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85 出世と言えばそうなのかもしれないが
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「…‥‥どうしてこうなったんだろうか」
「気が付けば、自然になってましたネ。ご主人様、一応、精神疲労回復用のお茶をドウゾ」
「ああ、ありがとう」
渡された茶を飲み、俺はこの状況に対して考え込んでいた。
「主殿ー、もうそろそろ到着でござるけど、どのあたりに降りれば良いでござろうか?」
「いや、まだ今は上空からの観察の方が良いだろう。ゼネ、下から見えないように幻術はかかっているよな?」
「ばっちりじゃな。しっかりとごまかせているはずじゃ」
ルビーの問いかけに答えつつ、ゼネへ問いかけ、今の状態をきちんと保つように指示を出す。
そしてひょこっと、リリスに頼んで外の様子を見たが‥‥‥
「‥‥‥絶対にコレ、降りて調査できないやつだよな」
「なんかこう、地獄絵図かニャ?」
‥‥‥事の始まりは、待機していた応接室から、第2王子によって呼び出され、謁見室へと俺たちは呼び出された。
そこには他の王族たちや重鎮たちがそろっており、何か物々しい雰囲気ではあったが‥‥‥下されたのは、無慈悲な王命であった。
「まさか、俺達で先行して調査してこいとか‥‥‥まだ学生なんだけどなぁ」
「あたしも同じニャ。しかも、被害者側で見分けられそうで、地理的にも強そうだからというので一緒にされたニャ」
何でOBとかの諜報部隊とかもあるだろうに、俺達へ森林国への調査の白羽の矢が立ったのか。
その理由を尋ねたところ‥‥‥うん、まぁ、自業自得だった。
怪物たちが大勢いるだろうし、万が一の戦闘になれば身を守れなければ危い。
だが、俺たちの場合は身を守るだけの戦闘能力が高い召喚獣がそろっているだけに、向かっても大丈夫そうだと判断されたのである。
一般平民が、どうやって王族の命令に逆らえるのだろうか?武力行使もできるだろうけど、それは最後の手段だろう。‥‥‥シャレにならんと思えるからな。
まぁ、報酬をしっかりと用意してくれたのは良いが…‥‥帰還後に準男爵の位の授与に加え、卒業後の王城勤めの特別諜報部隊に推薦をしてくれるようで、将来的な道を組み立ててくれたから、うだうだ考えるのはやめよう。
卒業して諜報となって、世界を見て回れそうなのであればそれで良いからね。しかも、特別部隊って事で、給料も普通の諜報よりも高いようで、より自由度も高いと聞く。
将来に悩める学生に、具体的な職を提案されればどうしようもないからなぁ…‥‥あくまでも推薦だけど、この様子だと内定まで行けるかもしれない。
「功績を聞いたけど、あたし的にはあなたたち諜報よりも別方面の方が稼げると思うのニャけど」
「それは分かっているし、考えたくない事だからちょっと黙っててくれ」
何にしても、森林国へは馬車を利用せず、王城までの道のり同様、召喚獣を利用した移動方法で向かったのは良い。
流石に距離もそれなりにあって、酔わないようにという事も考え、安全飛行で2日ほどかかってしまったが‥‥‥無事に到着したから文句もあるまい。
だがしかし、到着早々問題が発生した。
一応、森林国の適正学園襲撃などから、生徒たちを利用した怪物たちがいる可能性は考慮していた。
なので、上空からまずは一旦見渡そうという事で、怪物の能力の高さから狙撃される可能性も考慮し、ゼネの幻術で隠しながら見たわけなのだが…‥‥
「‥‥ルナティア、襲われた生徒ってどのぐらい?」
「3ケタぐらい‥‥‥けれども、これはちょっとおかしいニャ」
現在、俺たちがいるのは森林国の首都の上空。
あちこちがボロボロになり、怪物たちが動き回っているのは予想の範囲内ではあったが‥‥‥やけに数が少ないのだ。
その数、目視できているだけでも20匹ほど。
しかも、どういう訳かルナティアがされていた怪物の時以上の体躯やおぞましい容姿へと変貌しており、より凶悪そうに見えるのである。
「ふむ‥‥‥複数の反応が一体の中に見られますネ」
「ということは?」
「共食いのようなことをして、取り込んでいるのでしょウ」
見れば、ちょうど都合よく怪物同士が争っている場面を確認できた。
互いに争い、火を噴いたり電気を放ったり、動力源にしている者の力を利用した攻撃が垣間見える。
だがしかし、その攻撃の種類がいやに豊富であり、互に攻撃しあって、片方が倒れてしまう。
すると、勝ち残ったほうが相手を喰らって‥‥‥
「ギャアオオオオオオオオ!!」
「‥‥‥でかくなりやがった」
「うわぁ‥‥‥」
…‥‥どうやら、怪物たちの数は予想よりも減っているというよりも、その密度を濃くしているようである。
相手の動力を自分のものとして一つになり、より高みを目指しているのだろうか?
