146 / 459
何をやらかしてくれるのでしょうか
#135 メインの準備をしておくのデス
しおりを挟む
SIDE第2皇子ゴジャール
「…‥‥ぬぅ?」
朝になり、馬鹿殿下こと第2皇子のゴジャールは、宿泊していた高級宿で首をかしげていた。
昨夜のうちに、私兵たちが仕事を終わらせ、目的の莫大な収容能力を誇るメイド服を奪ってくるはずであったが、音沙汰がないのだ。
取りまきたちもやって来たが、こちらの方にも来ていない。
あれだけの私兵たちが、仕事を終わらせるのにそう時間はかからないはずなのだが‥‥‥‥
「どういうことだ?誰も帰ってきていないぞ」
「ふむ、おかしな話ですな」
「逃亡した?いや、そうする理由もないだろう」
彼らにとって、私兵たちは都合の良い駒のような者達。
命令を聞き、遂行するだけの取るに足りない存在と考えており、自分たちに逆らう訳がないと考えているのだ。
「まさかとは思いますが、返り討ちに遭って全滅したとかではないでしょうか?」
取りまきの一人が、真実に近いものを出す。
だが、そんな事を彼らは信じられない。
「いやいや、それはないだろう」
「ああ、我が帝国の兵たちが返り討ちに遭うハズなどあるまい」
「仮になっていたとしても、騒ぎになっているなどでわかりやすいはずだが…‥‥そのような様子もないしな」
他国の兵士が暴れていたら、それはそれで秘密裏に処理されることが多く、そう騒ぎになるようなこともないのだが…‥‥その可能性すら、彼らは考えていなかった。
だが、待てども私兵たちは戻らず、一向に帰還する気配すらない。
「どういうことだ‥‥?」
連絡も来ないし、このまま放置するのも良くないであろう。
彼らはゴジャールの持つ戦力でもあり、一気に失ってしまったことになれば、他の兄弟達にその隙を突かれて責められる可能性がある。
最悪の場合、帝位継承権を奪われるような気がして、だんだん気が気ではなくなってきていた。
「よし、こうなれば兵たちが向かったであろう方へ余たちも向かうぞ!!」
一応、馬車の確保ならば出来たので、昨夜彼らが向かったであろう方角へ馬車を進ませる。
私兵たちの主である自身が自ら探しに向かうのも変な話しかもしれないが‥‥‥‥物凄い嫌な予感にゴジャールは襲われていた。
……数時間後、ふとゴジャールたちはある異変に気が付く。
「ん?なんかおかしくないか?」
「何がだ?」
「いや、景色が変わり映えしないというか、変わっていない…‥‥んん?」
ふと馬車の外を見て彼らは気が付く。
行けども進めども、馬車の外の景色が先ほどから同じような物の繰り返しであるという事に。
疑問に思い、身を乗り出して確認してみるが、何か垂れ幕がかかっているなどのようなことはない。
一旦馬車を止めさせ、辺りを彼らは見渡す。
誰も通っていない道に、代わり映えのしない景色。
だが、吹き抜ける風に何処か不気味なものを感じさせる。
「…‥‥おかしいな」
「ああ、あきらかにな」
異変に気が付き、馬車から降りて数歩ほど歩き、周囲の言いようの無い異常さを感じ取る。
普通のはずの景色なのに、何処か違和感を感じさせるこの光景。
いやな予感が的中してしまったのかと、ゴジャールが身震いをした…‥‥次の瞬間であった。
バチバチィッ!!
