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春間近、でも頭春は来ないで欲しい
#251 まずは一つ目デス
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SIDEシアン
‥‥‥ピキパキィっとひびが入る卵。
今、孵化しようとしているのは、ハクロの産んだ卵2つの内、真珠色をしている卵。
コンコンコンっと中で一生懸命卵を割ろうとしている気配がしており、手伝いたいけどまだ自力で出来そうなところから見て、手出しはできない。
【ああ、なんかドキドキしてきましたよ】
「僕も同じだよ、ハクロ」
深夜頃に、ふと妙な音が聞こえて、明かりをつけて確認して見たら、孵化しかけているところを見つけた。
そのまま慌てて皆を起こし、孵化を僕らが見守った。
‥‥‥というか、案外時間がかかるものである。
まぁ、まだ中身は幼いのだろうし、ひびをいれては少し休み、またいれては休みと繰り返して体力を持たせているようだ。
それでも少しづつひびが大きくなり、徐々に殻がボロボロとこぼれ始める。
「でも卵の中から光って、中身が見えないな‥‥‥」
「まばゆいというか、完全に割れるまで見えないようですわね」
何にしても、だんだん大きくなるひびに、散らばっていく殻。
そして、遂に‥‥‥‥
ピキピキピキッ…‥‥パッキィィィィィィン!!
大きな音を立て、一気に卵の殻が爆散した。
まばゆい閃光を放ち、目がその眩しさにやられ、少し抑え‥‥‥慣れてきたところで開き、僕らはそこに出た者を確認した。
【うにゅ~?】
卵から出て来たのは‥‥‥小さな赤ちゃん。
いや、その下半身の方に、これまた小さな蜘蛛の体があるが、その足の先っぽは丸みを帯びており、全体的にフワフワとした毛がある。
全体的な色合いは、ハクロに似て白っぽいが‥‥‥若干青みもある感じだ。
「‥‥‥アラクネの前の段階、アルケニーって種族になるのかな?」
「いえ、ちょっと違いマス」
っと、いつの間にかいたワゼが、僕のつぶやきに対して答えた。
「違うってどういうこと?」
「それは‥‥‥いえ、まずは話し合うよりもご主人様、奥様、まずは生まれた子を抱かれては?」
「【あ】」
まだ孵化し切ったことに対することと、我が子の初めての姿を見て、ちょっと体が反応し切っていなかったことに僕らは気が付いた。
じーっと見てくる我が子に僕らは近付き、そっとハクロが持ち上げる。
【ふわぁ…‥‥私と同じような子供ですよ】
「一つ目の子がこれか‥我が家の次女が誕生か」
【ふにゅ?】
ハクロが持った子供に触れてみると、やはりというか全体的にもちぷにっとしており、赤子特有の柔らかさのようなものがある。
まだ生まれたてというのに、ハクロに近い容姿だけど、小さい感じが庇護欲をそそる。
【んにゅ~?」
状況が理解できるまでかかるのか、この小さな我が子はくるっと周囲を見渡し、僕らの方に顔を向ける。
そしてハクロの方を向き‥‥‥ぺとっとくっついた。
【にゅ~!】
【どうやら私が親だと分かったようですよ!!すごい可愛いです!!】
嬉しそうにハクロにくっ付く我が子に、ハクロ自身も嬉しそうに笑い、抱きしめる。
「あー!!おかあしゃん、ロールにも妹をだきしめさせるにょー!!」
「えっと、わたくしも抱いてみたいですわね」
‥‥‥どうやら誕生そうそう、我が家の次女争奪戦が開始されたようであった。
というか、残る一つの卵も…‥‥
―――ピキパキィッ
「あ、こっちも孵化し始めた」
「ええっ!?」
「続けてなにょ!?」
【うにゅ~?】
【ええ、貴女の妹の卵ですよ?っと、名前を先に付けないと…‥‥】
「やれやれ、今日は落ち着けなさそうデス」
まさかの続けての孵化…‥‥次の子はどういう子になるのだろうか。