「それだったら、最初からまとめて怪物にした方が良いと思うんだけど‥‥‥何でバラバラにしてから、喰らい合わせているのだろうか」
「恐らくは、蟲毒のようなものかと思われマス」
「蟲毒?」
ノインいわく、ちょっとした不気味な儀式の一つのようで、案外利用機会もそれなりにあるもの。
一つのツボに多くの毒虫などを入れ、互いに争わせて残った一匹が、一番強いものであるということになるそうだ。
「要は生存競争を濃縮し、より性能の良い個体を選び抜く作業と見えるでしょウ。怪物たちもおそらくは、その作業のために散らされており、互にであったら襲いあい、強かった方がどんどん取り込むことで‥‥‥」
「いずれは、最後の一頭となって、その時こそ最悪の怪物が誕生するって訳か…‥‥」
なんというか、非常にやばそう。
語彙力が乏しいのが悔やまれるが、聞いているだけでもろくでもない事だというのだけは非常に理解できる。
「こりゃ、あまり時間をかけられぬのぅ‥‥‥数も減ったようじゃが、その分強さも増しておるようじゃ」
「木々もこの光景を見て、恐ろしくなって震えているようですわね‥‥‥」
この様子だと全部がまとまり最悪の、いや、それこそ災厄の怪物が誕生するのも時間問題かもしれない。
こうなったら早期殲滅が望ましいが…‥‥
「単刀直入に皆に聞くけど、あれ一瞬で全部片づける手段とかないかな?」
「むー…‥‥少々、難しいカト」
「流石に、あれ全部は無理ですわね」
「拙者の火炎放射なら広範囲で焼き払えるでござるが、この辺り一帯が大火事になるうえに、なんかヌメヌメして効かなさそうなやつもいるござる」
「儂の方は、攻撃よりも妨害系じゃしなぁ。ある程度補助できるとは言え、ちょっと力不足じゃな」
「グゲェグゲェ」
「あたしも無理ニャ。弓矢で狙撃しても、流石にできないニャ」
‥‥‥残念ながら、この面子では一気に制圧はできなさそうだ。
そもそも、動力源として亜人たちが内部にいるだろうし、リスクが高い。
だが、放置し切れないものあるからなぁ‥‥‥
「‥‥待てよ?一応聞くけど、それって個人ごとにやった場合だよね?」
「「「「「うん」」」」」
「グゲ」
「じゃぁ、全員でまとめて力を合わせてみるのはどうだ?」
「「「「「「?」」」」」」
‥‥‥ふと、とある案を俺は思いついた。
この事件を起こした黒幕を先に捕らえ、全部を解放する手段を入手するのも手だが、まだその方法は見つかっていない。
だが、この面子で怪物たちが最後の1体になるよりも前に、先に囚われた者たちを解放する方法を思いついたのである。
事件を引き起こした野郎は分からないけど、周囲へのリスクを考えるのであれば、こっちの方が優先だ。
捕らえ損ねたら、それこそやばいかもしれないが、そうなるよりも前に短期決戦で片づけるべきだろう。
「ゼネ、幻術はこのままで、皆が見えないように頼む。ルビー、一旦適当な場所に着陸して、ちょっとリリスの中に入ってくれ。説明を皆へ落ち着いてするためにな」
「了解じゃ」
「了解でござる」
‥‥‥さて、ふと思いついた案、全員に話すとするか。
うまくいくかはちょっとわからないけど、何かとぶっ飛んでいる彼女たちの力をうまく扱えば、どうにかなるとは思うからね。
「一応、ルナティアも加わってもらうけど、それで良い?」
「あたしは良いニャ。今は弓兵として、命に従っておくニャ。でも、あたしの場合だと、風が付いた弓矢程度しか扱えないニャよ?」
「いや、それで良い。そもそも、弓兵なら、狙いを定めるのとか、索敵能力は高いだろ?だったらそれを活かしてだな‥‥‥‥」
「気が付けば、自然になってましたネ。ご主人様、一応、精神疲労回復用のお茶をドウゾ」
「ああ、ありがとう」
渡された茶を飲み、俺はこの状況に対して考え込んでいた。
「主殿ー、もうそろそろ到着でござるけど、どのあたりに降りれば良いでござろうか?」
「いや、まだ今は上空からの観察の方が良いだろう。ゼネ、下から見えないように幻術はかかっているよな?」
「ばっちりじゃな。しっかりとごまかせているはずじゃ」
