76 / 109
第76話
しおりを挟む
数日後、私はアインと冒険者ギルドの個室で話をしていた。
「ここ最近は依頼を受けず、冒険者ギルドの近くで待機していますけど……災獣は現れるのでしょうか?」
会議で話は聞いたけど、私は災獣を見たことがない。
それはアインも同じようだけど、頷いて返答する。
「冒険者ギルド内で目撃情報があったようなので、いるのは間違いありません……今回、セリスはここで待機して欲しいと思っています」
「……えっ?」
アインの発言に、私は驚いてしまう。
実力不足なのだろうかと不安になると、顔に出ていたのかアインが話す。
「今回は魔物の襲撃とは違い、敵の力が未知数です。セリスは、一番安全なここで待機していた方がいいでしょう」
どうやらアインは、私のことを心配しているようだ。
その方が安全だと思うけど……敵の力が未知数ということは、アインに危機が迫る可能性もある。
私は大襲撃の時も問題なかったから、アインの力になりたい。
「アインの言うとおりだと思いますけど、私も冒険者として行動します」
「セリス……わかりました」
そう言って、私達は街を見回り災獣が現れていないか調べようとしていた。
そして――この日、私達は災獣ルオウと遭遇することとなる。
「ここ最近は依頼を受けず、冒険者ギルドの近くで待機していますけど……災獣は現れるのでしょうか?」
会議で話は聞いたけど、私は災獣を見たことがない。
それはアインも同じようだけど、頷いて返答する。
「冒険者ギルド内で目撃情報があったようなので、いるのは間違いありません……今回、セリスはここで待機して欲しいと思っています」
「……えっ?」
アインの発言に、私は驚いてしまう。
実力不足なのだろうかと不安になると、顔に出ていたのかアインが話す。
「今回は魔物の襲撃とは違い、敵の力が未知数です。セリスは、一番安全なここで待機していた方がいいでしょう」
どうやらアインは、私のことを心配しているようだ。
その方が安全だと思うけど……敵の力が未知数ということは、アインに危機が迫る可能性もある。
私は大襲撃の時も問題なかったから、アインの力になりたい。
「アインの言うとおりだと思いますけど、私も冒険者として行動します」
「セリス……わかりました」
そう言って、私達は街を見回り災獣が現れていないか調べようとしていた。
そして――この日、私達は災獣ルオウと遭遇することとなる。
15
あなたにおすすめの小説
【完結】私を捨てた皆様、どうぞその選択を後悔なさってください 〜婚約破棄された令嬢の、遅すぎる謝罪はお断りです〜
くろねこ
恋愛
王太子の婚約者として尽くしてきた公爵令嬢エリシアは、ある日突然、身に覚えのない罪で断罪され婚約破棄を言い渡される。
味方だと思っていた家族も友人も、誰一人として彼女を庇わなかった。
――けれど、彼らは知らなかった。
彼女こそが国を支えていた“本当の功労者”だったことを。
すべてを失ったはずの令嬢が選んだのは、
復讐ではなく「関わらない」という選択。
だがその選択こそが、彼らにとって最も残酷な“ざまぁ”の始まりだった。
〖完結〗旦那様には出て行っていただきます。どうか平民の愛人とお幸せに·····
藍川みいな
恋愛
「セリアさん、単刀直入に言いますね。ルーカス様と別れてください。」
……これは一体、どういう事でしょう?
いきなり現れたルーカスの愛人に、別れて欲しいと言われたセリア。
ルーカスはセリアと結婚し、スペクター侯爵家に婿入りしたが、セリアとの結婚前から愛人がいて、その愛人と侯爵家を乗っ取るつもりだと愛人は話した……
設定ゆるゆるの、架空の世界のお話です。
全6話で完結になります。
好きにしろ、とおっしゃられたので好きにしました。
豆狸
恋愛
「この恥晒しめ! 俺はお前との婚約を破棄する! 理由はわかるな?」
「第一王子殿下、私と殿下の婚約は破棄出来ませんわ」
「確かに俺達の婚約は政略的なものだ。しかし俺は国王になる男だ。ほかの男と睦み合っているような女を妃には出来ぬ! そちらの有責なのだから侯爵家にも責任を取ってもらうぞ!」
婚約破棄の代償
nanahi
恋愛
「あの子を放って置けないんだ。ごめん。婚約はなかったことにしてほしい」
ある日突然、侯爵令嬢エバンジェリンは婚約者アダムスに一方的に婚約破棄される。破局に追い込んだのは婚約者の幼馴染メアリという平民の儚げな娘だった。
エバンジェリンを差し置いてアダムスとメアリはひと時の幸せに酔うが、婚約破棄の代償は想像以上に大きかった。
お飾りの妻として嫁いだけど、不要な妻は出ていきます
菻莅❝りんり❞
ファンタジー
貴族らしい貴族の両親に、売られるように愛人を本邸に住まわせている其なりの爵位のある貴族に嫁いだ。
嫁ぎ先で私は、お飾りの妻として別棟に押し込まれ、使用人も付けてもらえず、初夜もなし。
「居なくていいなら、出ていこう」
この先結婚はできなくなるけど、このまま一生涯過ごすよりまし
旦那様、そんなに彼女が大切なら私は邸を出ていきます
おてんば松尾
恋愛
彼女は二十歳という若さで、領主の妻として領地と領民を守ってきた。二年後戦地から夫が戻ると、そこには見知らぬ女性の姿があった。連れ帰った親友の恋人とその子供の面倒を見続ける旦那様に、妻のソフィアはとうとう離婚届を突き付ける。
if 主人公の性格が変わります(元サヤ編になります)
※こちらの作品カクヨムにも掲載します
王妃の仕事なんて知りません、今から逃げます!
gacchi(がっち)
恋愛
側妃を迎えるって、え?聞いてないよ?
王妃の仕事が大変でも頑張ってたのは、レオルドが好きだから。
国への責任感?そんなの無いよ。もういい。私、逃げるから!
12/16加筆修正したものをカクヨムに投稿しました。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる