15 / 58
事件
2
しおりを挟む
「… … …」
「あれ~~ どうしちゃったの…?声、出せなくなっちゃった…?」
フードの男が…遠目でもニヤリと笑っているのがわかる…。
誰だ…
一体、なんのために… 俺を…襲った… ?
考えたくないことだが、もし…あの男が例の殺人鬼だとすれば…
とりあえず…ソイツが男であることだけはわかった…。
だが…そうだとわかったところで…
俺は果たして…ここから、生きて帰ることが出来るのだろうかという気持ちが、うっすらと、してくる…。
ガチャ… ガチャ…
拘束から必死に逃れようとしても、全くほどけない鎖…
恐らく、どう頑張ったところで、この鎖を外すことはできないだろう…
口頭で、説得するよりほかない…
とにかく、奴の素性を… 正体を知りたい…
もしも、奴の正体と目的がわかれば… 何か…ここから逃げ出せる手立てが…
そして、奴を捕獲する手立てが…その、ヒントがつかめるかもしれない…
「… お、まえは… …誰、なんだ… ?…」声が、震える…
「ひひっ… !」男がおかしな声を、発する。
思わず見つめると、今度はパンパンと大仰に手をたたき始める…。
「… な、んだ… おまえ、… 」
「ひっ… ひひひっ…はははっ… !! もう最高、面白いんだけど…」
「…何が、…」
「今まで俺がやってきた人、全てにおいてだよ…ほんと、すごい確率なんだけど…」
「… … …」
俺が黙っていると、今度はくくくと…男が含み笑いを漏らす…。
「もう完全に全員がさ、100パー、おまえは誰だって…聞いてくんだよ… マジで、意味ないことなのにね…」
「… どういう、意味だ… 」
今、全員と言った… 俺がやってきた、全員と…確かに男はそう言った…。
つまり、そうなのか…?
やはりこいつは…この男は… 本当に最悪なことだが、間違いなく、例の…?
あの…連続殺人事件の…犯人だと、いうのか…
やがて、俺の背中に… 生温かな… 嫌な汗が、伝い始める…。
俺は、決して、ただの一般市民じゃない…
守られるべき、無防備な…素人…一般市民じゃない…
大丈夫だ… きっと、大丈夫…
俺が、ここで死ぬなんてことは…ない…
こんなところで…?まだ、この歳で…?? 死ねるわけがない…
やり残したことがまだ、山のようにある…
しかも、俺は警官だ…警察官だ…
コイツが仮に、本当に…例の、殺人鬼だったとしても…
きっと何か方法はある… コイツの求めているモノはなんだ…
何か、ヒントはないか…
俺は、初めて感じた恐怖に恐れおののきそうになる自分自身をまるで無理矢理に鼓舞するかのように…
一旦ゆっくりと、目を閉じた…。
「あれ~~ どうしちゃったの…?声、出せなくなっちゃった…?」
フードの男が…遠目でもニヤリと笑っているのがわかる…。
誰だ…
一体、なんのために… 俺を…襲った… ?
考えたくないことだが、もし…あの男が例の殺人鬼だとすれば…
とりあえず…ソイツが男であることだけはわかった…。
だが…そうだとわかったところで…
俺は果たして…ここから、生きて帰ることが出来るのだろうかという気持ちが、うっすらと、してくる…。
ガチャ… ガチャ…
拘束から必死に逃れようとしても、全くほどけない鎖…
恐らく、どう頑張ったところで、この鎖を外すことはできないだろう…
口頭で、説得するよりほかない…
とにかく、奴の素性を… 正体を知りたい…
もしも、奴の正体と目的がわかれば… 何か…ここから逃げ出せる手立てが…
そして、奴を捕獲する手立てが…その、ヒントがつかめるかもしれない…
「… お、まえは… …誰、なんだ… ?…」声が、震える…
「ひひっ… !」男がおかしな声を、発する。
思わず見つめると、今度はパンパンと大仰に手をたたき始める…。
「… な、んだ… おまえ、… 」
「ひっ… ひひひっ…はははっ… !! もう最高、面白いんだけど…」
「…何が、…」
「今まで俺がやってきた人、全てにおいてだよ…ほんと、すごい確率なんだけど…」
「… … …」
俺が黙っていると、今度はくくくと…男が含み笑いを漏らす…。
「もう完全に全員がさ、100パー、おまえは誰だって…聞いてくんだよ… マジで、意味ないことなのにね…」
「… どういう、意味だ… 」
今、全員と言った… 俺がやってきた、全員と…確かに男はそう言った…。
つまり、そうなのか…?
やはりこいつは…この男は… 本当に最悪なことだが、間違いなく、例の…?
あの…連続殺人事件の…犯人だと、いうのか…
やがて、俺の背中に… 生温かな… 嫌な汗が、伝い始める…。
俺は、決して、ただの一般市民じゃない…
守られるべき、無防備な…素人…一般市民じゃない…
大丈夫だ… きっと、大丈夫…
俺が、ここで死ぬなんてことは…ない…
こんなところで…?まだ、この歳で…?? 死ねるわけがない…
やり残したことがまだ、山のようにある…
しかも、俺は警官だ…警察官だ…
コイツが仮に、本当に…例の、殺人鬼だったとしても…
きっと何か方法はある… コイツの求めているモノはなんだ…
何か、ヒントはないか…
俺は、初めて感じた恐怖に恐れおののきそうになる自分自身をまるで無理矢理に鼓舞するかのように…
一旦ゆっくりと、目を閉じた…。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...
MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。
ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。
さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?
そのほかに外伝も綴りました。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
意味が分かると怖い話(解説付き)
彦彦炎
ホラー
一見普通のよくある話ですが、矛盾に気づけばゾッとするはずです
読みながら話に潜む違和感を探してみてください
最後に解説も載せていますので、是非読んでみてください
実話も混ざっております
M性に目覚めた若かりしころの思い出 その2
kazu106
青春
わたし自身が生涯の性癖として持ち合わせるM性について、終活的に少しづつ綴らせていただいてます。
荒れていた地域での、高校時代の体験になります。このような、古き良き(?)時代があったことを、理解いただけましたらうれしいです。
一部、フィクションも交えながら、述べさせていただいてます。フィクション/ノンフィクションの境界は、読んでくださった方の想像におまかせいたします。
ヤンデレ美少女転校生と共に体育倉庫に閉じ込められ、大問題になりましたが『結婚しています!』で乗り切った嘘のような本当の話
桜井正宗
青春
――結婚しています!
それは二人だけの秘密。
高校二年の遙と遥は結婚した。
近年法律が変わり、高校生(十六歳)からでも結婚できるようになっていた。だから、問題はなかった。
キッカケは、体育倉庫に閉じ込められた事件から始まった。校長先生に問い詰められ、とっさに誤魔化した。二人は退学の危機を乗り越える為に本当に結婚することにした。
ワケありヤンデレ美少女転校生の『小桜 遥』と”新婚生活”を開始する――。
*結婚要素あり
*ヤンデレ要素あり
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる