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幸せを乱されたくないので、徹底したい
#367 こちらはこちらで都合もあったようデス
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SIDE神界
…‥‥異世界という存在があるように、それぞれの世界もまた数多くある。
あの世よりもさらに地獄を魅せる冥界もあれば、悪魔の出身地でもある魔界など、種類は多種多様。
その中でも、神々が住む神界と呼ばれる世界もあって…‥‥
「おや、ロキじゃないか。スライム状になっているとは、何があった?」
「いやはや、神殺しの目に遭ってね☆まぁ、何とか生きているからこんなんでも儲けものだよ」
とあるトリックスターな神、ロキが異様な姿になって帰ってきたことに、神々は驚く。
色々といたずら好きでもあり、自分のやりたいことはやってしまい、他の世界でもやらかす神でもあるロキ。
できればフルボッコにしたいとか、あのふざけた顔をふっ飛ばしたいとか色々思う神が多くあれども、ロキ自身の力は生半可なモノでもなく、実行できない神々が多かったのだ。
それなのに今回、何処かの世界へ向かい、帰って来たロキのその姿に、神々は胸がすくような想いがしつつも驚愕していた。
「あのロキが、スライム状に‥‥‥何があったんだ?」
「前から殴りたかったが、皆殺しのような状態は無いだろ」
「いや、一柱だからそう呼ばないんじゃ?」
「料理法に、そういうのがあるんだよ」
こそこそひそひそと話し合いつつも、ロキがなぜこうなったのか見当を付けられない神々。
かなり強い力を持つ神だけに、あの姿に変貌させられるような相手は限られそうなものなのだが、それでもその類と戦うようなそぶりなどもなかったので、理解することができない。
ただ、姿の変貌には驚いたが、その相手がどの様な物であれ、できればあの滅茶苦茶な性格の矯正もして欲しかったなぁと思っていたりもした。
「ま、しばらくは再生に専念したいからね。ちょっと籠らせてもらうよ」
「そうかもしれないが‥‥‥いや、本当にお前何があった?」
「ちょっとやらかした。まぁ、今度は油断しないけどねぇ☆」
スライムのようにプルプル震えながらも、元気に答えるロキ。
その場を去るその神の姿を見ながらも、神々はあの神に何があって、ああなったのか、皆目見当がつかないのであった…‥‥
―――――――――――――――――――――――
SIDEシアン
「…‥‥あんな姿で、返してよかったのだろうか」
「あれぐらいがちょうどいいデス」
神ロキが去ったことに関して、俺がそうつぶやくとワゼはどうでもいいようにそう口にする。
まぁ、彼女にとっての禁句を言って、盛大に地雷を踏み抜いた結果であるが‥‥‥あれ以上直すことできなかったからなぁ。
「悪魔ゼリアスさんも言ってましたからネ。『ロキはこの程度で良い』ッテ」
「悪魔にも見放される神とはこれいかに」
何にしても、家族へ害をなそうとした存在だからこれ以上同情する価値もないが…‥‥何をどうしたらあんなスライム状の姿になったのか、ちょっと理解できない。
治療過程で物体Xを投入したとかは見たが…‥‥まぁ、あれが原因ではないとは思いたい。神に影響を与える物質とか言われたら、それこそとんでもない物質だからなぁ…‥‥それを平気で食せる奴もいるが。
とにもかくにも、退散させたのでしばらくは大丈夫だろう。
でも、また来た時の対策とか取らないとなぁ…‥‥
「‥…なんか、疲れたな」
「そうですネ。帰還しましょうカ」
時間はかかったが、とりあえず安全を確保できたから良しとしよう。
また同じようなことをやらかすのであれば、その時こそワゼが最近作った物体X蟲毒とやらに投下すればいいだけの話だし、考える意味もない。
ひとまず僕らはその場を去り、愛する家族のいる元へ帰還するのであった…‥‥
…‥‥異世界という存在があるように、それぞれの世界もまた数多くある。
あの世よりもさらに地獄を魅せる冥界もあれば、悪魔の出身地でもある魔界など、種類は多種多様。
その中でも、神々が住む神界と呼ばれる世界もあって…‥‥
「おや、ロキじゃないか。スライム状になっているとは、何があった?」
「いやはや、神殺しの目に遭ってね☆まぁ、何とか生きているからこんなんでも儲けものだよ」
とあるトリックスターな神、ロキが異様な姿になって帰ってきたことに、神々は驚く。
色々といたずら好きでもあり、自分のやりたいことはやってしまい、他の世界でもやらかす神でもあるロキ。
できればフルボッコにしたいとか、あのふざけた顔をふっ飛ばしたいとか色々思う神が多くあれども、ロキ自身の力は生半可なモノでもなく、実行できない神々が多かったのだ。
それなのに今回、何処かの世界へ向かい、帰って来たロキのその姿に、神々は胸がすくような想いがしつつも驚愕していた。
「あのロキが、スライム状に‥‥‥何があったんだ?」
「前から殴りたかったが、皆殺しのような状態は無いだろ」
「いや、一柱だからそう呼ばないんじゃ?」
「料理法に、そういうのがあるんだよ」
こそこそひそひそと話し合いつつも、ロキがなぜこうなったのか見当を付けられない神々。
かなり強い力を持つ神だけに、あの姿に変貌させられるような相手は限られそうなものなのだが、それでもその類と戦うようなそぶりなどもなかったので、理解することができない。
ただ、姿の変貌には驚いたが、その相手がどの様な物であれ、できればあの滅茶苦茶な性格の矯正もして欲しかったなぁと思っていたりもした。
「ま、しばらくは再生に専念したいからね。ちょっと籠らせてもらうよ」
「そうかもしれないが‥‥‥いや、本当にお前何があった?」
「ちょっとやらかした。まぁ、今度は油断しないけどねぇ☆」
スライムのようにプルプル震えながらも、元気に答えるロキ。
その場を去るその神の姿を見ながらも、神々はあの神に何があって、ああなったのか、皆目見当がつかないのであった…‥‥
―――――――――――――――――――――――
SIDEシアン
「…‥‥あんな姿で、返してよかったのだろうか」
「あれぐらいがちょうどいいデス」
神ロキが去ったことに関して、俺がそうつぶやくとワゼはどうでもいいようにそう口にする。
まぁ、彼女にとっての禁句を言って、盛大に地雷を踏み抜いた結果であるが‥‥‥あれ以上直すことできなかったからなぁ。
「悪魔ゼリアスさんも言ってましたからネ。『ロキはこの程度で良い』ッテ」
「悪魔にも見放される神とはこれいかに」
何にしても、家族へ害をなそうとした存在だからこれ以上同情する価値もないが…‥‥何をどうしたらあんなスライム状の姿になったのか、ちょっと理解できない。
治療過程で物体Xを投入したとかは見たが…‥‥まぁ、あれが原因ではないとは思いたい。神に影響を与える物質とか言われたら、それこそとんでもない物質だからなぁ…‥‥それを平気で食せる奴もいるが。
とにもかくにも、退散させたのでしばらくは大丈夫だろう。
でも、また来た時の対策とか取らないとなぁ…‥‥
「‥…なんか、疲れたな」
「そうですネ。帰還しましょうカ」
時間はかかったが、とりあえず安全を確保できたから良しとしよう。
また同じようなことをやらかすのであれば、その時こそワゼが最近作った物体X蟲毒とやらに投下すればいいだけの話だし、考える意味もない。
ひとまず僕らはその場を去り、愛する家族のいる元へ帰還するのであった…‥‥
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