転生チート薬師は巻き込まれやすいのか? ~スローライフと時々騒動~ 

志位斗 茂家波

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3章 学園中等部~

3-41 道の中でも工夫しており

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‥‥‥再訪し、ダンジョン内をアルスたちは進んでいた。

 何かとガッチガチに防御面も固めつつ、いざという時の戦闘にも備えて先に進むが、何も周囲だけに警戒をするのではない。

【キュルッ、キュルッ‥‥‥これで、良し!道、誰も来ない!】
「見事な蜘蛛の巣だらけというか…‥‥帰りもここ通ることになるけど、大丈夫なの?」
【うん、私なら楽々!】
「楽々と言うか、貴女にしかできないというべきか‥‥‥でも、侵入者が万が一進んできても妨害できると考えるのであれば、最適な手段かもしれないわね」

 ダンジョンにある隠し通路を進みつつ、ある程度の間隔でハクロが通路に蜘蛛の巣を張り巡らせていく。

 ふり返って見るというよりも、彼女の背中に括り付けられて背後の方を見れば、今まで通って来た道が蜘蛛の巣まみれと化している光景が見えるだろう。

 万が一の侵入・襲撃者に備えて、通路を利用されないようにしているとはいえ‥‥‥帰りはこれで大丈夫なのかとツッコミを入れたい。

 でも、ハクロ曰く自分で作った蜘蛛の巣であれば楽々と通り道を理解できるそうなので、帰還時は大丈夫らしい。

「そもそも、帰還用の道具があるけどね」
「それもそうですね‥‥‥緊急脱出にも使えますが、一気に帰るのにも使えるわよ」

‥‥‥わざわざ巣を通らなくとも帰れるのであればそこまで問題視しなくてもいいか。

 しいて言うのであれば、ハクロの糸たっぷりな蜘蛛の巣を放置して良いのかとも思えるが、一応、ソレはソレで放置は問題ないらしい。
 
 糸は糸で使い道があり、後でギルドの方で回収してくれるようだ。



 

 とにもかくにも、一番最初に訪れたときよりも慎重に警戒しながら先へ進んでいたが、慣れて来たのかペース自体は早い。

 そうこうしているうちにあちこちの隠し通路も経由し終え…‥‥ようやく、僕らは目的地に到着した。



【‥‥‥到着、ここで、通路終わり。この先が、私のいた場所だよ】

 ダンジョンの最深部近く、人の手のはいらないような隠し部屋らしいところに、僕らは到着した。

 通路をいくつか進んだが、ようやくたどり着いた、彼女のかつての故郷。

 最後に見た場面は燃やされていた現場らしいが‥‥‥それは今、どうなっているのかは把握していない。

 こうやって踏み入れて、ようやくわかるのだが…‥‥


「‥‥‥何もないな」
「‥‥‥そのようね」
【‥‥‥キュル】

‥‥‥踏み入れた、かつてハクロが群れの仲間といた場所。

 けれどもそこは今、何もない光景が広がっていた。

 広いと言えば広いのだが、死体すらも残っていないというべきか‥‥‥‥本当にここに、大きな蜘蛛の群れがあったのかと言いたくなるような空っぽの光景である。

「ダンジョンは、死体などを放置すると消え失せるという話は聞いたことがあるけれども‥‥‥その可能性があるわね」

 何もない場所を進みつつ、アリスがそう口にする。

 ダンジョン内では、命を亡くした者は時間経過でいつの間にか消え失せるらしい。

 だからこそ死体も何も残っておらず、例外としてアンデッドばかりのダンジョンなどもあるようだが、腐臭などが漂うことは無い。

 群れを襲撃したという輩が、全部を持ち去った可能性もあるのだが…‥‥それでも、何もない光景。

【‥‥‥うん、でも、覚えている。はっきりと、ここで私は、生活していたの‥‥‥】

 最深部に来て、周囲の警戒をしつつ、大丈夫そうだという事で僕を降ろしながらそうつぶやくハクロ。

 彼女の眼には、ここは空っぽでも‥‥‥かつてはあった光景が見えているのだろう。

【あのあたりは、弟たちが糸人形で狩りを練習して、あっちでは姉たちが糸を紡いで、寝床の手入れをしていたの‥‥‥】
「普通の村での生活の、モンスター版ってところか?」
【そうかも。でも、人の暮らしを知って分かったけど、多分独特なのも多かったよ。あっちだと、兄たちが獲物を切り分けて配給していたけど、そっちのほうだと上質の獲物を決闘で巡る場所を作っていたもの】

