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その素質の片鱗
#89 海へ来たのだし、やる事はやるのデス
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SIDEシアン
‥‥‥海岸掃除した翌日、わざわざ海へ来た第2の目的。
そう、海で盛大に遊ぶために、僕らは昨日綺麗になった‥‥‥いや、ちょっとばかりワゼたちがメイドの本分が刺激されたせいか、綺麗にし過ぎた海岸に来ていた。
うん、やり過ぎているというか、海流でごみが集まっているからこっそり海底の地形などを変えたりもしたそうだが、バレなければいいだろう。
とは言え、ある事も起きていた。
「人が想像以上に集まっているなぁ」
「いきなり綺麗になった海岸に、遊びたくなった人が多くなったようデス」
【でも、和気あいあいとしていていいですね】
昨日までは漂流物ごみだらけの汚い海岸であった場所が、僕らの、主にワゼたちのせいで綺麗になった海岸に、皆遊びたくなったようだ。
とりあえず、人が増えてはいるが、それでも都会の夏のプールのごとくぎちぎちと言うわけではない。
程よい人数で、まともに楽しめるぐらいである。
…‥‥ちゃっかり海の家のようなものを用意している商人とかいるけれどね。
まぁ、気を取り直して水着に僕らは着替える。
人が集まっているおかげできちんと着替える場所とかもいくつか用意されていたので、そこで着替えたのだが…‥‥数日前に、水着を買いに行ったときに、ハクロとワゼたちだけで任せたことがあった。
あの時はまぁ、大丈夫だろうと思っていたのだが…‥‥ちょっと見ておけばよかったと思う。
【良し!着替え完了しましたよシアン!!】
ばっと出て来たのは、ハクロ。
彼女の水着は大丈夫と言うか、ビキニにスカートやちょっとシャツのようなものを着せたパレオタイプの白の水着であり、彼女によく映えた清楚な‥‥‥いや、ちょっと色っぽくも見えるものである。
これは良い方だ。ちょっと夏の浜辺特有のテンション微小向上効果でもあるのか、少し跳ね気味でその度に彼女の豊満なものがたゆんと見えるのは顔が赤くなる程度で済む。
だがしかし、ワゼとミニワゼシスターズのセンスをなめていた。
「フフフ、たまにはメイド服を脱ぎ、水着なのも悪くないデス」
次に来たのはワゼであったが…‥‥うん、まぁ、万能メイドとはいえセンス…‥‥
彼女が来ているのは、囚人服とかのイメージがありそうな、白黒のボーダー服のような水着であった。
一応、ハクロほどのものはないが、それでもスタイルが良いので、身体のラインとかはしっかりとわかる。
けれども、何と言うか色気が無さすぎるというか、何を思って選んだというか…‥‥
「ハクロ、ワゼってあれ自分で選んだの?」
【ええ、そうですよ。自信満々にこれが一番良いデスとか言ってましたし……】
こっそりハクロに聞いてみれば、正真正銘ワゼ自身が自信満々で選んだらしい。万能メイド、自身の衣服のセンスで万能でないことが発覚した。
…‥‥あれ?ということはワゼの劣化版とも言えるミニワゼシスターズは…‥‥
ふと、頭の中でそう思ったところで、ミニワゼシスターズが現れる。
「ツ!」
「ス!」
「ファ!」
「シ!」
「セ!」
「「「「「真夏のミニワゼシスターズ参上デス!!」」」」」
どぉぉん!!っと後ろに色のついた煙幕が幾つか見えたような気がしたが…‥‥なんだこの戦隊モドキ。
よく見れば、皆ワンピース状の水着で、色は全員の髪の色で合わせていた。
それに、素足ではなく何か四角いブロック状のものを履いているが‥‥‥あれが水中・水上用の装備なのだろうか?
