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良からぬ企みは、なぜこうも生み出されるのか
#351 珍しくもありつつできるだけ多くあると良いと思うのデス
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SIDEシアン
‥‥‥温泉都市滞在して早1週間。
もうちょっと滞在していたいが、残念ながらミスティアの終わらせた仕事もそろそろ尽き、城へ戻らなければいけない時が迫ってきていた。
まぁ、馬車の速度も馬鹿みたいに向上しており、今夜遅くまでが期限なのは良いだろう。
それに、温泉効果で皆癒されて、満足しているし‥‥‥何よりもだ。
「今回、本当に平穏無事に過ごせたなぁ‥‥‥」
【そうですよねぇ、今までいろいろありましたもんね】
混浴の湯に浸かりつつ、僕のつぶやいた言葉にハクロも深く同意を示す。
今までなんやかんやとここで騒動に巻き込まれていたが、何と驚くべきことに、今回ばかりは何の騒動にも巻き込まれていないのだ!!
まぁ、多少赤い花が咲いたとか、人が俵積みされていたとか、超高速で温泉に出没する人とか、そういう話などは聞いていたが、それらに巻き込まれることもなかった。
そう、本当に平穏無事に温泉都市を楽しめていたのだ。
【ふみゅ~!温泉、気持ち良いー!】
「みー!城にも温泉欲しー!」
「まぁ、わかるにょ。でも難しいんだにょねぇ」
娘たちも温泉に嵌ったのか、ねだってきている。
うん、確かに一家にひと風呂ぐらい、温泉が欲しいよなぁ。その気持ち、すごく分かる。‥‥‥数え方、これであっているのかは知らないけどね。
ワゼならば作れそうな気もしなくはないが、温泉は温泉のある場所だからこそ温泉であり、温泉がない場所での人工的な温泉は温泉であって温泉ではない感じがするからね。温泉の元を入れて温泉気分でありつつも温泉ではないというのが例えになるかな?。…‥‥温泉ゲシュタルト崩壊かな?
何にしても、今晩遅くまでは楽しめるけど、この調子であれば確実に何事にも巻き込まれることなく、平穏無事に楽しめる。
今まで何かと騒動あったけど、今回のような平穏さが長続きして欲しいなぁ…‥‥
「‥‥‥そう言えば、子宝の湯とかにも入ったけど、また子を授かれるのかな?」
「ダンジョンコアに確認を取ってきたところ、遅くとも半年以内に確実だそうデス」
‥‥‥なお、その子を授かる時期というのは個人差もあるようだが、現在たくさんデータがとれており、ある程度の平均が出てきたそうである。
正確性がどんどん高められているという事実も気になるけどね。第〇次ベビーブームとかになるのだろうか?
何にしても、本日で今回の温泉は最後になるので、より多くの温泉を巡るようにしたい。
全部を巡るには生涯をかけても無理らしいが…‥‥それでも、ある程度浸かっておきたいからね!そもそもそこまで数が多いのもツッコミどころだが、そこは考えないでおこう。
―――――――――――――――――
SIDEダンジョンコア
「フゥ」
温泉都市のダンジョンコア用の部屋にて、ダンジョンコアは安堵の息を吐いていた。
今回の都市には魔王一家が勢ぞろいしており、警備体制を厳しくしつつ、害をなす可能性のある奴らを様々な組織達と共に協力し合い、排除し、ようやくその忙しかった日々が終わりそうで、安心したのである。
‥‥‥正直言うと、魔王にはこの地で暴れて欲しくない。
一度、激怒してのことがあったが、あの後の地形などは修復されたとはいえ、ダンジョン自体にも実はダメージがあり、その回復に時間がかかったからである。
とんでもない力を持つ者だからこそダンジョン自体もダメージを負い、下手にやらかされていたらそれこそ崩壊の危機もあった。
だからこそ、今回こそは何も騒動が起きないように徹底し、気が抜けなかったのだが…‥‥帰還してくれれば、これでようやく少しは休めるだろう。
再び深い安堵の息を吐きつつ、自室に作った温泉にコアは入浴した。
ダンジョンコア自身が生み出しているところに、コア自身が言うのもなんだが、温泉はやはり居心地が良い。
モンスターたちも従業員と化し、皆温泉の良さを広めるために働いている光景も心地良く、最近のダンジョン界隈では実は注目も浴びてきているのである。
何にしても、無事に乗り切った達成感がいま最も心地よく、リラックスして湯に浸かるのであった‥‥‥
‥‥‥数分後には、去る前の挨拶に来たワゼと会う事になるが。
そして、ついでに今回も彼女にはある効果が全く見られなかった件に関して、冷や汗を嫌ほど流す羽目になるのだが…‥‥それは流石にコア自身にとっては、どうしようもない問題であった。
今はただ、その汗をかく前に平穏を味わうのみである…‥‥‥
‥‥‥温泉都市滞在して早1週間。
もうちょっと滞在していたいが、残念ながらミスティアの終わらせた仕事もそろそろ尽き、城へ戻らなければいけない時が迫ってきていた。
まぁ、馬車の速度も馬鹿みたいに向上しており、今夜遅くまでが期限なのは良いだろう。
それに、温泉効果で皆癒されて、満足しているし‥‥‥何よりもだ。
「今回、本当に平穏無事に過ごせたなぁ‥‥‥」
【そうですよねぇ、今までいろいろありましたもんね】
混浴の湯に浸かりつつ、僕のつぶやいた言葉にハクロも深く同意を示す。
今までなんやかんやとここで騒動に巻き込まれていたが、何と驚くべきことに、今回ばかりは何の騒動にも巻き込まれていないのだ!!