 あちらで休息し、怪我も癒し、狩ってきた獲物たちを解体し、食する場所と、あちこちの場所を思い出しながら、ハクロが案内してくれる。

 何もない場所になったとはいえ、それでも位置関係などははっきりと覚えているようで、迷いなく彼女は進む。

【‥‥‥そしてここが、私の、群れの皆のお母さんがずっといた場所。今はもうないけど、ここにたくさん獲物の干し肉なども用意していたの】

 一番奥、唯一天井部分が一番高くなっている場所‥‥‥そこに、彼女の母はいたらしい。

「‥‥‥一応聞くけどハクロ、どのぐらいのサイズなのか、今なら大体わかる?」
【んー‥‥‥この部屋、一杯だった】
「それって普通のタラテクト系統の大きさを越えているように思うのだけれども‥‥‥『マザータラテクト』でもまだ足りないというべきか…‥‥ここ一杯だと、『ギガマザータラテクト』というべきかしら?」


――――――――――――
『マザータラテクト』
名前の通り、タラテクト系のモンスターの母。
かなりの巨体を誇る雌の蜘蛛であり、番の雄蜘蛛は実は体の一部となって同化しており、常に子供を産み育てることができるようになっている。
アルスの前世で似たようなものをいうのであれば、チョウチンアンコウあたりだろう。
ただし、同化までの流れは異なっており、こちらは丸のみである。
これまで確認された大きさもバラバラであり、順にメガ、ギガ、テラと名前の上につく。
――――――――――――

「どれだけ大きなお母さんだったんだろうか…‥‥」
【お母さん、本当に大きかったもの…‥‥足を振り落とすだけで、皆そそくさと、回避用意をしていたもの】

 とは言え、その巨大な母親が動くことはそうそうなかったらしい。

 女王蟻のごとく、子供たちが当番制で獲物を運んでいたようで、動くのであれば群れの中での争いごとや、あるいは子供たちでは難しい外敵の対処時程度だったようだ。

 それ以外では山のように動くことは無く、まだ幼い子蜘蛛たちを自身の体に乗せ、子守をしていたようである。


【アルス、私の背中で、ふわふわ喜ぶ。でも、お母さん、もっとすごかったの】
「どんな感じに?」
【こう、ふわーっと、もふーっと!!】

 手を大きく広げ、体現するハクロなのだが、今一つわからない。

 けれども、とりあえず更に最上の質感を持っていたという事だけは伝わる。

【お母さん、皆包んだ。大きくなった、姉、兄たちもたまに、乗っていた。皆のお母さん、優しかったもの‥‥‥】

 懐かしむように、それでいて寂し気にそう口にするハクロ。

 モンスターの母でも、その愛情は人間と変わらないというか、むしろそれ以上に懐が大きい愛だったようだ。

【あと、たまに私たち以外のモンスターも、お母さんにくっ付きに来ていた。食べられないように、獲物を用意しつつ、許可をもらっていたかも】
「ダンジョンのモンスターなのに?」
「ふむ、弱肉強食がはっきりしている分、自分達よりも強い者を理解して、庇護を求めていたのかもしれないわね」

 それでも母の愛はまんべんなく注がれ、そして大きく成れば狩りに出つつ、群れのために、特に母のために一生懸命働いたそうだ。

【‥‥‥あの日も、そうだった。お母さん、新しい弟や妹を産みそうで、栄養を付けるために、皆で狩りをしていたっけ‥‥‥】






‥‥‥群れの皆がいた最後の日。その時はもうすぐ、家族がまた増える時だった。

 多くの卵を産む分、それだけ栄養を取らなければいけないようで、なおかつそれで母が弱りやすく、念のために周囲を兄弟姉妹で警戒しながら交代で狩りをしていたようだ。

 けれども…‥‥

【‥‥‥焼き払われていた光景、何もかもいない。兄弟姉妹、息絶えて‥‥‥キュル‥‥‥】
「‥‥‥ハクロ」

 思い出したようで、悲しむ顔になるハクロを見て、僕はそっと彼女の手を握る。

 そして彼女の方も僕の手を握り返しつつ、そして頭を少し振り払い、悲しい思い出に決別を付ける。

【うん‥‥‥もう、帰ってこない日々。悲しんでも、戻らない。だからこそ今、私、アルスと一緒に歩む‥‥‥良いよね?】
「ああ、良いよハクロ。過去が戻らないなら、未来に向かって、歩めばいいよ」
【キュル、アルス‥‥‥】