今はまず、この我が子の方に名前を付けつつ、孵化を見守らないとね。
‥‥‥ピキパキィっとひびが入る卵。
今、孵化しようとしているのは、ハクロの産んだ卵2つの内、真珠色をしている卵。
コンコンコンっと中で一生懸命卵を割ろうとしている気配がしており、手伝いたいけどまだ自力で出来そうなところから見て、手出しはできない。
【ああ、なんかドキドキしてきましたよ】
「僕も同じだよ、ハクロ」
深夜頃に、ふと妙な音が聞こえて、明かりをつけて確認して見たら、孵化しかけているところを見つけた。
そのまま慌てて皆を起こし、孵化を僕らが見守った。
‥‥‥というか、案外時間がかかるものである。
まぁ、まだ中身は幼いのだろうし、ひびをいれては少し休み、またいれては休みと繰り返して体力を持たせているようだ。
それでも少しづつひびが大きくなり、徐々に殻がボロボロとこぼれ始める。
「でも卵の中から光って、中身が見えないな‥‥‥」
「まばゆいというか、完全に割れるまで見えないようですわね」
何にしても、だんだん大きくなるひびに、散らばっていく殻。
そして、遂に‥‥‥‥
ピキピキピキッ…‥‥パッキィィィィィィン!!
大きな音を立て、一気に卵の殻が爆散した。
まばゆい閃光を放ち、目がその眩しさにやられ、少し抑え‥‥‥慣れてきたところで開き、僕らはそこに出た者を確認した。
【うにゅ~?】
卵から出て来たのは‥‥‥小さな赤ちゃん。
いや、その下半身の方に、これまた小さな蜘蛛の体があるが、その足の先っぽは丸みを帯びており、全体的にフワフワとした毛がある。
全体的な色合いは、ハクロに似て白っぽいが‥‥‥若干青みもある感じだ。
「‥‥‥アラクネの前の段階、アルケニーって種族になるのかな?」
「いえ、ちょっと違いマス」
っと、いつの間にかいたワゼが、僕のつぶやきに対して答えた。
「違うってどういうこと?」
「それは‥‥‥いえ、まずは話し合うよりもご主人様、奥様、まずは生まれた子を抱かれては?」
「【あ】」
まだ孵化し切ったことに対することと、我が子の初めての姿を見て、ちょっと体が反応し切っていなかったことに僕らは気が付いた。
じーっと見てくる我が子に僕らは近付き、そっとハクロが持ち上げる。
【ふわぁ…‥‥私と同じような子供ですよ】
「一つ目の子がこれか‥我が家の次女が誕生か」
【ふにゅ?】
ハクロが持った子供に触れてみると、やはりというか全体的にもちぷにっとしており、赤子特有の柔らかさのようなものがある。
まだ生まれたてというのに、ハクロに近い容姿だけど、小さい感じが庇護欲をそそる。
【んにゅ~?」
状況が理解できるまでかかるのか、この小さな我が子はくるっと周囲を見渡し、僕らの方に顔を向ける。
そしてハクロの方を向き‥‥‥ぺとっとくっついた。
【にゅ~!】
【どうやら私が親だと分かったようですよ!!すごい可愛いです!!】
嬉しそうにハクロにくっ付く我が子に、ハクロ自身も嬉しそうに笑い、抱きしめる。
「あー!!おかあしゃん、ロールにも妹をだきしめさせるにょー!!」
「えっと、わたくしも抱いてみたいですわね」
‥‥‥どうやら誕生そうそう、我が家の次女争奪戦が開始されたようであった。
というか、残る一つの卵も…‥‥
―――ピキパキィッ
「あ、こっちも孵化し始めた」
「ええっ!?」
「続けてなにょ!?」
【うにゅ~?】
【ええ、貴女の妹の卵ですよ?っと、名前を先に付けないと…‥‥】
「やれやれ、今日は落ち着けなさそうデス」
まさかの続けての孵化…‥‥次の子はどういう子になるのだろうか。
今はまず、この我が子の方に名前を付けつつ、孵化を見守らないとね。
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