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2章
40.
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その日の深夜。
腕を伸ばした場所の冷たさで目が覚めた。
「……ん、あれ……イー、サン?」
寝ぼけ眼を擦りながら起き上がり、辺りを見回してみるも窓辺から差し込む月明かりは、ここが伽藍堂である事を告げている。
「いない……出掛けたのかな」
覚束無い足で窓辺に寄ってみるも、そこから見下ろす通りには深夜徘徊をしている市民か、酔っ払いの姿しか見当たらない。
「どこ行ったんだろう」
改めて部屋の中を振り返ってみると、クローゼット横に置いてあるデュランダルはそのまま。
「……きっとすぐ、帰ってくるよね」
そう声に出して自分に言い聞かせると、再び冷たいベッドへと戻る。
途中桃色の果物が置かれたテーブルにぶつかり、ヒラリと何かが落ちソファの下へと滑り込んだが……暗い部屋の中でそれに気付く事は出来なかった。
ベッドサイドに置かれた時計は、日本時間の夜中2時を指している。
「……遅いな」
あれから1時間が経過しようとしているが、彼が帰ってくる様子はない。
「まさか……何かあったんじゃ」
昼間、俺達を囲んでいた群衆の姿を思い出し、いても経っても居られなくなった俺は「夜は部屋から出るなよ」と言われているにも関わらず起き上がると、部屋を飛び出していた。
「どこだろう……イーサン……」
おそるおそる通りに出ると、斜め向かいの酒場の灯りが目に留まった。
「一人で飲みに? まぁ、有りうるか」
人間、たまには1人になりたい時だってあるだろう。
なるべく怪しくないように、酒場の大きな窓から中を覗いてみると、奥のカウンターにそれらしい後ろ姿を見つけた。
「いた。せっかくの時間邪魔しちゃ悪いな」
一先ず彼の安否を確認した俺は、その場を立ち去ろうとした……が、その背中には何か違和感を感じる。
「あれ……誰かと一緒にいる?」
偶然隣に座った人と意気投合なんて、飲みの場では良くあることだが、彼の様子はそれとはどこか違っていた。
隣に座るのは、背格好から同い歳くらいの青年。そんな彼と先程から、肩を組んだり見た事ない程に笑ったり……そんな仲睦まじい様子が繰り広げられていた。
「知り合いとか、かな……」
頬を撫でる風が急に寒く感じて、直ぐにその情景から背を向けた俺は、宿屋へと踵を返した。
「……眠れない」
あれから部屋に戻り、何事もなかったようにベッドへ戻り毛布を頭から被り膝を抱えた。
もう何度目か分からない寝返りを打ち、冴えきった目を開く。
「もしかして何度も夜抜け出して、会ったり……してたのかな」
心のモヤモヤは大きくなる一方で、それが段々と自分の思考を卑屈な方向へと導く。
『バカだな……俺が愛してるのはアオただ1人だろ?』
つい先日彼が俺に言った言葉が脳裏を掠める。
「イーサンはああ言ってたんだ……それを信じなくてどうする。……でも、あんな笑うイーサンなんて、滅多に見る事ないよな」
――あの笑顔は俺だけのものなのに……
余計な考えを断ち切るように、いま1度ぎゅっと目を閉じた。
>>>
次に浅い眠りから覚めた時は、隣に彼の姿があった。
「いつの間に帰って来たんだろ」
相も変わらず綺麗な寝顔をじっと見つめる。
スヤスヤと眠る彼の頬を撫で「おはよう」と言うのが習慣なのだが、今日はそれをする事が出来なかった。
「んー、いい天気。宿屋周辺なら、多少フラついても大丈夫だよね」
宿屋から出た俺は、心地よい日光を浴びて大きく伸びをした。
部屋に居るとやはり気持ちが沈んでしまうし、何より目覚めたイーサンに宜しくない態度を取ってしまいそうで……一旦気持ちを切り替えようと、外に出てみた。
「そういえば、この前見掛けたお酒……あれどこかに売ってないのかな」
宿屋から少し歩くと、商店街のような通りがあるのは把握している。
暫く辺りをキョロキョロしていると、トントンと肩を叩かれる。
「なんだろ」と叩かれた方へ顔を向けると、そこには爽やかや笑顔の、1人の青年が立っていた。
