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第2章-耐久テスト編-
第13話:鉄球衝突耐久試験(4)
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「無理、これ以上の、レベル9なんて、無理だからぁ!」
叶海の掌を返した懇願にも、ガイアスはそれ以上は何も言わず、淡々と装置を操作する。
――ドオオオオオゴーーーーン!!ボキッベキッ!!
「ふぎやゃああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!げっふうぅぅぅぅぅぅーーーーッ!!ひぅっ、あぐふううぅぅぅ!!げぼおおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉーーーーーッ!げぼっ、げぼぉぉぉぉぉぉ!!ぶげあぁぁぁぁぁぁぁッ!!」
絶叫、後嘔吐。
胃の中身がたっぷりとシェイクされてから、勢いよく上がってきた。今度はもう止められない。中身を全て吐き出すまで、叶海は嘔吐し続けた。
「んおおぉぉぉぉっっっ!おっほおおおおぉぉぉぉぉぉおぉ……ふぎっひいいぃいぃぃいははぁはぁ……おべっ、アァァァーーーーーーーーーーーーーーッ!!」
上半身を何度もくねらせ痙攣しゲロを吐きながら、叶海は絶頂していた。レベル8の時以上にドバドバと愛液を溢れさせ、まるで小便を漏らしているようだが、本人の思考は快感に飲まれ真っ白。何が股間を伝っているのかも分かってもいない。
《警告!!肺、胃に中程度の損傷。肋骨に軽微の損傷。起動モードを回復優先に切り替えます》
「っぐべぇっ、おぼっ、げぇぇぇ……はぁはぁ、ぐぶっ、げぇぇーーッッッんほっ…ほおおおぉぉぉ」
「ファッハッハ!!吐きながらイキおった。これは盛大じゃなぁ!!」
「ゲロまみれできったねぇなぁ」
「おや、イービルガイ殿はこういうのはお嫌いかな?」
「いいや、こいつらのこういう無様な顔と泣き声は嫌いじゃねぇよ」
「それは重長」
軽口を叩きながら、ガイアスは叶海の身体を触り、様子を確かめる。
「ふむ、しかし本当にレベル9にも耐えおったか。骨がいくつか折れたようだが…いやヒビが入った程度であろうか、しかももうほとんど治っておるな」
「んおっ、ほっふぅ…ふひっ、ひっ、はぁ…はぁはぁ…!」
胃酸しか出なくなって暫く、やっと嘔吐が止まる。
モードを切り替えたスーツが急速に回復を促し、激痛から変換された快感も次第に治まってきた。
叶海の瞳に色が戻り、呼吸も落ち着いてくる。
「素晴らしい、回復までに10秒とかからぬとは!予想以上の耐久性である!!」
叶海に加えられた衝撃は、イービルガイの殴打にも劣らぬほどのダメージを体内に与えていた。その結果として、生身で軽い交通事故にあった程度のダメージを骨と臓器に負っている。防御特化の変身スーツ着用者にここまでのダメージを与えたことがすごいのか、怪人四天王の殴打と変わらぬ衝撃でこの程度の傷で済んでいるスーツがすごいのか。
どちらにしろ、叶海はこの衝撃を耐えきった。
さらにスーツが回復優先にモードを切り替えてから、またたく間に傷も回復してしまった。すぐに痛み、から変換され快楽が引くのは助かるが、抵抗もできずに嬲られ続ける現状では本当に都合の良い実験体(モルモット)でしかない。
「おぉそうだ、この装置で選別をする理由を教えてやるという約束であったな」
「げふっ…ふぅふぅ…はぁ、ふぅ…ぅ……ぁ……っ」
正直今の叶海にはそんなことどうでも良かったのだが、胃の中身を全て吐き出した直後ではそれを口に出す気力がない。身体は元気だが、精神は確実に疲弊していた。
「この装置は、怪人王様に捧げる贄の選別を行うためのものなのじゃ」
「うっ、うぶっ…怪人王の…贄…!?」
聞こえてきた不穏な単語に小さく叶海が反応する。
「そう、捧げた贄があまりにも脆いと怪人王様のお怒りを買ってしまう。これはそうならないための選別機なのである!」
「悪趣味な、選別ね…それでわたしは、選別されちゃった、ってこと……かしら」
「うむ、レベル8を耐えきれれば最低限合格なのである。レベル8なら死んでも原型は残るので使える贄、レベル9を耐えれば辛うじて生きて使える贄、そして次のレベル10を耐えれば、怪人王様にお使いいただいても耐えられる最上の贄となれるのだ!」
(怪人王に使われるってどういうこと…サンドバックにでもしようっていうの!?)
叶海が疑問を問いただすよりも早く、ノリノリでガイアスが語る。
「さて、そのため次のレベル10が最後となるのだが、8,9,10を今のような基準で分けているため、威力の開き方がだいぶ雑なのである。貴様ならおそらく耐えられるとは思うが、次のレベル10はこれまでとは比較にならんのじゃ」
機械を操作しながらガイアスが一人喋り続ける。
「しっかり耐えるのじゃぞ」
「―――ッ!」
叶海の掌を返した懇願にも、ガイアスはそれ以上は何も言わず、淡々と装置を操作する。
――ドオオオオオゴーーーーン!!ボキッベキッ!!
「ふぎやゃああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!げっふうぅぅぅぅぅぅーーーーッ!!ひぅっ、あぐふううぅぅぅ!!げぼおおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉーーーーーッ!げぼっ、げぼぉぉぉぉぉぉ!!ぶげあぁぁぁぁぁぁぁッ!!」
絶叫、後嘔吐。
胃の中身がたっぷりとシェイクされてから、勢いよく上がってきた。今度はもう止められない。中身を全て吐き出すまで、叶海は嘔吐し続けた。
「んおおぉぉぉぉっっっ!おっほおおおおぉぉぉぉぉぉおぉ……ふぎっひいいぃいぃぃいははぁはぁ……おべっ、アァァァーーーーーーーーーーーーーーッ!!」
上半身を何度もくねらせ痙攣しゲロを吐きながら、叶海は絶頂していた。レベル8の時以上にドバドバと愛液を溢れさせ、まるで小便を漏らしているようだが、本人の思考は快感に飲まれ真っ白。何が股間を伝っているのかも分かってもいない。
《警告!!肺、胃に中程度の損傷。肋骨に軽微の損傷。起動モードを回復優先に切り替えます》
「っぐべぇっ、おぼっ、げぇぇぇ……はぁはぁ、ぐぶっ、げぇぇーーッッッんほっ…ほおおおぉぉぉ」
「ファッハッハ!!吐きながらイキおった。これは盛大じゃなぁ!!」
「ゲロまみれできったねぇなぁ」
「おや、イービルガイ殿はこういうのはお嫌いかな?」
「いいや、こいつらのこういう無様な顔と泣き声は嫌いじゃねぇよ」
「それは重長」
軽口を叩きながら、ガイアスは叶海の身体を触り、様子を確かめる。
「ふむ、しかし本当にレベル9にも耐えおったか。骨がいくつか折れたようだが…いやヒビが入った程度であろうか、しかももうほとんど治っておるな」
「んおっ、ほっふぅ…ふひっ、ひっ、はぁ…はぁはぁ…!」
胃酸しか出なくなって暫く、やっと嘔吐が止まる。
モードを切り替えたスーツが急速に回復を促し、激痛から変換された快感も次第に治まってきた。
叶海の瞳に色が戻り、呼吸も落ち着いてくる。
「素晴らしい、回復までに10秒とかからぬとは!予想以上の耐久性である!!」
叶海に加えられた衝撃は、イービルガイの殴打にも劣らぬほどのダメージを体内に与えていた。その結果として、生身で軽い交通事故にあった程度のダメージを骨と臓器に負っている。防御特化の変身スーツ着用者にここまでのダメージを与えたことがすごいのか、怪人四天王の殴打と変わらぬ衝撃でこの程度の傷で済んでいるスーツがすごいのか。
どちらにしろ、叶海はこの衝撃を耐えきった。
さらにスーツが回復優先にモードを切り替えてから、またたく間に傷も回復してしまった。すぐに痛み、から変換され快楽が引くのは助かるが、抵抗もできずに嬲られ続ける現状では本当に都合の良い実験体(モルモット)でしかない。
「おぉそうだ、この装置で選別をする理由を教えてやるという約束であったな」
「げふっ…ふぅふぅ…はぁ、ふぅ…ぅ……ぁ……っ」
正直今の叶海にはそんなことどうでも良かったのだが、胃の中身を全て吐き出した直後ではそれを口に出す気力がない。身体は元気だが、精神は確実に疲弊していた。
「この装置は、怪人王様に捧げる贄の選別を行うためのものなのじゃ」
「うっ、うぶっ…怪人王の…贄…!?」
聞こえてきた不穏な単語に小さく叶海が反応する。
「そう、捧げた贄があまりにも脆いと怪人王様のお怒りを買ってしまう。これはそうならないための選別機なのである!」
「悪趣味な、選別ね…それでわたしは、選別されちゃった、ってこと……かしら」
「うむ、レベル8を耐えきれれば最低限合格なのである。レベル8なら死んでも原型は残るので使える贄、レベル9を耐えれば辛うじて生きて使える贄、そして次のレベル10を耐えれば、怪人王様にお使いいただいても耐えられる最上の贄となれるのだ!」
(怪人王に使われるってどういうこと…サンドバックにでもしようっていうの!?)
叶海が疑問を問いただすよりも早く、ノリノリでガイアスが語る。
「さて、そのため次のレベル10が最後となるのだが、8,9,10を今のような基準で分けているため、威力の開き方がだいぶ雑なのである。貴様ならおそらく耐えられるとは思うが、次のレベル10はこれまでとは比較にならんのじゃ」
機械を操作しながらガイアスが一人喋り続ける。
「しっかり耐えるのじゃぞ」
「―――ッ!」
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