56 / 58
男
1
しおりを挟む
「ふうっ… …」
俺は静かに、テーブルの上に珈琲カップを置く。
ああ… やっと… 成し遂げた…。
最高だ…
最高の気分だ…。
ともすれば、にやけそうになる顔を抑えるのがやっと…。
喫茶店の一角で…
笑い出したくなる衝動を抑え、俺は見るともなしに手にしていた新聞を広げる…。
一面のトップ記事…。
連続殺人事件の記事…
あの男の…
あの、正義感ぶった男が残酷な形で殺されたという、センセーショナルな殺人事件の記事…。
殺された被害者が単なる一般人ではなく、まさにあの連続殺人事件の捜査にあたっていた警察官であったという事実が、余計に話題になっているようだ。
「ふふ… …」
駄目だ… 腹の底から、笑いが込み上げてくる…。
やっと… やっと… 俺の最大のターゲットを… この手にかけた…。
あの… 子供だったあの頃の、おぞましい記憶…
そもそも…最悪な毎日だった…。
母親は、とっとと父親に逃げられ…
転がり込んできたあの若い男に、散々…玩具のように弄ばれ…抵抗すれば、ひらすら殴られた…。
ほとんど毎日男に犯され、身体が悲鳴を上げていた…
自覚はなかったが、きっと心も死ぬほど、病んでいた…。
毎日が地獄…学校に行ってる方が幾分マシだった…。
だからこそ… あの時の俺は… 信じてしまった…。
あの男の目を…
まるで、目の中に淡い光が射しているかのような、優しい眼差しを…
慈愛に満ちた潤んだ瞳を…
優しい声を…
信じてしまった…。
この柔和な顔つきのこの男は… 俺を…救ってくれるんじゃないかと…。
俺に食べ物と飲み物を与え… 優しい言葉をかけてくれるこの男は…
ひょっとしたら、俺を…
この地獄から助け出してくれるんじゃないかとさえ思った…思ってしまった…。
「… … …」
だが…そんなものをはまやかしだった…。
男は俺の身体中に散りばめられた大小の痣をみても… ひるまなかった…
いやむしろ… 余計に興奮したのがわかった…。
変態だ…
男に激しく貫かれながら…何度か意識が飛びそうになった…。
あの男より、ひどい…
そう思えるほどに、その男の腰つきは、その柔和な顔に反して、あまりにも乱暴だった…。
涙を流しながらやめろと懇願する相手に…しかも、子供に…
更に興奮して激しく暴行を加える、真なる変態…いや、鬼畜だ…。
途中で完全に意識が戻り…何度嫌だと、やめろと叫んでも行為をやめない男に、心から絶望し…
俺はその時、誓った…。
いつか、必ず… 大人になった時に…
俺を真っ暗な闇に突き落とした奴らを…大人たちを…片っ端から成敗してやると…。
それが… やっと、完璧な形でかなったのだ…。
パーツも全て、揃った…俺のコレクションは完成だ…。
悪人の顔を隠して…過去を隠して、善人面して生活してきた真の悪党どもを…
俺のこの手で…地獄に送ってやった…。
「ふふ… …」
笑うより他、ない…。
あとは…あの女…
あの男の妻を… どう、料理してやろうか…
あの女は俺に好意を抱いている…。
最後に滅茶苦茶に抱いて…こっぴどく、捨てるか…
あの女には悪いが… 坊主憎けりゃ袈裟まで憎いとは、このことだ…。
俺は舌なめずりをしながら、珈琲カップを口にした…。
俺は静かに、テーブルの上に珈琲カップを置く。
ああ… やっと… 成し遂げた…。
最高だ…
最高の気分だ…。
ともすれば、にやけそうになる顔を抑えるのがやっと…。
喫茶店の一角で…
笑い出したくなる衝動を抑え、俺は見るともなしに手にしていた新聞を広げる…。
一面のトップ記事…。
連続殺人事件の記事…
あの男の…
あの、正義感ぶった男が残酷な形で殺されたという、センセーショナルな殺人事件の記事…。
殺された被害者が単なる一般人ではなく、まさにあの連続殺人事件の捜査にあたっていた警察官であったという事実が、余計に話題になっているようだ。
「ふふ… …」
駄目だ… 腹の底から、笑いが込み上げてくる…。
やっと… やっと… 俺の最大のターゲットを… この手にかけた…。
あの… 子供だったあの頃の、おぞましい記憶…
そもそも…最悪な毎日だった…。
母親は、とっとと父親に逃げられ…
転がり込んできたあの若い男に、散々…玩具のように弄ばれ…抵抗すれば、ひらすら殴られた…。
ほとんど毎日男に犯され、身体が悲鳴を上げていた…
