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組織との決着で章
216話
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【グォォォォォォォォン!!】
地響きと共に、大気が震える咆哮が鳴り響く。
その声の方角をルースたちが見れば、そこには巨大な怪物が現れていた。
その姿は、以前戦闘したタイタニアと言う怪物に似てはいるが、異なるものでもあると彼らは理解する。
大きさは15~25メートルほどであり、厚い装甲のようなもので覆われ、顔を見れば単眼だが巨大でありつつもレンズのようなもので覆われている。
これはもはやタイタニアと言う怪物名ではあっておらず、改良を加えられた正真正銘の怪物‥‥‥‥『単眼巨人』と言えるような大きな怪物に対して、ルースたちは『ギガンテス』と名付けた。
その怪物は咆哮を上げつつ、のっしのっしとその大きな足を踏みしめ、ゆっくりと…‥‥いや、歩幅が大きいために素早く来ているかのような錯覚を思わせ、徐々に都市メルドランへと近づいてきた。
以前のタイタニアとの戦闘のように、怪物を一瞬で消し去る力を使えばいいかもしれないが、アレの使用後は極度の疲労に襲われるうえに、これ1体だけで済むとは思えないために使用ができない。
ゆえに、この場に集まった全員の協力を得て討伐することになった。
「『マッドシャドウレイク』」
まずは、その進撃を止めるのが先ということで、ルースは素早く水と土、闇を混ぜた複合魔法を発動させ、ギガンテスの進路上に大きな魔法で作った沼を設置し、勢いのままギガンテスはその中に足を踏み入れた。
その沼に自重でめり込みつつ、闇で囚われ、さながら底なし沼にはまり込んだかのように、ギガンテスは前へ進めなくなる。
だが、その大きな両腕を広げ、岸に手を付け、なんとか堕ちないようにしたのだ。
これまでの怪物とは異なり、素早い理性的な判断にルースたちは驚愕しつつも、沼によって一時的に動きを封じられたギガンテスに対して、容赦ない攻撃を浴びせる。
タキは素早く近づき、その巨大な9本の尻尾を叩きつけ、ヴィーラはスコップを使ってタコ殴りにするなどの近接戦闘を行いつつも的確に急所と思えるような場所をめがけて攻撃していく。
エルゼとレリアは召喚魔法を使い火竜とシーサーペントを呼び出し、彼らに攻撃を指示をしつつ、魔法を発動させてその守られているであろう単眼に向けて手中砲火を浴びせた。
その結果、巨眼を守るレンズのようなものが砕け散り、その目はむき出しとなったところへ、バルション学園長が強烈な光の魔法を放って晦ませる。
【ギャォォォォォォォン!!】
目への強烈な光の攻撃に、思わず両手で防ぐギガンテス。
体を支えていた手が外れたことで、底なし沼へどんどん入り込んでいき、肩までつかったところでようやく自身の状況を把握したらしい。
このままでは沼に溺れてしまうと思ったのか、慌てて腕を動かし、岸辺に付けるがもう遅い。
目がくらんでいた隙に、精霊状態になったルースはその真上に飛翔し、狙いを定めた。
そして状態を解除し、再び魔導書を顕現させて魔法を発動する。
「『スタンプクラッシュ』!!」
木と電気の複合魔法によって、巨大な腕が出来上がり、電気を纏いながらギガンテスの脳天へそれは振り下ろされる。
そこへ火も混ぜ合わせ、加速させて勢いが増し‥‥‥‥ギガンテスの脳天にぶち当たった。
ズッガァァァァン!
【ギガァァァァァァァ!!】
一気に叩き込まれたことに、ギガンテスが悲鳴を上げるがどうしようもない。
底なし沼へその勢いのまま体を沈め、沈黙する。
…‥‥だが、フェイカーの怪物が、たかが底なし沼に埋まるだけで終わるはずもないだろう。
このまま沈めていたとしても、サルベージされたり、もしくはギガンテス自身が動いて自ら這いあがってくる可能性もある。
ならばどうするか?