全員集合だと、声を合わせたときにちょっとまともにしゃべれているというツッコミはともかく、ワゼよりはマシであった。うん、ここは違ったのか。よかったような、ワゼもまともになりそうなのに何が違ったのか疑問に思うような…‥‥考えても無駄かか。
あ、でもフィーアいないんだった……第2王女の護衛で不在中だし、何となく集合写真の欠席扱いの丸い枠写真のようなものも見えるような気がする。
とにもかくにも、皆水着に着替えたからいいだろう。
「それじゃ、皆遊ぶぞ!」
「了解デス」
【了解ですよ!】
「「「「「オー!」」」」」
とりあえず、水着のセンスの有無を気にせず、皆で海に飛び込んで遊び始めるのであった‥‥‥‥
【いたたた!?足つりましたぁぁぁ!!】
「あ、準備運動しないとだめだった……と言うかハクロ、どの足が…‥‥?」
‥‥‥うん、準備運動を忘れて、即座にハクロが足をつったので早々にして出鼻をくじかれた。
まぁ、ひとまずはハクロを助けないとね。
―――――――――――――――――――――
SIDE海岸客に紛れ込むHWG
『こちら、ボラーン海岸派遣ヌーッメルワン!!対象、無事に海遊びを始めました!!』
『こちら、都市アルバス本部。では今すぐに記録をしてくれ!!すべてを記録し、すべてのHWGへいきわたるように記録漏れを起こすな!!』
『了解!!…‥‥対象、白の水着で清楚さを出していますが、むしろ揺れ動くさまが‥‥‥ぶはぁっ!!』
『どうした!!』
『こちら、派遣されたヌーッメルワンの部下!!リーダーが鼻血で出血多量です!!』
『くっ、やはり美しさと言う武器で脳殺されたか!!』
『悩殺では?…‥‥いや、まちがっていないですが…‥‥』
『とりあえず、そいつを放置し、今は記録に精一杯尽くすのだ!!犠牲を忘れるな!!』
『了解!!』
『対象、どうやら少し泳いで足をつりましたが、すぐに治ったようです!どうやらビーチバレーを行います!』
『ふむ、その様子もきちんと記録するのだ!!現地に出向けない者たちが血涙を流す分、悔いの無いようにしろ!!』
『了解!!おお、でもこれはすごい!ジャンプして色々と…‥‥あ』
『どうした?‥‥‥おい、返事がないが、どうした?』
『こちら、昨日できたHWGボラーン海岸支部長。そちらから派遣された者が今、鼻血大爆発どころか、色々と死亡した』
『何があった!?』
『残念ながらこちらは背からであったが、どうやら正面からまともにアレをみたらしい…‥‥緩かったのか、それとも、ちょっとばかり水着が小さかったせいか‥‥‥』
『おい…‥まさか』
『記録し損ねたの非常に悔やまれる…‥‥生まれかわったこの海岸に舞い降りた美の女神の水着上部が、落ちたのだ…‥‥あ、でもちょっとおさえているところか・・・・ぐふぁぁぁぁ!!』
『おい?何が起きた!!返事をしろ、その光景を、みせろぉぉぉぉぉぉ!!』
……この日、ボラーン海岸が綺麗に生まれ変わったという噂が広がり、人が集まって栄えることになる。
それと同時に、美の女神が降臨したとか、5色の可愛い少女たちが現れたとか言われているが、何やら突如として血の花があたりに咲きまくったとも言われ、ボラーン海岸改め「鮮血の海岸」と物騒な名称の名所になるのは、また別の話…‥‥
‥‥‥海岸掃除した翌日、わざわざ海へ来た第2の目的。
そう、海で盛大に遊ぶために、僕らは昨日綺麗になった‥‥‥いや、ちょっとばかりワゼたちがメイドの本分が刺激されたせいか、綺麗にし過ぎた海岸に来ていた。
うん、やり過ぎているというか、海流でごみが集まっているからこっそり海底の地形などを変えたりもしたそうだが、バレなければいいだろう。
とは言え、ある事も起きていた。
「人が想像以上に集まっているなぁ」
「いきなり綺麗になった海岸に、遊びたくなった人が多くなったようデス」
【でも、和気あいあいとしていていいですね】
昨日までは漂流物ごみだらけの汚い海岸であった場所が、僕らの、主にワゼたちのせいで綺麗になった海岸に、皆遊びたくなったようだ。
とりあえず、人が増えてはいるが、それでも都会の夏のプールのごとくぎちぎちと言うわけではない。
程よい人数で、まともに楽しめるぐらいである。
…‥‥ちゃっかり海の家のようなものを用意している商人とかいるけれどね。
まぁ、気を取り直して水着に僕らは着替える。
人が集まっているおかげできちんと着替える場所とかもいくつか用意されていたので、そこで着替えたのだが…‥‥数日前に、水着を買いに行ったときに、ハクロとワゼたちだけで任せたことがあった。
あの時はまぁ、大丈夫だろうと思っていたのだが…‥‥ちょっと見ておけばよかったと思う。
【良し!着替え完了しましたよシアン!!】
ばっと出て来たのは、ハクロ。
彼女の水着は大丈夫と言うか、ビキニにスカートやちょっとシャツのようなものを着せたパレオタイプの白の水着であり、彼女によく映えた清楚な‥‥‥いや、ちょっと色っぽくも見えるものである。
これは良い方だ。ちょっと夏の浜辺特有のテンション微小向上効果でもあるのか、少し跳ね気味でその度に彼女の豊満なものがたゆんと見えるのは顔が赤くなる程度で済む。
だがしかし、ワゼとミニワゼシスターズのセンスをなめていた。
「フフフ、たまにはメイド服を脱ぎ、水着なのも悪くないデス」
次に来たのはワゼであったが…‥‥うん、まぁ、万能メイドとはいえセンス…‥‥
彼女が来ているのは、囚人服とかのイメージがありそうな、白黒のボーダー服のような水着であった。
一応、ハクロほどのものはないが、それでもスタイルが良いので、身体のラインとかはしっかりとわかる。
けれども、何と言うか色気が無さすぎるというか、何を思って選んだというか…‥‥
「ハクロ、ワゼってあれ自分で選んだの?」
【ええ、そうですよ。自信満々にこれが一番良いデスとか言ってましたし……】
こっそりハクロに聞いてみれば、正真正銘ワゼ自身が自信満々で選んだらしい。万能メイド、自身の衣服のセンスで万能でないことが発覚した。
…‥‥あれ?ということはワゼの劣化版とも言えるミニワゼシスターズは…‥‥
ふと、頭の中でそう思ったところで、ミニワゼシスターズが現れる。
「ツ!」
「ス!」
「ファ!」
「シ!」
「セ!」
「「「「「真夏のミニワゼシスターズ参上デス!!」」」」」
どぉぉん!!っと後ろに色のついた煙幕が幾つか見えたような気がしたが…‥‥なんだこの戦隊モドキ。
よく見れば、皆ワンピース状の水着で、色は全員の髪の色で合わせていた。
それに、素足ではなく何か四角いブロック状のものを履いているが‥‥‥あれが水中・水上用の装備なのだろうか?
全員集合だと、声を合わせたときにちょっとまともにしゃべれているというツッコミはともかく、ワゼよりはマシであった。うん、ここは違ったのか。よかったような、ワゼもまともになりそうなのに何が違ったのか疑問に思うような…‥‥考えても無駄かか。
あ、でもフィーアいないんだった……第2王女の護衛で不在中だし、何となく集合写真の欠席扱いの丸い枠写真のようなものも見えるような気がする。
とにもかくにも、皆水着に着替えたからいいだろう。
「それじゃ、皆遊ぶぞ!」
「了解デス」
【了解ですよ!】
「「「「「オー!」」」」」
とりあえず、水着のセンスの有無を気にせず、皆で海に飛び込んで遊び始めるのであった‥‥‥‥
【いたたた!?足つりましたぁぁぁ!!】
「あ、準備運動しないとだめだった……と言うかハクロ、どの足が…‥‥?」
‥‥‥うん、準備運動を忘れて、即座にハクロが足をつったので早々にして出鼻をくじかれた。
まぁ、ひとまずはハクロを助けないとね。
―――――――――――――――――――――
SIDE海岸客に紛れ込むHWG
『こちら、ボラーン海岸派遣ヌーッメルワン!!対象、無事に海遊びを始めました!!』
『こちら、都市アルバス本部。では今すぐに記録をしてくれ!!すべてを記録し、すべてのHWGへいきわたるように記録漏れを起こすな!!』
『了解!!…‥‥対象、白の水着で清楚さを出していますが、むしろ揺れ動くさまが‥‥‥ぶはぁっ!!』
『どうした!!』
『こちら、派遣されたヌーッメルワンの部下!!リーダーが鼻血で出血多量です!!』
『くっ、やはり美しさと言う武器で脳殺されたか!!』
『悩殺では?…‥‥いや、まちがっていないですが…‥‥』
『とりあえず、そいつを放置し、今は記録に精一杯尽くすのだ!!犠牲を忘れるな!!』
『了解!!』
『対象、どうやら少し泳いで足をつりましたが、すぐに治ったようです!どうやらビーチバレーを行います!』
『ふむ、その様子もきちんと記録するのだ!!現地に出向けない者たちが血涙を流す分、悔いの無いようにしろ!!』
『了解!!おお、でもこれはすごい!ジャンプして色々と…‥‥あ』
『どうした?‥‥‥おい、返事がないが、どうした?』
『こちら、昨日できたHWGボラーン海岸支部長。そちらから派遣された者が今、鼻血大爆発どころか、色々と死亡した』
『何があった!?』
『残念ながらこちらは背からであったが、どうやら正面からまともにアレをみたらしい…‥‥緩かったのか、それとも、ちょっとばかり水着が小さかったせいか‥‥‥』
『おい…‥まさか』
『記録し損ねたの非常に悔やまれる…‥‥生まれかわったこの海岸に舞い降りた美の女神の水着上部が、落ちたのだ…‥‥あ、でもちょっとおさえているところか・・・・ぐふぁぁぁぁ!!』
『おい?何が起きた!!返事をしろ、その光景を、みせろぉぉぉぉぉぉ!!』
……この日、ボラーン海岸が綺麗に生まれ変わったという噂が広がり、人が集まって栄えることになる。
それと同時に、美の女神が降臨したとか、5色の可愛い少女たちが現れたとか言われているが、何やら突如として血の花があたりに咲きまくったとも言われ、ボラーン海岸改め「鮮血の海岸」と物騒な名称の名所になるのは、また別の話…‥‥
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