ルビーの問いかけに答えつつ、ゼネへ問いかけ、今の状態をきちんと保つように指示を出す。
そしてひょこっと、リリスに頼んで外の様子を見たが‥‥‥
「‥‥‥絶対にコレ、降りて調査できないやつだよな」
「なんかこう、地獄絵図かニャ?」
‥‥‥事の始まりは、待機していた応接室から、第2王子によって呼び出され、謁見室へと俺たちは呼び出された。
そこには他の王族たちや重鎮たちがそろっており、何か物々しい雰囲気ではあったが‥‥‥下されたのは、無慈悲な王命であった。
「まさか、俺達で先行して調査してこいとか‥‥‥まだ学生なんだけどなぁ」
「あたしも同じニャ。しかも、被害者側で見分けられそうで、地理的にも強そうだからというので一緒にされたニャ」
何でOBとかの諜報部隊とかもあるだろうに、俺達へ森林国への調査の白羽の矢が立ったのか。
その理由を尋ねたところ‥‥‥うん、まぁ、自業自得だった。
怪物たちが大勢いるだろうし、万が一の戦闘になれば身を守れなければ危い。
だが、俺たちの場合は身を守るだけの戦闘能力が高い召喚獣がそろっているだけに、向かっても大丈夫そうだと判断されたのである。
一般平民が、どうやって王族の命令に逆らえるのだろうか?武力行使もできるだろうけど、それは最後の手段だろう。‥‥‥シャレにならんと思えるからな。
まぁ、報酬をしっかりと用意してくれたのは良いが…‥‥帰還後に準男爵の位の授与に加え、卒業後の王城勤めの特別諜報部隊に推薦をしてくれるようで、将来的な道を組み立ててくれたから、うだうだ考えるのはやめよう。
卒業して諜報となって、世界を見て回れそうなのであればそれで良いからね。しかも、特別部隊って事で、給料も普通の諜報よりも高いようで、より自由度も高いと聞く。
将来に悩める学生に、具体的な職を提案されればどうしようもないからなぁ…‥‥あくまでも推薦だけど、この様子だと内定まで行けるかもしれない。
「功績を聞いたけど、あたし的にはあなたたち諜報よりも別方面の方が稼げると思うのニャけど」
「それは分かっているし、考えたくない事だからちょっと黙っててくれ」
何にしても、森林国へは馬車を利用せず、王城までの道のり同様、召喚獣を利用した移動方法で向かったのは良い。
流石に距離もそれなりにあって、酔わないようにという事も考え、安全飛行で2日ほどかかってしまったが‥‥‥無事に到着したから文句もあるまい。
だがしかし、到着早々問題が発生した。
一応、森林国の適正学園襲撃などから、生徒たちを利用した怪物たちがいる可能性は考慮していた。
なので、上空からまずは一旦見渡そうという事で、怪物の能力の高さから狙撃される可能性も考慮し、ゼネの幻術で隠しながら見たわけなのだが…‥‥
「‥‥ルナティア、襲われた生徒ってどのぐらい?」
「3ケタぐらい‥‥‥けれども、これはちょっとおかしいニャ」
現在、俺たちがいるのは森林国の首都の上空。
あちこちがボロボロになり、怪物たちが動き回っているのは予想の範囲内ではあったが‥‥‥やけに数が少ないのだ。
その数、目視できているだけでも20匹ほど。
しかも、どういう訳かルナティアがされていた怪物の時以上の体躯やおぞましい容姿へと変貌しており、より凶悪そうに見えるのである。
「ふむ‥‥‥複数の反応が一体の中に見られますネ」
「ということは?」
「共食いのようなことをして、取り込んでいるのでしょウ」
見れば、ちょうど都合よく怪物同士が争っている場面を確認できた。
互いに争い、火を噴いたり電気を放ったり、動力源にしている者の力を利用した攻撃が垣間見える。
だがしかし、その攻撃の種類がいやに豊富であり、互に攻撃しあって、片方が倒れてしまう。
すると、勝ち残ったほうが相手を喰らって‥‥‥
「ギャアオオオオオオオオ!!」
「‥‥‥でかくなりやがった」
「うわぁ‥‥‥」
…‥‥どうやら、怪物たちの数は予想よりも減っているというよりも、その密度を濃くしているようである。
相手の動力を自分のものとして一つになり、より高みを目指しているのだろうか?