まぁ、多少赤い花が咲いたとか、人が俵積みされていたとか、超高速で温泉に出没する人とか、そういう話などは聞いていたが、それらに巻き込まれることもなかった。
そう、本当に平穏無事に温泉都市を楽しめていたのだ。
【ふみゅ~!温泉、気持ち良いー!】
「みー!城にも温泉欲しー!」
「まぁ、わかるにょ。でも難しいんだにょねぇ」
娘たちも温泉に嵌ったのか、ねだってきている。
うん、確かに一家にひと風呂ぐらい、温泉が欲しいよなぁ。その気持ち、すごく分かる。‥‥‥数え方、これであっているのかは知らないけどね。
ワゼならば作れそうな気もしなくはないが、温泉は温泉のある場所だからこそ温泉であり、温泉がない場所での人工的な温泉は温泉であって温泉ではない感じがするからね。温泉の元を入れて温泉気分でありつつも温泉ではないというのが例えになるかな?。…‥‥温泉ゲシュタルト崩壊かな?
何にしても、今晩遅くまでは楽しめるけど、この調子であれば確実に何事にも巻き込まれることなく、平穏無事に楽しめる。
今まで何かと騒動あったけど、今回のような平穏さが長続きして欲しいなぁ…‥‥
「‥‥‥そう言えば、子宝の湯とかにも入ったけど、また子を授かれるのかな?」
「ダンジョンコアに確認を取ってきたところ、遅くとも半年以内に確実だそうデス」
‥‥‥なお、その子を授かる時期というのは個人差もあるようだが、現在たくさんデータがとれており、ある程度の平均が出てきたそうである。
正確性がどんどん高められているという事実も気になるけどね。第〇次ベビーブームとかになるのだろうか?
何にしても、本日で今回の温泉は最後になるので、より多くの温泉を巡るようにしたい。
全部を巡るには生涯をかけても無理らしいが…‥‥それでも、ある程度浸かっておきたいからね!そもそもそこまで数が多いのもツッコミどころだが、そこは考えないでおこう。
―――――――――――――――――
SIDEダンジョンコア
「フゥ」
温泉都市のダンジョンコア用の部屋にて、ダンジョンコアは安堵の息を吐いていた。
今回の都市には魔王一家が勢ぞろいしており、警備体制を厳しくしつつ、害をなす可能性のある奴らを様々な組織達と共に協力し合い、排除し、ようやくその忙しかった日々が終わりそうで、安心したのである。
‥‥‥正直言うと、魔王にはこの地で暴れて欲しくない。
一度、激怒してのことがあったが、あの後の地形などは修復されたとはいえ、ダンジョン自体にも実はダメージがあり、その回復に時間がかかったからである。
とんでもない力を持つ者だからこそダンジョン自体もダメージを負い、下手にやらかされていたらそれこそ崩壊の危機もあった。
だからこそ、今回こそは何も騒動が起きないように徹底し、気が抜けなかったのだが…‥‥帰還してくれれば、これでようやく少しは休めるだろう。
再び深い安堵の息を吐きつつ、自室に作った温泉にコアは入浴した。
ダンジョンコア自身が生み出しているところに、コア自身が言うのもなんだが、温泉はやはり居心地が良い。
モンスターたちも従業員と化し、皆温泉の良さを広めるために働いている光景も心地良く、最近のダンジョン界隈では実は注目も浴びてきているのである。
何にしても、無事に乗り切った達成感がいま最も心地よく、リラックスして湯に浸かるのであった‥‥‥
‥‥‥数分後には、去る前の挨拶に来たワゼと会う事になるが。
そして、ついでに今回も彼女にはある効果が全く見られなかった件に関して、冷や汗を嫌ほど流す羽目になるのだが…‥‥それは流石にコア自身にとっては、どうしようもない問題であった。
今はただ、その汗をかく前に平穏を味わうのみである…‥‥‥
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