「婚約を破棄したい」と私に何度も言うのなら、皆にも知ってもらいましょう

天宮有

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第18話

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 モグルドが屋敷から去って、私は安堵している。
 ヒュームはモグルドに呆れている様子で、私も同じ気持ちだった。

「モグルドがここに来る可能性が高いから、俺はルナの元を離れたくないんだ」

「私としては、こうしてヒューム様と一緒にいられるのが嬉しいです」

「そ、そうか。ずっと一緒にいて迷惑じゃなければ、俺としてもよかった」

 どうやらヒュームは、毎日一緒にいることを気にしていたらしい。
 顔が赤くなっている姿は珍しくて、本心を話してよかったと思っている。

 その後、私はヒュームからヒリスについて話す。
 ヒリスが負傷したことは聞いていたけど、私の魔法道具の力が必要と考えたようだ。

「私の杖の力を引き出せていただけなのに、ヒリスは自分の力と思い込んでしまったのでしょう」

 ヒリスは魔法道具を使う力に長けていると、ようやく知ることができたようだ。

 そしてモグルドは私にヒリスの杖を直させようとしたけど、私は直す気はない。
 ヒュームも賛同してくれて、これから起こりそうな出来事を話す。

「モグルドは愚かすぎる……陛下に限界がくれば、勘当を言い渡されてもおかしくないだろう」

 国王としても、問題ばかり起こすモグルドが邪魔になっているはず。
 これ以上モグルドが何かしでかすと、ヒュームの推測通り国王は勘当を言い渡しそうだ。
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