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幸せを乱されたくないので、徹底したい
#371 知らせはどこへでも届くのデス
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SIDEヴェールヌイ騎士王国
【‥‥‥ほぅ、女王陛下の方が子を産んだのか。白チビに続けて、出産ラッシュだな】
【あっちはあっちで、明るい話題が多いようやねぇ】
ヴェールヌイ騎士王国、女性騎士団の寮にして、ハクロの義姉でもあり騎士団長でもあるケンタウロスのルルに、副騎士団長のララはその手紙を見てそう語り合っていた。
二人とも見た目は美女だが、残念ながら未だに独身。
妹のようなハクロの幸せな家族ぶりに嫉妬を覚えなくもないが、喜ばしいことが多いので気にもしない。
しいて言うのであれば…‥‥
【できればこの騎士王国の方にも、良い話題があればなぁ…‥‥】
‥‥‥この騎士王国の方は、良い話題が最近出ていないことぐらいであろうか。
元第1王子のやらかした事件もあり、明るい話題作りに取り組む活動をしてどうにかいい方向へもっていきたいのだが、なかなか実りを結ばない。
いっその事、結婚等の良い話題づくりをしようと婚活をわざわざ主催しつつ、自分達も参加して見れば、同僚たちの方が相手を見つけてしまい、自分達にはご縁が無さすぎたのである。
いや、その結婚の話題自体は良い事なのかもしれないが…‥‥未だに独身の彼女達にとっては、辛い事であろう。
【というか団長、前に王国の方の騎士団長といい勝負をして、中々良い関係になりそうなことあったやんか。そっちの方は、どうなったんや?】
【ああ、あれか…‥‥文通程度はしていたんだが‥‥‥】
【だが?】
【‥‥‥先日、婚約者と結ばれたと来た。どうやら、ライバルとして見ていたらしいようだ】
【‥‥‥】
思いっきり地雷を踏んだかのような落ち込みように、声をかけられなくなるララ。
密かに文通して関係を発展させようとしていた件に関しては思うところがないわけでもないが、流石に上げて落とされたかのような状態が気の毒すぎて、何とも言えないのである。
【なんか、すんません。‥‥‥せや、今度有休をとって遊びに行けばいいやないか?】
【それもそうか…‥‥そうだな。白チビのところへ行って、お祝いに向かうか】
女王の方にも子が生まれたとあるが、ハクロの方にも子が生まれたともある。
いつのまにか増えていたことに驚きつつも、妹のような存在が子をなし、無事に生み終えたのであればそれはそれで喜ばしい事であろう。
【あ、でもそれやと団長、独身やのに叔母さんとなるんやな。血は繋がってないけ、】
ぎりぃっつ!!
【げぶばぁ!?】
ふと気が付いたことに言葉を出しかけた途端、ララの頭が見事なアイアンクローを喰らった。
元々デュラハンゆえに頭と胴は分離しているからこそ、文字通り頭がもげたかのように見える光景がその場に広がりつつ、ギリギリとその握力が強められる。
【…‥‥次に、余計な事を言ったら、星にするよ】
【は、はひ…‥‥】
その時の体験を、後にララは語った。
自分は死者の身であるアンデッドだが、死をさらに超越した体験をしかけるほどの恐怖であった、と‥‥‥‥‥
―――――――――――――――――――――――――
SIDE神聖国
『へー、女王の方に子供かぁ…‥‥新しい王子・王女の誕生とは、これまためでたいね』
神聖国の神殿内、本日の義体は水槽に漂うちょっとクトゥルフモドキなものにしながら、預言者はその知らせに対してそうつぶやいた。
『んー、歴代魔王の中でも、今回の彼は中々子沢山だなぁ‥‥‥生まれる子は次期魔王ではないとはいえ、それでもとんでもないのが分かりそうだよ』
そうつぶやきつつ、最近趣向を変えて栽培中のものに手を付けようと準備をさせ、食事のために擬態を取り換える用意をする預言者。
ちょっと新しくした養殖方法とやらを試しているのだが、これが中々面白いというか、うまくやれば味の方向性も変えやすく、より多彩に楽しめるのが革新的なところがあるだろう。
『ま、何にしても、今回は新しい王子・王女の誕生だしねぇ…‥‥向かおうかな?』
「少なくとも、その姿で向かわれたら精神がマッハで壊されると思うのだが」
『お?』
聞こえた声に対して、振り向いてみれば、そこにいたのは悪魔ゼリアス。
普段は別の大陸にいる彼ではあるが、神出鬼没に表れるのは、もう慣れた物でもあった。
「なんでそんな義体を持っているんだよ…‥‥しかもそれ、記憶にある限り4種類目なんだが」
『何かと便利だよ、この義体。精神をぶっ壊したい時に都合よくてね』
「悪趣味すぎないか?」
悪魔に悪趣味と言われるのはどうなのかとは思うが、目の前の悪魔ゼリアスは悪魔らしくないようなところがあるので、それはそれで何と言えば良いのかわからない。
ただ、この義体はお気に入りの一つなので、捨てる気はない預言者であった。
「まったく‥‥‥先日の神ロキの件で、こっちも色々と大変だったのに、のんきに食事の用意か」
『いいじゃないか。それに、その神の件って結局ココの魔王がどうにかしたじゃん』
「その後が大変だったんだよ。特にその魔王の配下のメイドがな」
『どういうこと?』
「どういう訳なのか、こっちが聞きたいほどだが…‥‥先日、神界に乗り込んできて、色々とやらかされたせいで、知り合いの俺の方に仕事が回されまくった…‥‥酷いとばっちりだ」
『…‥‥マジで?え?なんでメイドが?』
「知るか!!」
今さらな事だが、メイドの方もメイドの方で色々おかしすぎるのだが、もはや対応しきれない。
諦めてそういう者だと思うほかなく、悪魔のその心からの叫びに預言者は黙り込む。
「大体、あのメイドもメイドだが、それ以外もいるだろう?」
『えーっと、確か、元別の魔王の配下の植物だっけ?』
「そっちもどうやってか魔界の方にやって来てな、その魔界の魔王様の方へ挑みに来た」
『‥‥‥‥何、その絵面』
「俺が知るか」
…‥‥そう、厳密にいえば、実は魔王は他にもいる。
他の世界にも魔王がいる世界があるのだが、その中でもゼリアスが元々いた魔界と呼ばれる世界にも、魔王と呼ばれる存在がいるのだ。
「まぁ、魔界の魔王‥‥‥ベルには一歩及ばずだったようだけどな」
『でもその魔王ときわどい接戦だったってことだよね?それはそれで何なの?』
「あの魔王、実力はあるからな‥‥‥‥実力行使で魔王の座を押しつけて来ようとした際に、ぶっとばしたことはあるが、それでも結構力があるのは分かるのだが…‥‥」
『さらっと魔王倒してないか、ソレ?』
下剋上ではないかと言いたいが、実際はそうでもない。
魔界の魔王制度は実力主義的なところもあるが、ゼリアスの場合は条件を満たしつつもそれを魔王ベルという者の方へ思いっきり押し付けており、魔王の座をわざと受け継がないのである。
というか、この世界の魔王よりも仕事がとんでもなく多いので、それを処理するのを嫌ったというべきか‥‥何にしても、その話しは置いておくとして、今はその植物の方である。
「で、ドーラだったか、あの植物は。戦闘終了後に挑んだ理由を聞いてみれば、単純に自身の力量アップのために手っ取り早い実戦相手として都合が良かったんだとさ」
『実力自体は、周囲に思いっきり結構とんでもないのが多いはずだけど…‥‥』
「どうも母性本能というべきか、子どもたちへの愛情が深いようでな、子どもを守るためにはその親よりも強くなってやりたいと思っていたらしい」
『なるほど』
納得できると言えばできる話だが、やり方がいかんせん無茶苦茶過ぎる。
というか魔王なら思い切り近くにいたが、流石に子供の親相手に戦うのは色々と不味いと考えたそうな。
まぁ、魔界の魔王相手に正々堂々と挑み、そのおかげで実力を認められ、魔界での修業場を借りることができたそうで、現在そちらの方にいるらしいが、帰還してきた時が怖い。
一応、それはそれで家族の問題となりそうなので、他人ともいえる預言者側とすれば関係ない話しともいえるが…‥‥今世の魔王の周囲、色々とぶっ飛び過ぎてないかと改めて認識させられる。