「「「ぎゃぁぁぁぁぁぁ!?」」」
突然、全身が痺れる様な感覚を味わい、彼らはその場に倒れた。
何が起きたのか、すぐに状況を理解することができない。
そしてそのまま、彼は意識を失うのであった‥‥‥‥
「…‥‥ぬぅ?」
朝になり、馬鹿殿下こと第2皇子のゴジャールは、宿泊していた高級宿で首をかしげていた。
昨夜のうちに、私兵たちが仕事を終わらせ、目的の莫大な収容能力を誇るメイド服を奪ってくるはずであったが、音沙汰がないのだ。
取りまきたちもやって来たが、こちらの方にも来ていない。
あれだけの私兵たちが、仕事を終わらせるのにそう時間はかからないはずなのだが‥‥‥‥
「どういうことだ?誰も帰ってきていないぞ」
「ふむ、おかしな話ですな」
「逃亡した?いや、そうする理由もないだろう」
彼らにとって、私兵たちは都合の良い駒のような者達。
命令を聞き、遂行するだけの取るに足りない存在と考えており、自分たちに逆らう訳がないと考えているのだ。
「まさかとは思いますが、返り討ちに遭って全滅したとかではないでしょうか?」
取りまきの一人が、真実に近いものを出す。
だが、そんな事を彼らは信じられない。
「いやいや、それはないだろう」
「ああ、我が帝国の兵たちが返り討ちに遭うハズなどあるまい」
「仮になっていたとしても、騒ぎになっているなどでわかりやすいはずだが…‥‥そのような様子もないしな」
他国の兵士が暴れていたら、それはそれで秘密裏に処理されることが多く、そう騒ぎになるようなこともないのだが…‥‥その可能性すら、彼らは考えていなかった。
だが、待てども私兵たちは戻らず、一向に帰還する気配すらない。
「どういうことだ‥‥?」
連絡も来ないし、このまま放置するのも良くないであろう。
彼らはゴジャールの持つ戦力でもあり、一気に失ってしまったことになれば、他の兄弟達にその隙を突かれて責められる可能性がある。
最悪の場合、帝位継承権を奪われるような気がして、だんだん気が気ではなくなってきていた。
「よし、こうなれば兵たちが向かったであろう方へ余たちも向かうぞ!!」
一応、馬車の確保ならば出来たので、昨夜彼らが向かったであろう方角へ馬車を進ませる。
私兵たちの主である自身が自ら探しに向かうのも変な話しかもしれないが‥‥‥‥物凄い嫌な予感にゴジャールは襲われていた。
……数時間後、ふとゴジャールたちはある異変に気が付く。
「ん?なんかおかしくないか?」
「何がだ?」
「いや、景色が変わり映えしないというか、変わっていない…‥‥んん?」
ふと馬車の外を見て彼らは気が付く。
行けども進めども、馬車の外の景色が先ほどから同じような物の繰り返しであるという事に。
疑問に思い、身を乗り出して確認してみるが、何か垂れ幕がかかっているなどのようなことはない。
一旦馬車を止めさせ、辺りを彼らは見渡す。
誰も通っていない道に、代わり映えのしない景色。
だが、吹き抜ける風に何処か不気味なものを感じさせる。
「…‥‥おかしいな」
「ああ、あきらかにな」
異変に気が付き、馬車から降りて数歩ほど歩き、周囲の言いようの無い異常さを感じ取る。
普通のはずの景色なのに、何処か違和感を感じさせるこの光景。
いやな予感が的中してしまったのかと、ゴジャールが身震いをした…‥‥次の瞬間であった。
バチバチィッ!!
「「「ぎゃぁぁぁぁぁぁ!?」」」
突然、全身が痺れる様な感覚を味わい、彼らはその場に倒れた。
何が起きたのか、すぐに状況を理解することができない。
そしてそのまま、彼は意識を失うのであった‥‥‥‥
32
あなたにおすすめの小説
異世界転生目立ちたく無いから冒険者を目指します
桂崇
ファンタジー
小さな町で酒場の手伝いをする母親と2人で住む少年イールスに転生覚醒する、チートする方法も無く、母親の死により、実の父親の家に引き取られる。イールスは、冒険者になろうと目指すが、周囲はその才能を惜しんでいる
荷物持ちだけど最強です、空間魔法でラクラク発明
まったりー
ファンタジー
主人公はダンジョンに向かう冒険者の荷物を持つポーターと言う職業、その職業に必須の収納魔法を持っていないことで悲惨な毎日を過ごしていました。
そんなある時仕事中に前世の記憶がよみがえり、ステータスを確認するとユニークスキルを持っていました。
その中に前世で好きだったゲームに似た空間魔法があり街づくりを始めます、そしてそこから人生が思わぬ方向に変わります。
エルティモエルフォ ―最後のエルフ―
ポリ 外丸
ファンタジー
普通の高校生、松田啓18歳が、夏休みに海で溺れていた少年を救って命を落としてしまう。
海の底に沈んで死んだはずの啓が、次に意識を取り戻した時には小さな少年に転生していた。
その少年の記憶を呼び起こすと、どうやらここは異世界のようだ。
もう一度もらった命。
啓は生き抜くことを第一に考え、今いる地で1人生活を始めた。
前世の知識を持った生き残りエルフの気まぐれ人生物語り。
※カクヨム、小説家になろう、ノベルバ、ツギクルにも載せています
伯爵家の三男に転生しました。風属性と回復属性で成り上がります
竹桜
ファンタジー
武田健人は、消防士として、風力発電所の事故に駆けつけ、救助活動をしている途中に、上から瓦礫が降ってきて、それに踏み潰されてしまった。次に、目が覚めると真っ白な空間にいた。そして、神と名乗る男が出てきて、ほとんど説明がないまま異世界転生をしてしまう。
転生してから、ステータスを見てみると、風属性と回復属性だけ適性が10もあった。この世界では、5が最大と言われていた。俺の異世界転生は、どうなってしまうんだ。
ギルドの片隅で飲んだくれてるおっさん冒険者
哀上
ファンタジー
チートを貰い転生した。
何も成し遂げることなく35年……
ついに前世の年齢を超えた。
※ 第5回次世代ファンタジーカップにて“超個性的キャラクター賞”を受賞。
※この小説は他サイトにも投稿しています。
異世界転生したので森の中で静かに暮らしたい
ボナペティ鈴木
ファンタジー
異世界に転生することになったが勇者や賢者、チート能力なんて必要ない。
強靭な肉体さえあれば生きていくことができるはず。
ただただ森の中で静かに暮らしていきたい。
俺のスキルが回復魔『法』じゃなくて、回復魔『王』なんですけど?
八神 凪
ファンタジー
ある日、バイト帰りに熱血アニソンを熱唱しながら赤信号を渡り、案の定あっけなくダンプに轢かれて死んだ
『壽命 懸(じゅみょう かける)』
しかし例によって、彼の求める異世界への扉を開くことになる。
だが、女神アウロラの陰謀(という名の嫌がらせ)により、異端な「回復魔王」となって……。
異世界ペンデュース。そこで彼を待ち受ける運命とは?
異世界に転生した社畜は調合師としてのんびりと生きていく。~ただの生産職だと思っていたら、結構ヤバい職でした~
夢宮
ファンタジー
台風が接近していて避難勧告が出されているにも関わらず出勤させられていた社畜──渡部与一《わたべよいち》。
雨で視界が悪いなか、信号無視をした車との接触事故で命を落としてしまう。
女神に即断即決で異世界転生を決められ、パパっと送り出されてしまうのだが、幸いなことに女神の気遣いによって職業とスキルを手に入れる──生産職の『調合師』という職業とそのスキルを。
異世界に転生してからふたりの少女に助けられ、港町へと向かい、物語は動き始める。
調合師としての立場を知り、それを利用しようとする者に悩まされながらも生きていく。
そんな与一ののんびりしたくてものんびりできない異世界生活が今、始まる。
※2話から登場人物の描写に入りますので、のんびりと読んでいただけたらなと思います。
※サブタイトル追加しました。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる