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事件
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「 おー-い… 」
「おー-い… って、あんたさ… 何、寝てんの…?この状況で…?」
「… いや… 」俺は目を開ける…。
「や、マジでビビった…この状況で寝る人、今までいなかったからさ… どんだけ神経、図太いんだってね…良かったよ、寝てなくて…なになに?瞑想…?それともさ…懺悔…?? くくっ… 」
男が…遠目にも、歯を出して笑っているのがわかる…
フードで目元が隠れているからか…奇妙な光景…
笑った口元だけが、夜空に浮かぶ三日月のようだ…
「… ざん、げ… ? お… おまえの、目的は… ? なんだ…」
「… 今度は目的ね… そうそう、… 今までも大体、そういう流れだった…目的は金か…?とかね~…」
楽しそうに、男は笑う…。
「…金… ?お前の目的は、違う、よな… 金じゃない… 」
実際に、これまでの被害者の金が持ち去られた例は一つもない…コイツの目的は金じゃない。
「そうそう、あったり~~ 飲み込みが早くて助かるよ…誰が金のためにわざわざ危険犯して人、殺すかっての…」
「… … … …」
「金のためなら、人いないとき狙って盗むのが一番じゃん…?なのに皆、金なら出すから、助けてくれとか言うからさ…笑っちゃうよね~~ 金なんて、悪いけど俺にとってはただの紙切れに過ぎないっつの…」
「… … … …」
「何…黙っちゃって…あんた、なんか調子狂っちゃうな~~ ああ、そうか~~~あんたさ、警官だから…」
「… … … …」やはり、素性を…全て知られているのか…
「だからさ、今だって冷静に…頭ん中で分析始めちゃってんだろ…?俺が誰かとか…目的はなんだ、とかさ…」
「… … … … 」
その通りだ… 男の言う通り…俺は警察官…
こんな機会は普通、ない…犯人逮捕に向けて、何かヒントを見つける義務がある…
だが人は… 本当に危機に瀕すると…頭がほとんど、回転しなくなるらしい…
「… … … … 」何も聞き出せない…。
「あれ…?まだ、だんまり…?大丈夫…?仕方ないから、教えてあげるよ…僕の正体と…その、目的をね…」
「… … … … 」教えてくれるなら好都合だ…咄嗟に、そう思った…
「でもね…聞いた途端に、あんたは消えるよ…?ってか、消すよ…?だからさ、たぶん誰にもその情報引き継げないし…あんま意味ないと思うけど…?」
「… … … … 」
「まあ…いいや、あんたには話してあげる…すべてはこの世の…この、甘くてかったるい仕組みが原因なんだよ?」
「え… … … 」
「あ…やっと、声を発したね…それでこそ、話し甲斐があるよ… まあ聞いてよ、僕の話を…」
男が椅子から立ち上がり…俺にゆっくり近付いてきたのを…俺は呆然と見つめた…。
「おー-い… って、あんたさ… 何、寝てんの…?この状況で…?」
「… いや… 」俺は目を開ける…。
「や、マジでビビった…この状況で寝る人、今までいなかったからさ… どんだけ神経、図太いんだってね…良かったよ、寝てなくて…なになに?瞑想…?それともさ…懺悔…?? くくっ… 」
男が…遠目にも、歯を出して笑っているのがわかる…
フードで目元が隠れているからか…奇妙な光景…
笑った口元だけが、夜空に浮かぶ三日月のようだ…
「… ざん、げ… ? お… おまえの、目的は… ? なんだ…」
「… 今度は目的ね… そうそう、… 今までも大体、そういう流れだった…目的は金か…?とかね~…」
楽しそうに、男は笑う…。
「…金… ?お前の目的は、違う、よな… 金じゃない… 」
実際に、これまでの被害者の金が持ち去られた例は一つもない…コイツの目的は金じゃない。
「そうそう、あったり~~ 飲み込みが早くて助かるよ…誰が金のためにわざわざ危険犯して人、殺すかっての…」
「… … … …」
「金のためなら、人いないとき狙って盗むのが一番じゃん…?なのに皆、金なら出すから、助けてくれとか言うからさ…笑っちゃうよね~~ 金なんて、悪いけど俺にとってはただの紙切れに過ぎないっつの…」
「… … … …」
「何…黙っちゃって…あんた、なんか調子狂っちゃうな~~ ああ、そうか~~~あんたさ、警官だから…」
「… … … …」やはり、素性を…全て知られているのか…
「だからさ、今だって冷静に…頭ん中で分析始めちゃってんだろ…?俺が誰かとか…目的はなんだ、とかさ…」
「… … … … 」
その通りだ… 男の言う通り…俺は警察官…
こんな機会は普通、ない…犯人逮捕に向けて、何かヒントを見つける義務がある…
だが人は… 本当に危機に瀕すると…頭がほとんど、回転しなくなるらしい…
「… … … … 」何も聞き出せない…。
「あれ…?まだ、だんまり…?大丈夫…?仕方ないから、教えてあげるよ…僕の正体と…その、目的をね…」
「… … … … 」教えてくれるなら好都合だ…咄嗟に、そう思った…
「でもね…聞いた途端に、あんたは消えるよ…?ってか、消すよ…?だからさ、たぶん誰にもその情報引き継げないし…あんま意味ないと思うけど…?」
「… … … … 」
「まあ…いいや、あんたには話してあげる…すべてはこの世の…この、甘くてかったるい仕組みが原因なんだよ?」
「え… … … 」
「あ…やっと、声を発したね…それでこそ、話し甲斐があるよ… まあ聞いてよ、僕の話を…」
男が椅子から立ち上がり…俺にゆっくり近付いてきたのを…俺は呆然と見つめた…。
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