婚約破棄を受け入れたのは、この日の為に準備していたからです

天宮有

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第46話

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 翌日――休日になって、明後日にはレヴォクの処分が決まる。

 もう打つ手がないはずで、スミスも利用価値がなくなったレヴォクを切り捨てていそうだ。

 これでもう不安になることはないと思っていたけど……私は部屋で、不安そうなゼロアに尋ねる。

「ゼロア様、何か不安なことがあるのですか?」

 私はこれからのことを話していたけど、ゼロアの様子が少しおかしい。

 今までは準備していたこともあって余裕があったけど、今日は何かを悩んでいる様子だ。

 気になった私が尋ねると、ゼロアが話す。

「そうだな……最悪の事態を想像してしまったが、それも準備しているから大丈夫のはずだ」

「レヴォクはもう何もできないと思うのですけど、最悪の事態ですか?」

「ああ。スミスがもし、龍人と契約する魔法道具を所持していたら……レヴォクは龍人と契約するだろう」

 龍人とゼロアが言うけど、私は聞いたことがない。

 どうやらゼロアは龍人を警戒している様子で、気になった私が尋ねる。

「その龍人って、どんな方なのですか?」

「幻獣の頂点と聞いている。人間の頼みを聞くことで寿命を得ることができるらしく、それによって強くなる生物のようだ」

 普通の幻獣、ドラゴン1頭でも魔法学園の先生が対処できないほどに強い。

 その幻獣の頂点と聞いて――私も、警戒するようになっていた。
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