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Ver.5.0 ~世界の焔と、導きの篝火~
ver.5.0-10 ゴリラと女帝と女神と真祖
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…水球の中央にあったプロテニアフラワーの蜜を採取し、元の場所へ戻る。
改めてメンツを見るのだが…
「恐竜女帝のティラリアさんにゴリラマンさん…お二人がそろうとは、珍しいことですね」
「そういうものデース?この組み合わせも悪くはないのデース」
珍しいというかなんというか、メンツがそうそうたる顔ぶれである。
ティラリアさんはまだわかるとして、ゴリラマンさんがまさか一緒にやってくるとは思いもしなかった。
なお、黒き女神の姿のままにしているが、実はフレンド登録をしており、ゴリラマンさんは僕が誰なのかはわかっているらしい。
「ですが、神系スキル所持者はどうも色々と隠し事が多い方が多いようでして…安心してください。教師たるもの、受けた生徒たちの秘密は隠しますよ」
「ありがとうございます、ゴリラマンさん」
ゴリラマンさん経由でバレることはないようで、女神の姿を隠さなくていいようである。
いや、さっさと元の姿に戻ったほうが気が楽といえばそうなのだが、水着を着たままで元の男性の体に戻るのは厳しいのがある。
絵面がなぁ…なので今は、炎の衣をまとったままでいるのだ。
とりあえずかくかくしかじかとお互いの事情を確認すると、どうやらティラリアさんたちも同じクエストに挑んでいることが分かった。
僕らよりも少し遅いタイミングでこの星に来て、同じようにテイムモンスターたちの言語が分かるようになるクエストを受注し、結果としてあのタイミングで合流した形になったようだ。
「というか、お二人ともいるのかな?確か、ティラリアさんは恐竜女帝として星を治めているけど、恐竜たちの言葉が分かっているような感じだし、ゴリラマンさんは…えっと、どうなんでしょう?」
「ミーとしては、仲間の言葉がより分かったほうが楽しく思えるのデース。まぁ、その他にもいろいろと使い道はあるのデースが…」
「教育者たるもの、新規プレイヤーへ向けてテイムモンスターに関する講義も行い、ある程度の解読・教本出版などできているが…それでもまだまだ、教育不足なところがある。だからこそ、不足な部分を補うためにも、よりよい教育を施すために知識を求めて、ここに来たというのがあるな」
ティラリアさんのほうは何やら怪しげな企みもあるようだが、ゴリラマンさんのほうは相変わらず教育者としての道を歩んでいる模様。
なぜゴリラな姿になっているのかは永遠の謎だが、教育者としての研鑽は常に忘れずに行い、研ぎ澄ませて生徒たちの前に立ちふさがる難題を切り捨てられるようにしているようである。
…本当に、良い先生なんだよなぁ、ゴリラマンさん。風の噂では、現実の方でも教育者としての名前が知れ渡っているらしいし、オンライン経由の授業でミスターゴリラマンとしての人気も高いと聞く。
「そういうわけで、ここでクエストを受注していたわけだが…どうだね、目的のものは手に入れたし、一緒にこのまま提出へ向かおうか?」
「うーん、後は帰って渡すだけだし、帰路の安全を考えるなら多いほうが良いのかな?」
「良いと思うよ、ハル。私は反対しないからね」
ミーちゃんも同意してくれたようで、一緒に今回のクエストのアイテムを渡しに向かうことにした。
このメンツ、ゴリラに女帝に女神に真祖…何かと濃い感じがしており、常識外のことが多い惑星での想定外の時期でも対応はできそうである。
僕のほうは女神の力やテイムモンスターたちがいるし、ミーちゃんも似たようなものだし、ティラリアさんは恐竜女帝としての力は見ているし、ゴリラマンさんは…あれ?そういえばその実力はいかほどの者なのだろうか?