 手を握り締めつつ、そっと背後に回って来て僕を抱きしめるハクロ。

 母蜘蛛がいたらしい場所へ体を向け、目を向ける。

【もうここに、母も、家族もいない。けれども、私、新しい家族できた…‥‥ようやくこれで、私も、一人だちできるよ】




‥‥‥彼女の群れは、ずっと皆が一緒だったという訳ではない。

 群れから独立していくものもいたようで‥‥‥今日、この場で彼女は過去から抜け、ここで一人立ちを宣言した。

 それは小さな一歩だろうけれども、過去の悲しみからはようやく解放されたのだろう。

 新しい一歩を踏み出したことで、決別する勇気をもったようだ。

【‥‥‥でも、いないの残念。お母さん、生きていたら一人立ちの時に、贈り物貰えた】
「そうなの?」
【うん。今まで群れにいた中での功績と、先を祈って中身代わっていたよ】

 一人立ちは親にとっても祝福すべきことだったようで、する時には必ずと言っていいほど祝いの品を貰えていたそうだ。

 ある兄では巨大な獣の肉を、ある姉では毛皮を、そしてはたまたある兄では母の糸で作られた糸の束を、お守り代わりとか景気づけに色々とあったそうだ。

「ん?でもモンスターの群れで、一人立ちの際にそんなことをする例はあったかしら‥‥?一部の群れなどで似たようなことはあれども、そんなことは無かったような‥‥‥」
【お母さんが考え出した‥‥‥って訳でもない。お母さんの、そのまたお母さん、ずっとずっとお母さんをさかのぼって‥‥‥最初に群れを作ったお母さんが、創り出したって言っていたの】
「群れの創始者が考え出したってことか…‥‥」
【うん、お母さん、皆が眠れない時とかに、昔話をしてくれていたんだけど…‥‥そう言う話が多かったかも。群れの始まりの、お母さんの、もっと多くのお母さんの話】

 その話は話で興味があるが、どうやら口伝形式のようで、所々抜けているところも多いらしい。

 と言うか、そんな伝え話ができる程の知能があるのかと言う部分にも、今さらながらハクロの母に驚くが‥‥‥でも、何時か聞かせてもらおうかな。

【キュル、まぁ、今は私だけで、貰え‥‥‥キュ?】


 っと、ふとハクロが何かに気が付いたように、急に前に歩み出した。

 ハクロのかつての母がいた場所を突き進みつつ、とある場所で彼女は止まった。

【‥‥ここ、なんか変?】
「どうしたの、ハクロ?」
【お母さん、ずっとここにいた。でも、ここに何か‥‥‥うん、部屋ある】

 こんこんっと地面を足でつついたかと思えば、糸を出してくっつけ、引っ張り上げれば‥‥‥ダンジョン内の隠し通路と同じように、床がめくれあがった。


「隠し階段?下の方に、続いているな‥‥‥」
「あれ?でもおかしいわね‥‥‥位置的にここは最深部だけれども、ダンジョンの最下層の場所を考えると、これはもっと下の方にあるわ」

 そもそも、ダンジョンの下へ下る際にも階段は存在しているのだが、それはダンジョン自体が創り上げたもの。

 何かと岩場で出来ていたはずだが‥‥‥この隠し階段は違う。

【キュル?ここ、お母さんの真下当たりで、誰も入れなかったけど‥‥‥こんなの、見たことがない。と言うか、お母さんの上に乗っていた分、見ることなかった】
「巨体ゆえに、隠れた場所なのかしら…?でも、隠し方が通路と同じなら、あなたたちが作ったものじゃないの?」
【そうだと思うけど、ここに皆は入れない‥‥‥と言うか、この隠していたこれ、皆の糸じゃない】

 階段を隠していた偽装の糸製の板。

 けれども、その糸の質を見る限り、どうやら彼女の群れのものたちが作ったわけでもないらしい。

【お母さんの糸に近いけど‥‥‥もっと太い。もしかして、お母さんが、小さい時に作ったの?】

 首をかしげてハクロがそう口にするが…‥‥ハクロのお母さんの小さい時に作ったのなら、その母が意図的に隠していたのだろうか?