自覚はなかったが、きっと心も死ぬほど、病んでいた…。
毎日が地獄…学校に行ってる方が幾分マシだった…。
だからこそ… あの時の俺は… 信じてしまった…。
あの男の目を…
まるで、目の中に淡い光が射しているかのような、優しい眼差しを…
慈愛に満ちた潤んだ瞳を…
優しい声を…
信じてしまった…。
この柔和な顔つきのこの男は… 俺を…救ってくれるんじゃないかと…。
俺に食べ物と飲み物を与え… 優しい言葉をかけてくれるこの男は…
ひょっとしたら、俺を…
この地獄から助け出してくれるんじゃないかとさえ思った…思ってしまった…。
「… … …」
だが…そんなものをはまやかしだった…。
男は俺の身体中に散りばめられた大小の痣をみても… ひるまなかった…
いやむしろ… 余計に興奮したのがわかった…。
変態だ…
男に激しく貫かれながら…何度か意識が飛びそうになった…。
あの男より、ひどい…
そう思えるほどに、その男の腰つきは、その柔和な顔に反して、あまりにも乱暴だった…。
涙を流しながらやめろと懇願する相手に…しかも、子供に…
更に興奮して激しく暴行を加える、真なる変態…いや、鬼畜だ…。
途中で完全に意識が戻り…何度嫌だと、やめろと叫んでも行為をやめない男に、心から絶望し…
俺はその時、誓った…。
いつか、必ず… 大人になった時に…
俺を真っ暗な闇に突き落とした奴らを…大人たちを…片っ端から成敗してやると…。
それが… やっと、完璧な形でかなったのだ…。
パーツも全て、揃った…俺のコレクションは完成だ…。
悪人の顔を隠して…過去を隠して、善人面して生活してきた真の悪党どもを…
俺のこの手で…地獄に送ってやった…。
「ふふ… …」
笑うより他、ない…。
あとは…あの女…
あの男の妻を… どう、料理してやろうか…
あの女は俺に好意を抱いている…。
最後に滅茶苦茶に抱いて…こっぴどく、捨てるか…
あの女には悪いが… 坊主憎けりゃ袈裟まで憎いとは、このことだ…。
俺は舌なめずりをしながら、珈琲カップを口にした…。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...
MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。
ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。
さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?
そのほかに外伝も綴りました。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
意味が分かると怖い話(解説付き)
彦彦炎
ホラー
一見普通のよくある話ですが、矛盾に気づけばゾッとするはずです
読みながら話に潜む違和感を探してみてください
最後に解説も載せていますので、是非読んでみてください
実話も混ざっております
M性に目覚めた若かりしころの思い出 その2
kazu106
青春
わたし自身が生涯の性癖として持ち合わせるM性について、終活的に少しづつ綴らせていただいてます。
荒れていた地域での、高校時代の体験になります。このような、古き良き(?)時代があったことを、理解いただけましたらうれしいです。
一部、フィクションも交えながら、述べさせていただいてます。フィクション/ノンフィクションの境界は、読んでくださった方の想像におまかせいたします。
ヤンデレ美少女転校生と共に体育倉庫に閉じ込められ、大問題になりましたが『結婚しています!』で乗り切った嘘のような本当の話
桜井正宗
青春
――結婚しています!
それは二人だけの秘密。
高校二年の遙と遥は結婚した。
近年法律が変わり、高校生(十六歳)からでも結婚できるようになっていた。だから、問題はなかった。
キッカケは、体育倉庫に閉じ込められた事件から始まった。校長先生に問い詰められ、とっさに誤魔化した。二人は退学の危機を乗り越える為に本当に結婚することにした。
ワケありヤンデレ美少女転校生の『小桜 遥』と”新婚生活”を開始する――。
*結婚要素あり
*ヤンデレ要素あり
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる