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清算する時も新しく生み出す時も
#394 いつもこうでもあるのデス
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SIDEシアン
‥‥‥悪魔グズゥエルゼ討伐からそう時間も経たずに来た吉報。
久しぶりに卵2つが孵化するという事で、超特急で帰宅して卵が割れる前に間に合った。
「というか、あのドア色々とアウトな様な…‥‥いや、今はそれはいいか」
とにもかくにも、今回は卵の殻は綺麗に割れるのではなく、爆散してちょっと被害を被りかけたが、衣ですべて防ぎ、問題なし。
そして、産まれた赤子は‥‥‥‥
【きゅあ!きゅぁぁぁ!!】
【ぷわぁ!!】
「‥‥‥あ、今回は二つともアルケニーか」
【これが多分、普通なのでしょうか?】
今までの例を考えると、片方が何かのアルケニーで、もう片方が何かの種族。
だがしかし、その例がだと言い張るように生まれたのは、二人とも下半身に小さな蜘蛛の体を持つアルケニーだった。
「でも、色が違うな…‥‥今度は黒と白か」
産まれたて故か泣き始め、あやすようにハクロが二人を抱え込んで持ったところをよく見るが、二人とも対照的な色合いである。
片方は褐色の肌色をしつつ、蜘蛛の体部分も髪も目の色も真っ黒。
そしてもう片方は、白い肌色であり、髪も蜘蛛も真っ白で、目が赤い。
「ほぅ、初めて孵化を見たが…‥‥アルビノっぽいような感じがするな」
「ふーん、こっちの娘は卵からか‥‥‥でも、埋まれたてはやっぱり赤子と大差ないな」
「中々元気な女の子が産まれたな」
悪魔討伐に続けて、ついでのように来ていた神龍帝たちも生まれたての娘たちを目にしてそう感想を述べる。
まぁ、元気に生まれたのはいいけれども…‥‥
「ワゼ、この子たちの種族は?」
「少々お待ちくだサイ。現在、調査部隊から集めている世界各国のデータを照合していマス」
かたかたと音を鳴らしつつ、そう返答するワゼ。
今まで情報不足な時もあったので、世界各国に様々な文献や伝承、その他地域特有の特徴を記録するシスターズを把握しており、得られたデータを共有しているようだ。
そのおかげでより様々な動植物などを発見し、さらなる発展をしたところもあるが‥‥‥うん、海を越えて全世界に派遣できるだけのシスターズがいるという事実がツッコミどころ満載な気がする。
まぁ、今さらか。1000を超えたあたりでもう驚く気もないし、こういう時に役に立つのだから文句はない。
最近では行方不明中の09のデータや、神々、悪魔たちのデータなども収集しており、それを元にして異世界にも派遣を目論んでいるようだが、特にいう事もあるまい。
「いや、それ充分アウトなレベルになるからな?」
「俺たちのように他の世界に渡れるような例外はいるけれども、普通異世界の情報を手に入れるような真似は禁止されていることが多いぞ」
「場合によっては、文明バランスの崩壊などあるが…‥‥」
・・・・・いや、結構言うことがありそうだな。というか、禁止されているているけど、どこのだれが決めたのだろうか。
そのあたりはツッコミを入れると泥沼に沈みそうなのでちょっと置いておくとして、数分ほどで結果が出てきた。
「‥‥‥なるほど、照合完了デス」
「結果は?」
「データ無しでシタ。新種デス」
‥‥‥照合した意味ないような。
どうも各地にあるアルケニーやアラクネの亜種、その他蜘蛛の特徴を持つモンスターなどのデータをすべて照合したようだが、新しく生まれた娘二人に一致するようなデータはなかったらしい。
それはつまり、突然変異とか新種の類のようで、娘たちが初めてということになるようだ。
「新種のアルケニーか…‥‥魔王の娘だけあって、驚かされるな」
「将来が不明な感じか‥‥‥どうなるのだろうか?」
そう言われても、分からないものは仕方がないだろう。
新しい家族が生まれたことを喜んでおけば、今はそれでいいか。
【きゅぁぁ!】
【ぷわぁぁぁ!】
【っと、二人とも泣き止んでくださーい!!】
とりあえず今は、色々調べてもらえばいいかと思いつつ、ハクロの胸元でもぞもぞと動いて泣きわめく娘二人をあやすのであった。
「名前はそうだな…‥‥黒い子は『ラニス』、白い子は『レナ』って名づけようかな」
‥‥‥黒と白だし、対になるのも良かったかもしれないけど、宝石の名前をちょっともじって与えたほうが綺麗に育ちそうだしね。
黒はブラックオニキスから、白はセレナイトからで良いかな‥‥‥名付けの際に宝石とか参考にできないかなと思って、勉強しておいてよかった。
「生まれたての赤子だけに、結構泣くなぁ」
「笑った方が良いぞ娘たち。泣くよりもそっちの方が楽しいからな」
「ああ、こっちも子持ちだけど、子育てはどこの世界も大変なんだなぁ…‥‥」
‥‥‥あとで聞いた話だが、鬼神、吸血鬼、神龍帝たちは子持ちでもあるらしい。意外というか、何と言うか…‥‥
‥‥‥悪魔グズゥエルゼ討伐からそう時間も経たずに来た吉報。
久しぶりに卵2つが孵化するという事で、超特急で帰宅して卵が割れる前に間に合った。
「というか、あのドア色々とアウトな様な…‥‥いや、今はそれはいいか」
とにもかくにも、今回は卵の殻は綺麗に割れるのではなく、爆散してちょっと被害を被りかけたが、衣ですべて防ぎ、問題なし。
そして、産まれた赤子は‥‥‥‥
【きゅあ!きゅぁぁぁ!!】
【ぷわぁ!!】
「‥‥‥あ、今回は二つともアルケニーか」
【これが多分、普通なのでしょうか?】
今までの例を考えると、片方が何かのアルケニーで、もう片方が何かの種族。
だがしかし、その例がだと言い張るように生まれたのは、二人とも下半身に小さな蜘蛛の体を持つアルケニーだった。
「でも、色が違うな…‥‥今度は黒と白か」
産まれたて故か泣き始め、あやすようにハクロが二人を抱え込んで持ったところをよく見るが、二人とも対照的な色合いである。
片方は褐色の肌色をしつつ、蜘蛛の体部分も髪も目の色も真っ黒。
そしてもう片方は、白い肌色であり、髪も蜘蛛も真っ白で、目が赤い。
「ほぅ、初めて孵化を見たが…‥‥アルビノっぽいような感じがするな」
「ふーん、こっちの娘は卵からか‥‥‥でも、埋まれたてはやっぱり赤子と大差ないな」
「中々元気な女の子が産まれたな」
悪魔討伐に続けて、ついでのように来ていた神龍帝たちも生まれたての娘たちを目にしてそう感想を述べる。
まぁ、元気に生まれたのはいいけれども…‥‥
「ワゼ、この子たちの種族は?」
「少々お待ちくだサイ。現在、調査部隊から集めている世界各国のデータを照合していマス」
かたかたと音を鳴らしつつ、そう返答するワゼ。
今まで情報不足な時もあったので、世界各国に様々な文献や伝承、その他地域特有の特徴を記録するシスターズを把握しており、得られたデータを共有しているようだ。
そのおかげでより様々な動植物などを発見し、さらなる発展をしたところもあるが‥‥‥うん、海を越えて全世界に派遣できるだけのシスターズがいるという事実がツッコミどころ満載な気がする。
まぁ、今さらか。1000を超えたあたりでもう驚く気もないし、こういう時に役に立つのだから文句はない。
最近では行方不明中の09のデータや、神々、悪魔たちのデータなども収集しており、それを元にして異世界にも派遣を目論んでいるようだが、特にいう事もあるまい。
「いや、それ充分アウトなレベルになるからな?」
「俺たちのように他の世界に渡れるような例外はいるけれども、普通異世界の情報を手に入れるような真似は禁止されていることが多いぞ」
「場合によっては、文明バランスの崩壊などあるが…‥‥」
・・・・・いや、結構言うことがありそうだな。というか、禁止されているているけど、どこのだれが決めたのだろうか。
そのあたりはツッコミを入れると泥沼に沈みそうなのでちょっと置いておくとして、数分ほどで結果が出てきた。
「‥‥‥なるほど、照合完了デス」
「結果は?」
「データ無しでシタ。新種デス」
‥‥‥照合した意味ないような。
どうも各地にあるアルケニーやアラクネの亜種、その他蜘蛛の特徴を持つモンスターなどのデータをすべて照合したようだが、新しく生まれた娘二人に一致するようなデータはなかったらしい。
それはつまり、突然変異とか新種の類のようで、娘たちが初めてということになるようだ。
「新種のアルケニーか…‥‥魔王の娘だけあって、驚かされるな」
「将来が不明な感じか‥‥‥どうなるのだろうか?」
そう言われても、分からないものは仕方がないだろう。
新しい家族が生まれたことを喜んでおけば、今はそれでいいか。
【きゅぁぁ!】
【ぷわぁぁぁ!】
【っと、二人とも泣き止んでくださーい!!】
とりあえず今は、色々調べてもらえばいいかと思いつつ、ハクロの胸元でもぞもぞと動いて泣きわめく娘二人をあやすのであった。
「名前はそうだな…‥‥黒い子は『ラニス』、白い子は『レナ』って名づけようかな」
‥‥‥黒と白だし、対になるのも良かったかもしれないけど、宝石の名前をちょっともじって与えたほうが綺麗に育ちそうだしね。
黒はブラックオニキスから、白はセレナイトからで良いかな‥‥‥名付けの際に宝石とか参考にできないかなと思って、勉強しておいてよかった。
「生まれたての赤子だけに、結構泣くなぁ」
「笑った方が良いぞ娘たち。泣くよりもそっちの方が楽しいからな」
「ああ、こっちも子持ちだけど、子育てはどこの世界も大変なんだなぁ…‥‥」
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