「それだったら、最初からまとめて怪物にした方が良いと思うんだけど‥‥‥何でバラバラにしてから、喰らい合わせているのだろうか」
「恐らくは、蟲毒のようなものかと思われマス」
「蟲毒?」
ノインいわく、ちょっとした不気味な儀式の一つのようで、案外利用機会もそれなりにあるもの。
一つのツボに多くの毒虫などを入れ、互いに争わせて残った一匹が、一番強いものであるということになるそうだ。
「要は生存競争を濃縮し、より性能の良い個体を選び抜く作業と見えるでしょウ。怪物たちもおそらくは、その作業のために散らされており、互にであったら襲いあい、強かった方がどんどん取り込むことで‥‥‥」
「いずれは、最後の一頭となって、その時こそ最悪の怪物が誕生するって訳か…‥‥」
なんというか、非常にやばそう。
語彙力が乏しいのが悔やまれるが、聞いているだけでもろくでもない事だというのだけは非常に理解できる。
「こりゃ、あまり時間をかけられぬのぅ‥‥‥数も減ったようじゃが、その分強さも増しておるようじゃ」
「木々もこの光景を見て、恐ろしくなって震えているようですわね‥‥‥」
この様子だと全部がまとまり最悪の、いや、それこそ災厄の怪物が誕生するのも時間問題かもしれない。
こうなったら早期殲滅が望ましいが…‥‥
「単刀直入に皆に聞くけど、あれ一瞬で全部片づける手段とかないかな?」
「むー…‥‥少々、難しいカト」
「流石に、あれ全部は無理ですわね」
「拙者の火炎放射なら広範囲で焼き払えるでござるが、この辺り一帯が大火事になるうえに、なんかヌメヌメして効かなさそうなやつもいるござる」
「儂の方は、攻撃よりも妨害系じゃしなぁ。ある程度補助できるとは言え、ちょっと力不足じゃな」
「グゲェグゲェ」
「あたしも無理ニャ。弓矢で狙撃しても、流石にできないニャ」
‥‥‥残念ながら、この面子では一気に制圧はできなさそうだ。
そもそも、動力源として亜人たちが内部にいるだろうし、リスクが高い。
だが、放置し切れないものあるからなぁ‥‥‥
「‥‥待てよ?一応聞くけど、それって個人ごとにやった場合だよね?」
「「「「「うん」」」」」
「グゲ」
「じゃぁ、全員でまとめて力を合わせてみるのはどうだ?」
「「「「「「?」」」」」」
‥‥‥ふと、とある案を俺は思いついた。
この事件を起こした黒幕を先に捕らえ、全部を解放する手段を入手するのも手だが、まだその方法は見つかっていない。
だが、この面子で怪物たちが最後の1体になるよりも前に、先に囚われた者たちを解放する方法を思いついたのである。
事件を引き起こした野郎は分からないけど、周囲へのリスクを考えるのであれば、こっちの方が優先だ。
捕らえ損ねたら、それこそやばいかもしれないが、そうなるよりも前に短期決戦で片づけるべきだろう。
「ゼネ、幻術はこのままで、皆が見えないように頼む。ルビー、一旦適当な場所に着陸して、ちょっとリリスの中に入ってくれ。説明を皆へ落ち着いてするためにな」
「了解じゃ」
「了解でござる」
‥‥‥さて、ふと思いついた案、全員に話すとするか。
うまくいくかはちょっとわからないけど、何かとぶっ飛んでいる彼女たちの力をうまく扱えば、どうにかなるとは思うからね。
「一応、ルナティアも加わってもらうけど、それで良い?」
「あたしは良いニャ。今は弓兵として、命に従っておくニャ。でも、あたしの場合だと、風が付いた弓矢程度しか扱えないニャよ?」
「いや、それで良い。そもそも、弓兵なら、狙いを定めるのとか、索敵能力は高いだろ?だったらそれを活かしてだな‥‥‥‥」
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