『…‥‥何と言うか、本当に今世の魔王、中立なはずなのに歴代悪の魔王よりもとんでもない配下ばかりになってきているなぁ』
「確かにそう思うよな…‥‥だからこそ、神々も目を付けはじめたけど、メイドに制圧されて、今ちょっともめているらしいとも聞くからなぁ」
はぁぁっと互に呆れの境地に達した溜息を吐き合い、同意しあう二人。
預言者と悪魔、立場がそれぞれあるとは言え、思う呆れた相手は一緒であろう。
「何にしても、そのせいで神界、魔界共にこの世界に注目しているようだし、下手すると次のお前がやる予言、ぎしっと情報詰まって頭バーンっとなる可能性があるから注意しておけと、神の方から伝言貰っておいたからな」
『頭バーンって何が!?』
「文字通り、モザイク補正掛けないとお見せできないレベルの状態だ」
さらっと自身の命の危険を知らされ、思わず叫んで問いかける預言者であった‥‥‥‥
「ついでにだが、魔界の魔王ベルの方も、この世界の魔王の方に興味を持ったらしい。近々降臨するとか言っていたぞ」
『それはそれで非常に重大な事じゃないか!!』
「大丈夫だ。3秒しか降臨できないほどぎちぎちのスケジュール構成にしてやった。これでむりやり長期滞在を試みれば、それこそ魔界の配下の方が激怒して色々増やすだろうしな」
『うわぁ、滅茶苦茶悪魔らしい笑みなんだけど』
「そりゃ、俺だって大悪魔だからな。…‥‥最近、使ってなかった未来視を使ったら、近い将来俺の方も大変になる未来が見えたし、その前にちょっと悪魔らしい所業をしようと思ってのことだけどな」
『預言者としての尊厳を揺るがすような代物、使わないでくれないかな?』
【‥‥‥ほぅ、女王陛下の方が子を産んだのか。白チビに続けて、出産ラッシュだな】
【あっちはあっちで、明るい話題が多いようやねぇ】
ヴェールヌイ騎士王国、女性騎士団の寮にして、ハクロの義姉でもあり騎士団長でもあるケンタウロスのルルに、副騎士団長のララはその手紙を見てそう語り合っていた。
二人とも見た目は美女だが、残念ながら未だに独身。
妹のようなハクロの幸せな家族ぶりに嫉妬を覚えなくもないが、喜ばしいことが多いので気にもしない。
しいて言うのであれば…‥‥
【できればこの騎士王国の方にも、良い話題があればなぁ…‥‥】
‥‥‥この騎士王国の方は、良い話題が最近出ていないことぐらいであろうか。
元第1王子のやらかした事件もあり、明るい話題作りに取り組む活動をしてどうにかいい方向へもっていきたいのだが、なかなか実りを結ばない。
いっその事、結婚等の良い話題づくりをしようと婚活をわざわざ主催しつつ、自分達も参加して見れば、同僚たちの方が相手を見つけてしまい、自分達にはご縁が無さすぎたのである。
いや、その結婚の話題自体は良い事なのかもしれないが…‥‥未だに独身の彼女達にとっては、辛い事であろう。
【というか団長、前に王国の方の騎士団長といい勝負をして、中々良い関係になりそうなことあったやんか。そっちの方は、どうなったんや?】
【ああ、あれか…‥‥文通程度はしていたんだが‥‥‥】
【だが?】
【‥‥‥先日、婚約者と結ばれたと来た。どうやら、ライバルとして見ていたらしいようだ】
【‥‥‥】
思いっきり地雷を踏んだかのような落ち込みように、声をかけられなくなるララ。
密かに文通して関係を発展させようとしていた件に関しては思うところがないわけでもないが、流石に上げて落とされたかのような状態が気の毒すぎて、何とも言えないのである。
【なんか、すんません。‥‥‥せや、今度有休をとって遊びに行けばいいやないか?】
【それもそうか…‥‥そうだな。白チビのところへ行って、お祝いに向かうか】
女王の方にも子が生まれたとあるが、ハクロの方にも子が生まれたともある。
いつのまにか増えていたことに驚きつつも、妹のような存在が子をなし、無事に生み終えたのであればそれはそれで喜ばしい事であろう。
【あ、でもそれやと団長、独身やのに叔母さんとなるんやな。血は繋がってないけ、】
ぎりぃっつ!!