答えはすごく単純に、徹底的な殲滅のみである。
沼に沈んだとはいえ、消え失せぬ強靭な生命藩王を捕らえたところで、ルースはその魔法を発動させる。
本来であれば消滅させる魔法かもしれないが‥‥‥‥そんなことをせずとも、単なる肉体強化に使う程度であればさほど大きくないもの。
「『--------』」
魔法名は聞き取れないが、もはやどのような効果をもたらすのかh分かり切っているのでルースは何も言わない。
その魔法が発動した瞬間‥‥‥‥その場に太陽が現れたがごとく、昼間のような明るさを周囲一帯へ広めていく。
そして、その光が収まると、いつの間にかルースの手許に小さな光球があった。
小さいながらも、見る人が見れば、その光球は莫大なエネルギーを持って居たことに気が付くであろう。
その光球を持ちつつ、沼地へめがけてルースは標的を定める。
「…‥‥消え失せろ『-----』」
その魔法は、あの黄金の鎧を出現させた魔法を超省略化し、全てを攻撃へ転換させた魔法。
防御に振っていた分を、全て攻撃に移行させつつ、下手な被害がでないように自然と障壁が周囲へ展開される。
そして、その光球はゆっくりと沼の中へ入り‥‥‥‥ルースが素早くその場を離れた瞬間、大きな爆発が起きた。
ドッガァァァァァァァン!!
爆発音が鳴り響くが、障壁によって周囲への被害はない‥‥‥‥はずであったが、発生し防がれた衝撃波は周囲へ拡散できず、障壁の隙間でもある真上に向かって飛んでいく。
煙を上げつつ、其の衝撃波は真上へ吐き出され、大気そのものまで吹き飛ばしたのか真空となり、空気がどっと流れ込む。
その吸引力はすさまじく、沼からギガンテスの死骸が中へ引き出されるほど。
‥‥‥‥原型を失って、ほぼ残骸であったが。
とにもかくにも、都市メルドランへ襲おうとしていた怪物たちは、これで全滅した。
すべてがはじけ飛び、これ以上の襲撃が今のところないことを確認し終えたときには、朝日が昇っていたのであった‥‥‥‥。
…‥‥そして、その光景を観察していた者はあっけに取られていたが、すぐに状況を把握する。
何にせよ、メルドランへの襲撃は失敗ながらも、最後の戦いへ向けて良いデータがとれたということで、その者は組織へ伝えるためにその場を静かに去っていくのであった…‥‥
地響きと共に、大気が震える咆哮が鳴り響く。
その声の方角をルースたちが見れば、そこには巨大な怪物が現れていた。
その姿は、以前戦闘したタイタニアと言う怪物に似てはいるが、異なるものでもあると彼らは理解する。
大きさは15~25メートルほどであり、厚い装甲のようなもので覆われ、顔を見れば単眼だが巨大でありつつもレンズのようなもので覆われている。
これはもはやタイタニアと言う怪物名ではあっておらず、改良を加えられた正真正銘の怪物‥‥‥‥『単眼巨人』と言えるような大きな怪物に対して、ルースたちは『ギガンテス』と名付けた。
その怪物は咆哮を上げつつ、のっしのっしとその大きな足を踏みしめ、ゆっくりと…‥‥いや、歩幅が大きいために素早く来ているかのような錯覚を思わせ、徐々に都市メルドランへと近づいてきた。
以前のタイタニアとの戦闘のように、怪物を一瞬で消し去る力を使えばいいかもしれないが、アレの使用後は極度の疲労に襲われるうえに、これ1体だけで済むとは思えないために使用ができない。
ゆえに、この場に集まった全員の協力を得て討伐することになった。
「『マッドシャドウレイク』」
まずは、その進撃を止めるのが先ということで、ルースは素早く水と土、闇を混ぜた複合魔法を発動させ、ギガンテスの進路上に大きな魔法で作った沼を設置し、勢いのままギガンテスはその中に足を踏み入れた。
その沼に自重でめり込みつつ、闇で囚われ、さながら底なし沼にはまり込んだかのように、ギガンテスは前へ進めなくなる。
だが、その大きな両腕を広げ、岸に手を付け、なんとか堕ちないようにしたのだ。
これまでの怪物とは異なり、素早い理性的な判断にルースたちは驚愕しつつも、沼によって一時的に動きを封じられたギガンテスに対して、容赦ない攻撃を浴びせる。
タキは素早く近づき、その巨大な9本の尻尾を叩きつけ、ヴィーラはスコップを使ってタコ殴りにするなどの近接戦闘を行いつつも的確に急所と思えるような場所をめがけて攻撃していく。
エルゼとレリアは召喚魔法を使い火竜とシーサーペントを呼び出し、彼らに攻撃を指示をしつつ、魔法を発動させてその守られているであろう単眼に向けて手中砲火を浴びせた。
その結果、巨眼を守るレンズのようなものが砕け散り、その目はむき出しとなったところへ、バルション学園長が強烈な光の魔法を放って晦ませる。
【ギャォォォォォォォン!!】
目への強烈な光の攻撃に、思わず両手で防ぐギガンテス。
体を支えていた手が外れたことで、底なし沼へどんどん入り込んでいき、肩までつかったところでようやく自身の状況を把握したらしい。
このままでは沼に溺れてしまうと思ったのか、慌てて腕を動かし、岸辺に付けるがもう遅い。
目がくらんでいた隙に、精霊状態になったルースはその真上に飛翔し、狙いを定めた。
そして状態を解除し、再び魔導書を顕現させて魔法を発動する。
「『スタンプクラッシュ』!!」
木と電気の複合魔法によって、巨大な腕が出来上がり、電気を纏いながらギガンテスの脳天へそれは振り下ろされる。
そこへ火も混ぜ合わせ、加速させて勢いが増し‥‥‥‥ギガンテスの脳天にぶち当たった。
ズッガァァァァン!
【ギガァァァァァァァ!!】
一気に叩き込まれたことに、ギガンテスが悲鳴を上げるがどうしようもない。
底なし沼へその勢いのまま体を沈め、沈黙する。
…‥‥だが、フェイカーの怪物が、たかが底なし沼に埋まるだけで終わるはずもないだろう。
このまま沈めていたとしても、サルベージされたり、もしくはギガンテス自身が動いて自ら這いあがってくる可能性もある。
ならばどうするか?
答えはすごく単純に、徹底的な殲滅のみである。
沼に沈んだとはいえ、消え失せぬ強靭な生命藩王を捕らえたところで、ルースはその魔法を発動させる。
本来であれば消滅させる魔法かもしれないが‥‥‥‥そんなことをせずとも、単なる肉体強化に使う程度であればさほど大きくないもの。
「『--------』」
魔法名は聞き取れないが、もはやどのような効果をもたらすのかh分かり切っているのでルースは何も言わない。
その魔法が発動した瞬間‥‥‥‥その場に太陽が現れたがごとく、昼間のような明るさを周囲一帯へ広めていく。
そして、その光が収まると、いつの間にかルースの手許に小さな光球があった。
小さいながらも、見る人が見れば、その光球は莫大なエネルギーを持って居たことに気が付くであろう。
その光球を持ちつつ、沼地へめがけてルースは標的を定める。
「…‥‥消え失せろ『-----』」
その魔法は、あの黄金の鎧を出現させた魔法を超省略化し、全てを攻撃へ転換させた魔法。
防御に振っていた分を、全て攻撃に移行させつつ、下手な被害がでないように自然と障壁が周囲へ展開される。
そして、その光球はゆっくりと沼の中へ入り‥‥‥‥ルースが素早くその場を離れた瞬間、大きな爆発が起きた。
ドッガァァァァァァァン!!
爆発音が鳴り響くが、障壁によって周囲への被害はない‥‥‥‥はずであったが、発生し防がれた衝撃波は周囲へ拡散できず、障壁の隙間でもある真上に向かって飛んでいく。
煙を上げつつ、其の衝撃波は真上へ吐き出され、大気そのものまで吹き飛ばしたのか真空となり、空気がどっと流れ込む。
その吸引力はすさまじく、沼からギガンテスの死骸が中へ引き出されるほど。
‥‥‥‥原型を失って、ほぼ残骸であったが。
とにもかくにも、都市メルドランへ襲おうとしていた怪物たちは、これで全滅した。
すべてがはじけ飛び、これ以上の襲撃が今のところないことを確認し終えたときには、朝日が昇っていたのであった‥‥‥‥。
…‥‥そして、その光景を観察していた者はあっけに取られていたが、すぐに状況を把握する。
何にせよ、メルドランへの襲撃は失敗ながらも、最後の戦いへ向けて良いデータがとれたということで、その者は組織へ伝えるためにその場を静かに去っていくのであった…‥‥
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