「おにーさん! うわ、美人だねぇ……どうだい、珍しいお酒揃ってるよ。お兄さんになら安くしちゃおっかなぁ」
「はは……あぁでも色々種類ありそうだな」
青年の向こうに見えるそう広くはない店内をチラッと覗くと、酒瓶が所狭しと並んでいる。
自称酒好きで有名な俺にとって、その光景は楽園でしかない。
呼び込みの活気ある声に吸い込まれるように、その酒屋へと足を踏み入れた。
「ありがとうお兄さん! また来てねぇ!」
有言実行、かなりサービスをしてくれた店員の青年に軽く会釈をしながら店を後にする。
「ふぅ、結構買ったな」
袋の中にぎっしり詰まった酒瓶たち。ガチャガチャと音を立てるそれらを両手て抱えながら元来た道を歩く。
やはりワインが主流なんだろうなと思っていたが、それに劣らない程のウィスキーの種類、そしてなによりまさかの焼酎までもが置いてあった。
「芋焼酎とかコア過ぎるよなー買っちゃったけど。……これイーサンに呑ませたらどんな反応するんだろ」
袋から顔を覗かせる焼酎瓶と目が合うと、慣れない味に顔を歪ませる彼の姿を想像する。
それと同時に、昨晩こっそりと見てしまった楽しそうに笑う彼の姿が蘇った。
「……誰だったんだろう、あの人……」
結局モヤッとした想いを封じる事が出来ずに、観光客で溢れる通りをそのまま静かに歩き続けた。
>>>
「あ、れ……ここ、どこだ」
来た道を戻っていた筈が、いつの間にか街のはずれまで来ていた。
あれ程賑わっていた人々はどこへやら……商店などがまるでなく、代わりに住宅が林立するそこには歩いている人間がぽつりぽつりと居るだけ。
「うっそ、迷子になった?」
ずっと昨晩の事を考えながら歩いていたからだろうか。
「どうしよ、また来た道戻ればいいのかな……真っ直ぐ歩いてきたよね、確か」
とは言え、どこをどう歩いてきたのか自信はない。
辺りを見回すとすぐ近くに廃墟郡が立ち並び、その薄暗い入口が「おいで」と呼んでいるかのようで、ゾクリと身体を震わせた。
「どうしよう……昨日みたいな事があったら」
シャツに短パンという軽装の俺は、どこからどう見ても観光客……オマケに見るからにひ弱そうな顔そして体つきは、彼らの格好の餌食であろう。
軽く脳内でパニックを起こし途方に暮れる俺の肩を、誰かがグッと掴んだ。
腕を伸ばした場所の冷たさで目が覚めた。
「……ん、あれ……イー、サン?」
寝ぼけ眼を擦りながら起き上がり、辺りを見回してみるも窓辺から差し込む月明かりは、ここが伽藍堂である事を告げている。
「いない……出掛けたのかな」
覚束無い足で窓辺に寄ってみるも、そこから見下ろす通りには深夜徘徊をしている市民か、酔っ払いの姿しか見当たらない。
「どこ行ったんだろう」
改めて部屋の中を振り返ってみると、クローゼット横に置いてあるデュランダルはそのまま。
「……きっとすぐ、帰ってくるよね」
そう声に出して自分に言い聞かせると、再び冷たいベッドへと戻る。
途中桃色の果物が置かれたテーブルにぶつかり、ヒラリと何かが落ちソファの下へと滑り込んだが……暗い部屋の中でそれに気付く事は出来なかった。
ベッドサイドに置かれた時計は、日本時間の夜中2時を指している。
「……遅いな」
あれから1時間が経過しようとしているが、彼が帰ってくる様子はない。
「まさか……何かあったんじゃ」
昼間、俺達を囲んでいた群衆の姿を思い出し、いても経っても居られなくなった俺は「夜は部屋から出るなよ」と言われているにも関わらず起き上がると、部屋を飛び出していた。
「どこだろう……イーサン……」
おそるおそる通りに出ると、斜め向かいの酒場の灯りが目に留まった。
「一人で飲みに? まぁ、有りうるか」
人間、たまには1人になりたい時だってあるだろう。
なるべく怪しくないように、酒場の大きな窓から中を覗いてみると、奥のカウンターにそれらしい後ろ姿を見つけた。
「いた。せっかくの時間邪魔しちゃ悪いな」
一先ず彼の安否を確認した俺は、その場を立ち去ろうとした……が、その背中には何か違和感を感じる。
「あれ……誰かと一緒にいる?」
偶然隣に座った人と意気投合なんて、飲みの場では良くあることだが、彼の様子はそれとはどこか違っていた。