【げぶばぁ!?】
ふと気が付いたことに言葉を出しかけた途端、ララの頭が見事なアイアンクローを喰らった。
元々デュラハンゆえに頭と胴は分離しているからこそ、文字通り頭がもげたかのように見える光景がその場に広がりつつ、ギリギリとその握力が強められる。
【…‥‥次に、余計な事を言ったら、星にするよ】
【は、はひ…‥‥】
その時の体験を、後にララは語った。
自分は死者の身であるアンデッドだが、死をさらに超越した体験をしかけるほどの恐怖であった、と‥‥‥‥‥
―――――――――――――――――――――――――
SIDE神聖国
『へー、女王の方に子供かぁ…‥‥新しい王子・王女の誕生とは、これまためでたいね』
神聖国の神殿内、本日の義体は水槽に漂うちょっとクトゥルフモドキなものにしながら、預言者はその知らせに対してそうつぶやいた。
『んー、歴代魔王の中でも、今回の彼は中々子沢山だなぁ‥‥‥生まれる子は次期魔王ではないとはいえ、それでもとんでもないのが分かりそうだよ』
そうつぶやきつつ、最近趣向を変えて栽培中のものに手を付けようと準備をさせ、食事のために擬態を取り換える用意をする預言者。
ちょっと新しくした養殖方法とやらを試しているのだが、これが中々面白いというか、うまくやれば味の方向性も変えやすく、より多彩に楽しめるのが革新的なところがあるだろう。
『ま、何にしても、今回は新しい王子・王女の誕生だしねぇ…‥‥向かおうかな?』
「少なくとも、その姿で向かわれたら精神がマッハで壊されると思うのだが」
『お?』
聞こえた声に対して、振り向いてみれば、そこにいたのは悪魔ゼリアス。
普段は別の大陸にいる彼ではあるが、神出鬼没に表れるのは、もう慣れた物でもあった。
「なんでそんな義体を持っているんだよ…‥‥しかもそれ、記憶にある限り4種類目なんだが」
『何かと便利だよ、この義体。精神をぶっ壊したい時に都合よくてね』
「悪趣味すぎないか?」
悪魔に悪趣味と言われるのはどうなのかとは思うが、目の前の悪魔ゼリアスは悪魔らしくないようなところがあるので、それはそれで何と言えば良いのかわからない。
ただ、この義体はお気に入りの一つなので、捨てる気はない預言者であった。
「まったく‥‥‥先日の神ロキの件で、こっちも色々と大変だったのに、のんきに食事の用意か」
『いいじゃないか。それに、その神の件って結局ココの魔王がどうにかしたじゃん』
「その後が大変だったんだよ。特にその魔王の配下のメイドがな」
『どういうこと?』
「どういう訳なのか、こっちが聞きたいほどだが…‥‥先日、神界に乗り込んできて、色々とやらかされたせいで、知り合いの俺の方に仕事が回されまくった…‥‥酷いとばっちりだ」
『…‥‥マジで?え?なんでメイドが?』
「知るか!!」
今さらな事だが、メイドの方もメイドの方で色々おかしすぎるのだが、もはや対応しきれない。
諦めてそういう者だと思うほかなく、悪魔のその心からの叫びに預言者は黙り込む。
「大体、あのメイドもメイドだが、それ以外もいるだろう?」
『えーっと、確か、元別の魔王の配下の植物だっけ?』
「そっちもどうやってか魔界の方にやって来てな、その魔界の魔王様の方へ挑みに来た」
『‥‥‥‥何、その絵面』
「俺が知るか」
…‥‥そう、厳密にいえば、実は魔王は他にもいる。
他の世界にも魔王がいる世界があるのだが、その中でもゼリアスが元々いた魔界と呼ばれる世界にも、魔王と呼ばれる存在がいるのだ。
「まぁ、魔界の魔王‥‥‥ベルには一歩及ばずだったようだけどな」
