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第15話
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私の発言を聞いて、バハムスとメリタは驚いている。
今までの私と違うと察していても、関わりたくないと言われるのは想定外だったようだ。
「なっっ……関わりたくないとは、どういうことだ!?」
「言葉通りの意味です――私が婚約者でも、バハムス殿下に迫っていたメリタ様。婚約者だから無茶苦茶な命令を出してくるバハムス殿下とは、関わりたくないと考えるのは当然でしょう」
「ぐっっっ!? 全て謝るから、メリタの屋敷に来てくれぇぇっっ!!」
バハムスは預言書で明日の出来事を知っているから、焦って私に頼み出す。
そんなバハムスに対して、私は本心を伝えた。
「私は命懸けでモンスターの大群を対処した時、バハムス殿下は「王子である俺の婚約者なら当然の行動だ」と仰られました。その時点で何を言われても聞きたくありません」
「そ、それは……クソッッ!」
あの発言は、何年経っても忘れることができなかった。
今でも鮮明に覚えているし、動揺しているバハムスからこの時間でも言ったのは間違いない。
何を言っても無意味だと理解したのか、メリタを連れてバハムスは教室から出て行く。
次に起こる災害は規模が大きいから、メリタ達は諦めていないはずだ。
今までの私と違うと察していても、関わりたくないと言われるのは想定外だったようだ。
「なっっ……関わりたくないとは、どういうことだ!?」
「言葉通りの意味です――私が婚約者でも、バハムス殿下に迫っていたメリタ様。婚約者だから無茶苦茶な命令を出してくるバハムス殿下とは、関わりたくないと考えるのは当然でしょう」
「ぐっっっ!? 全て謝るから、メリタの屋敷に来てくれぇぇっっ!!」
バハムスは預言書で明日の出来事を知っているから、焦って私に頼み出す。
そんなバハムスに対して、私は本心を伝えた。
「私は命懸けでモンスターの大群を対処した時、バハムス殿下は「王子である俺の婚約者なら当然の行動だ」と仰られました。その時点で何を言われても聞きたくありません」
「そ、それは……クソッッ!」
あの発言は、何年経っても忘れることができなかった。
今でも鮮明に覚えているし、動揺しているバハムスからこの時間でも言ったのは間違いない。
何を言っても無意味だと理解したのか、メリタを連れてバハムスは教室から出て行く。
次に起こる災害は規模が大きいから、メリタ達は諦めていないはずだ。
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