隣に座るのは、背格好から同い歳くらいの青年。そんな彼と先程から、肩を組んだり見た事ない程に笑ったり……そんな仲睦まじい様子が繰り広げられていた。
「知り合いとか、かな……」
頬を撫でる風が急に寒く感じて、直ぐにその情景から背を向けた俺は、宿屋へと踵を返した。
「……眠れない」
あれから部屋に戻り、何事もなかったようにベッドへ戻り毛布を頭から被り膝を抱えた。
もう何度目か分からない寝返りを打ち、冴えきった目を開く。
「もしかして何度も夜抜け出して、会ったり……してたのかな」
心のモヤモヤは大きくなる一方で、それが段々と自分の思考を卑屈な方向へと導く。
『バカだな……俺が愛してるのはアオただ1人だろ?』
つい先日彼が俺に言った言葉が脳裏を掠める。
「イーサンはああ言ってたんだ……それを信じなくてどうする。……でも、あんな笑うイーサンなんて、滅多に見る事ないよな」
――あの笑顔は俺だけのものなのに……
余計な考えを断ち切るように、いま1度ぎゅっと目を閉じた。
>>>
次に浅い眠りから覚めた時は、隣に彼の姿があった。
「いつの間に帰って来たんだろ」
相も変わらず綺麗な寝顔をじっと見つめる。
スヤスヤと眠る彼の頬を撫で「おはよう」と言うのが習慣なのだが、今日はそれをする事が出来なかった。
「んー、いい天気。宿屋周辺なら、多少フラついても大丈夫だよね」
宿屋から出た俺は、心地よい日光を浴びて大きく伸びをした。
部屋に居るとやはり気持ちが沈んでしまうし、何より目覚めたイーサンに宜しくない態度を取ってしまいそうで……一旦気持ちを切り替えようと、外に出てみた。
「そういえば、この前見掛けたお酒……あれどこかに売ってないのかな」
宿屋から少し歩くと、商店街のような通りがあるのは把握している。
暫く辺りをキョロキョロしていると、トントンと肩を叩かれる。
「なんだろ」と叩かれた方へ顔を向けると、そこには爽やかや笑顔の、1人の青年が立っていた。
「おにーさん! うわ、美人だねぇ……どうだい、珍しいお酒揃ってるよ。お兄さんになら安くしちゃおっかなぁ」
「はは……あぁでも色々種類ありそうだな」
青年の向こうに見えるそう広くはない店内をチラッと覗くと、酒瓶が所狭しと並んでいる。
自称酒好きで有名な俺にとって、その光景は楽園でしかない。
呼び込みの活気ある声に吸い込まれるように、その酒屋へと足を踏み入れた。
「ありがとうお兄さん! また来てねぇ!」
有言実行、かなりサービスをしてくれた店員の青年に軽く会釈をしながら店を後にする。
「ふぅ、結構買ったな」
袋の中にぎっしり詰まった酒瓶たち。ガチャガチャと音を立てるそれらを両手て抱えながら元来た道を歩く。
やはりワインが主流なんだろうなと思っていたが、それに劣らない程のウィスキーの種類、そしてなによりまさかの焼酎までもが置いてあった。
「芋焼酎とかコア過ぎるよなー買っちゃったけど。……これイーサンに呑ませたらどんな反応するんだろ」
袋から顔を覗かせる焼酎瓶と目が合うと、慣れない味に顔を歪ませる彼の姿を想像する。
それと同時に、昨晩こっそりと見てしまった楽しそうに笑う彼の姿が蘇った。
「……誰だったんだろう、あの人……」
結局モヤッとした想いを封じる事が出来ずに、観光客で溢れる通りをそのまま静かに歩き続けた。
>>>
「あ、れ……ここ、どこだ」
来た道を戻っていた筈が、いつの間にか街のはずれまで来ていた。
あれ程賑わっていた人々はどこへやら……商店などがまるでなく、代わりに住宅が林立するそこには歩いている人間がぽつりぽつりと居るだけ。
「うっそ、迷子になった?」
ずっと昨晩の事を考えながら歩いていたからだろうか。
「どうしよ、また来た道戻ればいいのかな……真っ直ぐ歩いてきたよね、確か」
とは言え、どこをどう歩いてきたのか自信はない。
辺りを見回すとすぐ近くに廃墟郡が立ち並び、その薄暗い入口が「おいで」と呼んでいるかのようで、ゾクリと身体を震わせた。
「どうしよう……昨日みたいな事があったら」
シャツに短パンという軽装の俺は、どこからどう見ても観光客……オマケに見るからにひ弱そうな顔そして体つきは、彼らの格好の餌食であろう。
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