婚約者が私と婚約破棄する計画を立てたので、失踪することにしました

天宮有

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第21話

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エドガー視点

 俺と家族、そしてビノアス子爵家は散々な目に合っていた。

 ルクルと婚約破棄して従わせる計画が貴族達に知られて、失踪した原因だと糾弾されている。

 計画を実行したタイミングで失踪したのだから、その可能性は高かった。

 部屋で1人になり、俺はこれから先のことを考えてしまう。

「今の俺は一応ルクルの婚約者だから、処罰はルクルに任せるべきだと考えているが……いつ考えが変わってもおかしくないだろう」

 あのパーティ会場で……ルクルの姿を見ていないのに婚約破棄を宣言したのは、失敗だった。

 もう婚約者でないのだから消すべきだと考えている貴族達もいるようで、行動を起こしているらしい。

 このままだと長くは保たないと考えていると……執事が部屋にやって来て、俺に報告する。

「エドガー様……調査の結果、ルクル様の居場所が判明したようです」

「なんだと!? よくやった!!」

 追い詰められて最悪の事態を待つだけだと考えていた時に、ルクルの居場所を知ることができた。

 ルクルを捕らえて従えることができれば、この状況を逆転することも可能だろう。

「従わせる魔法道具、契約書の魔法道具は俺が持っている……これにルクルの魔力を流せば、全て解決するだろう!」

 ルクルの居場所を知ることができて、この時の俺は浮かれていた。
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