平民の方が好きと言われた私は、あなたを愛することをやめました

天宮有

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第155話

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 私とニコラスは、今度こそラドンとミレサを拘束することに成功した。
 鎖の効力で逃げることができなくなり、私達はミレサが所持していた転移の魔法道具を全て破壊する。

 聖獣も身代わりになることはなく無事で、私は安堵していた。
 抵抗しているけど何もできていないミレサ達を眺めて、ニコラスが話す。

「これで問題ないでしょう。後は2人を、陛下の元に運ぶだけです」

「冒険者の人達が目覚めたら、頼むことにしましょう」

 ラドンの攻撃を受けた冒険者の人達は、私とニコラスを守ってくれた。
 それによって魔力を失って倒れ、ラドンは魔法で消そうとしていない。
 魔剣との契約で、私とニコラスを消すことを優先したからのようだ。

 まだ時間は昼過ぎだから、今日で全てを終わらせようと考えている。
 これで終わると考えていたけど――ラドンは、まだ諦めていなかった。
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