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第86話
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バハムス視点
俺とルーミエとメリタは、幼い頃から仲がよかった。
メリタの提案を聞き、命令すればルーミエは全て従ってくれる。
預言書に書かれていた様々な問題を対処させて――メリタの計画通り、ルーミエを切り捨てることに成功した。
■◇■◇■◇■◇■
ルーミエが魔力を失い、メリタが俺の妻になる。
用済みとなったルーミエを、城から追い出すことができた。
俺は部屋で、メリタとこれからの話をしている。
預言書の問題は全て解決したから、これからは平和で幸せな日常を送れるだろう。
「全て、メリタの計画通りになったな」
「はい! ドラゴンにやられず魔力を失っただけで済んだのは予想外でしたけど、ルーミエが魔力を失ったのはドラゴンの生贄になったからでしょう!」
「そうに違いない! これでルゴアス国は安泰だ!」
俺はメリタの推測が正しいと、勝手に思い込んでしまう。
実際はルーミエが負傷したことで、魔力を出すために必要な器官が壊れただけだ。
メリタを妻にできて、この時の俺は全て上手くいったと考えていた。
そして――俺はこれから、最悪の結末を迎えることとなる。
俺とルーミエとメリタは、幼い頃から仲がよかった。
メリタの提案を聞き、命令すればルーミエは全て従ってくれる。
預言書に書かれていた様々な問題を対処させて――メリタの計画通り、ルーミエを切り捨てることに成功した。
■◇■◇■◇■◇■
ルーミエが魔力を失い、メリタが俺の妻になる。
用済みとなったルーミエを、城から追い出すことができた。
俺は部屋で、メリタとこれからの話をしている。
預言書の問題は全て解決したから、これからは平和で幸せな日常を送れるだろう。
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そして――俺はこれから、最悪の結末を迎えることとなる。
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