さっきの討伐では何やら巨大なゴリラを出して戦っていたようだったが、本人のプレイヤーとしての戦闘スキルは見ていない気がする。
でも、教育者たるもの先陣を切って戦えるようにしているとか言ってもおかしくはないので、実はこのメンツの中で一番の実力者ではなかろうか。
そうだとすると、帰路の旅路の安全も確実になったような気がして、少しだけ気が楽になるようであった…
「というか一つ質問良いデース?」
「何?」
「いつまで、水着姿なのデース?炎の衣をまとっているとはいえ、想定外の惑星だと突然ふぶいてもおかしくはないのデース」
「あ、そういえばさっさと水着を脱いで着替えないと…いや、それを言ったらティラリアさんはどうなの?」
普段、ビキニアーマーの様なものを着ている人じゃん。
「そこは大丈夫デース!爆炎剛腕竜の鱗で作った特殊なアーマーで、極寒の地であろうとも、常にプレイヤーの周囲は気温36度で保たれるようになっているのデース」
「へぇ、気温36度…いや、結構暑いよね、それ?え、半分風呂に入っているようなものなんじゃ…」
「それが問題ないのデース!!スキル『ヒートレックスボディ』というのを得ているのデース!!周囲の温度が高まれば高まるほど、攻撃力増強の効果があり、プレイヤーの体感温度は常に心地いものになるようになっていうのデース!!」
…ありなのか、そんなスキル。
あれ?温度が高くなるほどってことは…もしかして、マグマも普通に潜れたりしませんか、それ。
普通のプレイヤーでもアイテム無しでは即デスペナルティになるような過酷な環境でも、高温限定とはいえ生き延びることが出来るって、相当ヤバいような…。
改めてメンツを見るのだが…
「恐竜女帝のティラリアさんにゴリラマンさん…お二人がそろうとは、珍しいことですね」
「そういうものデース?この組み合わせも悪くはないのデース」
珍しいというかなんというか、メンツがそうそうたる顔ぶれである。
ティラリアさんはまだわかるとして、ゴリラマンさんがまさか一緒にやってくるとは思いもしなかった。
なお、黒き女神の姿のままにしているが、実はフレンド登録をしており、ゴリラマンさんは僕が誰なのかはわかっているらしい。
「ですが、神系スキル所持者はどうも色々と隠し事が多い方が多いようでして…安心してください。教師たるもの、受けた生徒たちの秘密は隠しますよ」
「ありがとうございます、ゴリラマンさん」
ゴリラマンさん経由でバレることはないようで、女神の姿を隠さなくていいようである。
いや、さっさと元の姿に戻ったほうが気が楽といえばそうなのだが、水着を着たままで元の男性の体に戻るのは厳しいのがある。
絵面がなぁ…なので今は、炎の衣をまとったままでいるのだ。
とりあえずかくかくしかじかとお互いの事情を確認すると、どうやらティラリアさんたちも同じクエストに挑んでいることが分かった。
僕らよりも少し遅いタイミングでこの星に来て、同じようにテイムモンスターたちの言語が分かるようになるクエストを受注し、結果としてあのタイミングで合流した形になったようだ。
「というか、お二人ともいるのかな?確か、ティラリアさんは恐竜女帝として星を治めているけど、恐竜たちの言葉が分かっているような感じだし、ゴリラマンさんは…えっと、どうなんでしょう?」
「ミーとしては、仲間の言葉がより分かったほうが楽しく思えるのデース。まぁ、その他にもいろいろと使い道はあるのデースが…」
「教育者たるもの、新規プレイヤーへ向けてテイムモンスターに関する講義も行い、ある程度の解読・教本出版などできているが…それでもまだまだ、教育不足なところがある。だからこそ、不足な部分を補うためにも、よりよい教育を施すために知識を求めて、ここに来たというのがあるな」
ティラリアさんのほうは何やら怪しげな企みもあるようだが、ゴリラマンさんのほうは相変わらず教育者としての道を歩んでいる模様。
なぜゴリラな姿になっているのかは永遠の謎だが、教育者としての研鑽は常に忘れずに行い、研ぎ澄ませて生徒たちの前に立ちふさがる難題を切り捨てられるようにしているようである。
…本当に、良い先生なんだよなぁ、ゴリラマンさん。風の噂では、現実の方でも教育者としての名前が知れ渡っているらしいし、オンライン経由の授業でミスターゴリラマンとしての人気も高いと聞く。
「そういうわけで、ここでクエストを受注していたわけだが…どうだね、目的のものは手に入れたし、一緒にこのまま提出へ向かおうか?」
「うーん、後は帰って渡すだけだし、帰路の安全を考えるなら多いほうが良いのかな?」
「良いと思うよ、ハル。私は反対しないからね」
ミーちゃんも同意してくれたようで、一緒に今回のクエストのアイテムを渡しに向かうことにした。
このメンツ、ゴリラに女帝に女神に真祖…何かと濃い感じがしており、常識外のことが多い惑星での想定外の時期でも対応はできそうである。
僕のほうは女神の力やテイムモンスターたちがいるし、ミーちゃんも似たようなものだし、ティラリアさんは恐竜女帝としての力は見ているし、ゴリラマンさんは…あれ?そういえばその実力はいかほどの者なのだろうか?
さっきの討伐では何やら巨大なゴリラを出して戦っていたようだったが、本人のプレイヤーとしての戦闘スキルは見ていない気がする。
でも、教育者たるもの先陣を切って戦えるようにしているとか言ってもおかしくはないので、実はこのメンツの中で一番の実力者ではなかろうか。
そうだとすると、帰路の旅路の安全も確実になったような気がして、少しだけ気が楽になるようであった…
「というか一つ質問良いデース?」
「何?」
「いつまで、水着姿なのデース?炎の衣をまとっているとはいえ、想定外の惑星だと突然ふぶいてもおかしくはないのデース」
「あ、そういえばさっさと水着を脱いで着替えないと…いや、それを言ったらティラリアさんはどうなの?」
普段、ビキニアーマーの様なものを着ている人じゃん。
「そこは大丈夫デース!爆炎剛腕竜の鱗で作った特殊なアーマーで、極寒の地であろうとも、常にプレイヤーの周囲は気温36度で保たれるようになっているのデース」
「へぇ、気温36度…いや、結構暑いよね、それ?え、半分風呂に入っているようなものなんじゃ…」
「それが問題ないのデース!!スキル『ヒートレックスボディ』というのを得ているのデース!!周囲の温度が高まれば高まるほど、攻撃力増強の効果があり、プレイヤーの体感温度は常に心地いものになるようになっていうのデース!!」
…ありなのか、そんなスキル。
あれ?温度が高くなるほどってことは…もしかして、マグマも普通に潜れたりしませんか、それ。
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