなのか確かめておきたかった。
■◇■◇■◇■◇■
「エリカ様。お久しぶりです」
「結婚してからは連絡がなくなりましたが、ルオン様もお元気そうでなによりです」
ルオン王子の部屋に到着して、私が来たことに驚いている。
その後は部屋で挨拶を交わして、本題に入ろうとしていた。
「エリカ様に迷惑をかけたくなくて、結婚した後は関わらないようにしていました」
「そうでしたか」
「父上が反対したせいですね。正直今でも恨んでいますよ……エリカ様以外とは結婚しないと言い、困らせています」
そこまで言われて、私は正面にいるルオンを眺める。
青紫の短い髪の凛々しい美青年で、数年前に何度か護衛として関わっていた。
そこから仲良くなり、結婚相手に立候補してくれたけど……国王が反対する。
年が離れていたことと、伯爵家の家柄に前線で戦っていたことが嫌だったのかもしれない。
それで家族仲が悪くなっているようだけど、国王の対応によるものだから気にしないでおこう。
そしてお父様はギドロスを結婚相手に選び、私は反対しなかったけど……その結果として、あんな男と結婚してしまう。
ギドロスとリルサのことを思い出してしまい、私はルオンに尋ねる。
「ルオン様は、リルサ様を知っていますか?」
「魔法学園で優秀な生徒のようで、何度か会ったことがあります」
「どのような印象を受けましたか?」
「えっと……先ほど言った通り、優秀な魔法使いですね」
私の質問を聞き、意図がわからないから動揺しながらルオンが話す。
今後のことを考えると、もっと具体的に聞いた方がよさそうだ。。
「私とリルサ様なら、どちらが魅力的だと思いますか?」
「それはエリカ様でしょう」
即答されたことで、私は安堵する。
質問の意味がわからないだろうから、私は全て話すことにしていた。
「実はギドロス様がリルサ様を好きになり、私は離婚することとなりました」
「なるほど……私の元に来たということは、ギドロスを消せばよいのですね」
とんでもないことを言っているけど、冗談で言っていないのが真剣な表情でわかってしまう。
後悔させるつもりでいるけど、ルオンの手を汚して欲しくはない。
どうしてそんな考えになったのか、私は聞いておきたかった。
「違います。どうしてそうなったのか、聞いてもよろしいですか?」
「まさかエリカ様は、浮気をして離婚するよう言ったギドロスを許すというのですか!」
「後悔させるつもりでいますが、ルオン様に手を汚して欲しくはありません」
「……わかりました」
私の発言に納得するけど、止めなければ行動を起こしていたかもしれない。
ギドロスを嫌悪しているルオンに、私は来た理由を話す。
「今後ギドロスが私と元の関係に戻ろうとするかもしれませんので、早急に再婚したくてここに来ました。お父様が、陛下とルオン様が不仲なことを知っていたからです」
「そうでしたか。今なら私は問題なくエリカ様と結婚できそうですが、エリカ様は私が結婚相手でいいんですか?」
「はい。一度離婚している私と再婚してくれる人は限られていますし、ルオン様なら信用できます」
「信用してくれるとは光栄です! すぐに父上に報告しましょう!!」
私の発言を聞き、喜々としながらルオンが提案する。
これで国王とルオンの関係はよくなりそうで、私は再婚することができそうだ。
城には何度も来たことがあり、兵士達とも顔見知りだ。
城前に到着すると、見張りの兵士が私に気付いて話しかける。
「エリカ様がここに来るということは、何かが起ころうとしているのでしょうか?」
「今回は国の危機とかではなく私用ですが、中に入れますか?」
「エリカ様なら大丈夫だと思いますが、私用について聞いてもよろしいでしょうか?」
夫が浮気したことで離婚するから、前に結婚したいと話していた第三王子ルオン様と話したい。
全て説明しても大丈夫だと思うけど、そこまで説明する必要はなさそうだ。
「ルオン様に会いに来ました」
「そうでしたか。ルオン殿下は城内の、恐らく自室にいます」
「わかりました。ありがとうございます」
今まで私は国に貢献してきたから、兵士達に信頼されている。
城内には問題なく入ることができて、私は安堵しながらルオンの部屋に向かう。
「結婚する前までは何度も私に会いに来たり招待されていたから、問題なく会えそうですね」
ルオンと会うことができたら、その時は全て説明しよう。
2年前に結婚相手として立候補してくれたけど、今でもルオンが私を好きなのか確かめておきたかった。
■◇■◇■◇■◇■
「エリカ様。お久しぶりです」
「結婚してからは連絡がなくなりましたが、ルオン様もお元気そうでなによりです」
ルオン王子の部屋に到着して、私が来たことに驚いている。
その後は部屋で挨拶を交わして、本題に入ろうとしていた。
「エリカ様に迷惑をかけたくなくて、結婚した後は関わらないようにしていました」
「そうでしたか」
「父上が反対したせいですね。正直今でも恨んでいますよ……エリカ様以外とは結婚しないと言い、困らせています」
そこまで言われて、私は正面にいるルオンを眺める。
青紫の短い髪の凛々しい美青年で、数年前に何度か護衛として関わっていた。
そこから仲良くなり、結婚相手に立候補してくれたけど……国王が反対する。
年が離れていたことと、伯爵家の家柄に前線で戦っていたことが嫌だったのかもしれない。
それで家族仲が悪くなっているようだけど、国王の対応によるものだから気にしないでおこう。
そしてお父様はギドロスを結婚相手に選び、私は反対しなかったけど……その結果として、あんな男と結婚してしまう。
ギドロスとリルサのことを思い出してしまい、私はルオンに尋ねる。
「ルオン様は、リルサ様を知っていますか?」
「魔法学園で優秀な生徒のようで、何度か会ったことがあります」
「どのような印象を受けましたか?」
「えっと……先ほど言った通り、優秀な魔法使いですね」
私の質問を聞き、意図がわからないから動揺しながらルオンが話す。
今後のことを考えると、もっと具体的に聞いた方がよさそうだ。。
「私とリルサ様なら、どちらが魅力的だと思いますか?」
「それはエリカ様でしょう」
即答されたことで、私は安堵する。
質問の意味がわからないだろうから、私は全て話すことにしていた。
「実はギドロス様がリルサ様を好きになり、私は離婚することとなりました」
「なるほど……私の元に来たということは、ギドロスを消せばよいのですね」
とんでもないことを言っているけど、冗談で言っていないのが真剣な表情でわかってしまう。
後悔させるつもりでいるけど、ルオンの手を汚して欲しくはない。
どうしてそんな考えになったのか、私は聞いておきたかった。
「違います。どうしてそうなったのか、聞いてもよろしいですか?」
「まさかエリカ様は、浮気をして離婚するよう言ったギドロスを許すというのですか!」
「後悔させるつもりでいますが、ルオン様に手を汚して欲しくはありません」
「……わかりました」
私の発言に納得するけど、止めなければ行動を起こしていたかもしれない。
ギドロスを嫌悪しているルオンに、私は来た理由を話す。
「今後ギドロスが私と元の関係に戻ろうとするかもしれませんので、早急に再婚したくてここに来ました。お父様が、陛下とルオン様が不仲なことを知っていたからです」
「そうでしたか。今なら私は問題なくエリカ様と結婚できそうですが、エリカ様は私が結婚相手でいいんですか?」
「はい。一度離婚している私と再婚してくれる人は限られていますし、ルオン様なら信用できます」
「信用してくれるとは光栄です! すぐに父上に報告しましょう!!」
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これで国王とルオンの関係はよくなりそうで、私は再婚することができそうだ。
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