『でもその魔王ときわどい接戦だったってことだよね?それはそれで何なの?』
「あの魔王、実力はあるからな‥‥‥‥実力行使で魔王の座を押しつけて来ようとした際に、ぶっとばしたことはあるが、それでも結構力があるのは分かるのだが…‥‥」
『さらっと魔王倒してないか、ソレ?』
下剋上ではないかと言いたいが、実際はそうでもない。
魔界の魔王制度は実力主義的なところもあるが、ゼリアスの場合は条件を満たしつつもそれを魔王ベルという者の方へ思いっきり押し付けており、魔王の座をわざと受け継がないのである。
というか、この世界の魔王よりも仕事がとんでもなく多いので、それを処理するのを嫌ったというべきか‥‥何にしても、その話しは置いておくとして、今はその植物の方である。
「で、ドーラだったか、あの植物は。戦闘終了後に挑んだ理由を聞いてみれば、単純に自身の力量アップのために手っ取り早い実戦相手として都合が良かったんだとさ」
『実力自体は、周囲に思いっきり結構とんでもないのが多いはずだけど…‥‥』
「どうも母性本能というべきか、子どもたちへの愛情が深いようでな、子どもを守るためにはその親よりも強くなってやりたいと思っていたらしい」
『なるほど』
納得できると言えばできる話だが、やり方がいかんせん無茶苦茶過ぎる。
というか魔王なら思い切り近くにいたが、流石に子供の親相手に戦うのは色々と不味いと考えたそうな。
まぁ、魔界の魔王相手に正々堂々と挑み、そのおかげで実力を認められ、魔界での修業場を借りることができたそうで、現在そちらの方にいるらしいが、帰還してきた時が怖い。
一応、それはそれで家族の問題となりそうなので、他人ともいえる預言者側とすれば関係ない話しともいえるが…‥‥今世の魔王の周囲、色々とぶっ飛び過ぎてないかと改めて認識させられる。
『…‥‥何と言うか、本当に今世の魔王、中立なはずなのに歴代悪の魔王よりもとんでもない配下ばかりになってきているなぁ』
「確かにそう思うよな…‥‥だからこそ、神々も目を付けはじめたけど、メイドに制圧されて、今ちょっともめているらしいとも聞くからなぁ」
はぁぁっと互に呆れの境地に達した溜息を吐き合い、同意しあう二人。
預言者と悪魔、立場がそれぞれあるとは言え、思う呆れた相手は一緒であろう。
「何にしても、そのせいで神界、魔界共にこの世界に注目しているようだし、下手すると次のお前がやる予言、ぎしっと情報詰まって頭バーンっとなる可能性があるから注意しておけと、神の方から伝言貰っておいたからな」
『頭バーンって何が!?』
「文字通り、モザイク補正掛けないとお見せできないレベルの状態だ」
さらっと自身の命の危険を知らされ、思わず叫んで問いかける預言者であった‥‥‥‥
「ついでにだが、魔界の魔王ベルの方も、この世界の魔王の方に興味を持ったらしい。近々降臨するとか言っていたぞ」
『それはそれで非常に重大な事じゃないか!!』
「大丈夫だ。3秒しか降臨できないほどぎちぎちのスケジュール構成にしてやった。これでむりやり長期滞在を試みれば、それこそ魔界の配下の方が激怒して色々増やすだろうしな」
『うわぁ、滅茶苦茶悪魔らしい笑みなんだけど』
「そりゃ、俺だって大悪魔だからな。…‥‥最近、使ってなかった未来視を使ったら、近い将来俺の方も大変になる未来が見えたし、その前にちょっと悪魔らしい所業をしようと思ってのことだけどな」
『預言者としての尊厳を揺るがすような代物、使わないでくれないかな?』
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