「先に行ってみないとわからないような‥‥‥進んでみる?」
【‥‥‥進んでみる】
「決まりね。護衛の騎士たちも、しっかりと警備してね」
「「「はっ」」」

 アリスの言葉に、ほぼ空気と化していた護衛の騎士たちが返答する。

 そして僕らは警戒しつつも、隠されていた階段を下る。

 一段一段、歩きやすくもゆっくりと、罠が無いかと確かめつつ、下へ下ってゆく。

 徐々に明かりが無くなって暗くなってきたので、ハクロが光の魔法で明かりをつけ‥‥階段の先へ、僕らは到着した。


「‥‥‥扉があるけど、開けて大丈夫な類かな?」
「わからないわね‥‥‥降りた感じ、ダンジョンの最深部を更新した気がしなくもないわ」
【キュル‥‥‥念のために、糸の盾、作る】

 開けた瞬間に大爆発とか槍の雨霰と言う可能性もあるので、防御を固めつつ、そっと扉に手をかける。

 ぎぎぎぃっと重々しく音を立て‥‥‥扉が開く。


 何かが飛び出す気配もないので、先行してハクロが光の魔法で提灯のようにした糸の束を放り込んで、室内を確認して…‥‥中の様子を見ることができた。


「‥‥‥人工的な、室内?」

 そこに広がっていたのは、岩肌がむき出しにされておらず、どことなく人工的に作られた部屋。

 ずいぶん長い事使われていなかったのかすごい埃まみれだが…‥‥どう見ても、ダンジョンで自然に形成された様子ではない。

 むしろ、何かの研究室と言うべきか‥‥‥

「薬品棚に、ボロボロの研究ノートのようなもの‥‥秘密の研究所というべきか?」
「ダンジョンに潜入した人が、勝手に作ったものかしら‥‥?でも、こんなものを、ここに作る意味は‥?」

 何かと人の手が加えられた痕跡があるけれども、どこのだれが作ったのかが見当もつかない。

【キュル?アルス、これ、まだ読める日記帳だよ!!】
「本当か?」

 室内を探索していると、ハクロがまだ質の良い本のような‥‥‥日記帳を発見して、持って来た。

【読む?】
「んー、読んだほうが良いかも。ココが何なのか分かるし…‥‥一応ハクロ、文字は読めるよね?」
【大丈夫!!今の字だけじゃなくて、もっと古い体形のも、授業で学んだ!】


‥‥‥転生してからこの世界の字を学んでいたが、ずっと同じものでもない。

 人の使う言葉が時代の流れと共に変化するように、文字もまたその形を変えてくることがある。

 帝国も長い歴史の中で、文字の変遷はあったようだが…‥‥それでも、授業内で出て来たものならばハクロはしっかりと学んでいたようである。意外というべきか、結構頭が良いからね。

【でもこれ…‥‥かなり古い。多分、帝国が出来上がるよりも、もっと昔のだよ?】
「エルスタン帝国の歴史もかなり長いはずですけれども‥‥‥それよりも?」
【うん。でも、読めない事もないけど、どうする?】

 ハクロの言葉にアリスが問いかけるが、それでも大丈夫のようだ。

 とは言え、あくまでも授業内で学んだ範囲なので、自主学習をしても範囲は限られており、読めないところもあるらしい。

 後は流石に、長い年月を経ているので虫食いも多いようだが‥‥‥それでも、辛うじて解読はできるそうだ。

「なら、頼むハクロ。その日記がどこの誰かと言うのも気になるが、今はとりあえず読める情報から見たほうが良い」
【なら、読むよ。ええっと、この言語を現代風に直すと…‥‥】



‥‥‥かつて、ハクロの母がいた場所に隠されていた謎の地下室。

 そこに残されていた日記帳を、彼女はゆっくりと読み上げ始めるのであった‥‥‥‥

【キュル、でも、字が変わっているとはいえ、めっちゃ下手。解読前に、読みにくい】
「うわぁ、何このミミズがのたうち回ったというか、それ以上にひどいというか…‥‥」
「それでも読めるのはすごいわね」
【ある程度、補正できる‥でも、頭使う…‥‥】



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