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夏も過ぎ去り、最後の学園生活で章
285話
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……何事も、うまくいかない時はある。
どのような完璧な予定を立てていたとしても、想定外の事態などが起こったりして予定通りにはいかない。
また、ある事を考えていて、実行しようとしても、その実行するものが何だったのか、忘れていることがあるのだ。
そして今、ルースたちはその後者に当てはまっていた。
「‥‥‥もうすぐ、冬休み、そして卒業式かぁ」
「長かったようで、短いわね」
「でもまぁ、良い感じに年越しもできそうだよね」
―――――ウンウン、問題事モ特ニ無イシネ。
冬休み目前となり、その期間をどうするのかルースたちは予定を立てていた。
夏休み時に、領地予定地の視察を行っており、もう一を確認のために向かうのも良いし、元液体人間今ホムンクルスのクリスを連れて、実家に帰省して紹介するのも良い。
また、結婚予定という事で、現在色々と手を加えている結婚式会場‥‥‥改築工事中の浮島の様子見なども兼ねる事も考え、予定にぎゅっと詰め込みつつ、どうしたものかと皆でワクワクして考えていた…‥‥その時であった。
「そう言えば、クリスを連れて帰省するのもいいけど、祖父‥‥‥精霊王の方へ、たまに遊びに行った方が良いのかな?」
「養子にするのなら、精霊王にとっては血がつながらずともひ孫になるものね」
「となると、一旦お母さん経由にして返答待ちという事にしたほうが良いかな?帰省メンバーはどうせ俺と、エルゼと、スアーン‥‥‥‥‥ん?」
その言葉を口にして、ルースたちは気が付いた。
「‥‥‥あああああああああ!?完全に忘れていたぁぁぁぁ!!」
「あの下僕、そう言えば行方不明だったわ!!」
「というか、そろそろ確か留年決定期限だよな!?」
夏休み明け早々に、何者かに攫われ、行方不明になったスアーン。
裏世界メギドニアとかに迷い込んで帰還してきた話などもあるし、それなりの生命力のしぶとさなども定評があったので、そう心配はされていなかったのだが‥‥‥‥卒業となると、それは別の話。
流石に成績などもお世辞にも良いとは言えず、このまま欠席を続けた場合留年が確定してしまうのだ。
同郷のものとしては、同じ時期に入学しただけに卒業もしっかりとしたい思いがあったが…‥‥このままだと、ルースたちだけが卒業し、スアーンだけが学園に残される可能性が出て来た。
「とはいえ、期限の延長はできないからなぁ…‥‥」
スアーン行方不明後に、実はルースはそのことを懸念して相談したことがあった。
学園の最高権力者でもあるバルション学園長に尋ねてみたが…‥‥それはできないそうだ。
あくまでも公平、平等。攫われて欠席しようが、出てこないのであればしょうがないという扱いらしい。
とにもかくにも、期限を再確認してみたところ…‥‥
「あと3日しかないじゃん…‥‥」
「3日以内に、見つかるかしら?」
―――――妖精部隊デ捜索不可能領域デス。
あの謎の空間に生じた触手に、スアーンは巻き付かれ、引き込まれてしまった。
すなわち、別世界などに連れ去られた可能性があり、現状ルースたちにはどうしようもないのだ。
できるとすれば、ただ祈る程度だが…‥‥
「‥‥‥いや待てよ?もしかしたら……できるかも?」
ふと、そこでルースはあることを思い出した。
世界を超える所業など、そんな方法は流石に魔導書にもない。
だが、こういう時に頼れる知識を持つ者たちであれば、なんとかなるかもしれないのだ。
「エルモア先生は流石に無理よ?」
「ああ、あの先生の知識には助けられることがあるけど、まずそんな方法は文献とかに載っていないだろうし、知る事もないだろう。でもね、こういう事に関してなら、もしかして‥‥‥‥」
いつもの頼れる羽生えた先生は使えない。
でも、こういう世界を超えるような行為‥‥‥神の所業というべき様な物を知っていそうな人物、いや、人と言って良いのかは不明だが、そのような知識の所持者にルースは心当たりがあった。
ただし、あと3日で聞きに行って、スアーンを連れ戻せるのかは不明だが…‥‥ダメもとでやってみる価値はありそうだ。
「授業もほとんどないし、すぐに向かった方が良いかも。後の事情説明、よろしくね!」
そう言い残し、ルースは素早くタキたちを召喚し、その知識がありそうな者の元へ向かい始める。
【あー‥‥‥そう言えばいたのじゃなぁ‥‥‥すっかり忘れておったわ】
【でモ、本当に頼レるノ?】
「多分ね」
タキたちに軽く事情を道中で説明しつつ、ルースも少々不安を覚えつつも、その元へ向けて全速力で駆けてもらう。
スアーンの留年決定期限まであと3日‥‥‥果たして、間に合うだろうか?
どのような完璧な予定を立てていたとしても、想定外の事態などが起こったりして予定通りにはいかない。
また、ある事を考えていて、実行しようとしても、その実行するものが何だったのか、忘れていることがあるのだ。
そして今、ルースたちはその後者に当てはまっていた。
「‥‥‥もうすぐ、冬休み、そして卒業式かぁ」
「長かったようで、短いわね」
「でもまぁ、良い感じに年越しもできそうだよね」
―――――ウンウン、問題事モ特ニ無イシネ。
冬休み目前となり、その期間をどうするのかルースたちは予定を立てていた。
夏休み時に、領地予定地の視察を行っており、もう一を確認のために向かうのも良いし、元液体人間今ホムンクルスのクリスを連れて、実家に帰省して紹介するのも良い。
また、結婚予定という事で、現在色々と手を加えている結婚式会場‥‥‥改築工事中の浮島の様子見なども兼ねる事も考え、予定にぎゅっと詰め込みつつ、どうしたものかと皆でワクワクして考えていた…‥‥その時であった。
「そう言えば、クリスを連れて帰省するのもいいけど、祖父‥‥‥精霊王の方へ、たまに遊びに行った方が良いのかな?」
「養子にするのなら、精霊王にとっては血がつながらずともひ孫になるものね」
「となると、一旦お母さん経由にして返答待ちという事にしたほうが良いかな?帰省メンバーはどうせ俺と、エルゼと、スアーン‥‥‥‥‥ん?」
その言葉を口にして、ルースたちは気が付いた。
「‥‥‥あああああああああ!?完全に忘れていたぁぁぁぁ!!」
「あの下僕、そう言えば行方不明だったわ!!」
「というか、そろそろ確か留年決定期限だよな!?」
夏休み明け早々に、何者かに攫われ、行方不明になったスアーン。
裏世界メギドニアとかに迷い込んで帰還してきた話などもあるし、それなりの生命力のしぶとさなども定評があったので、そう心配はされていなかったのだが‥‥‥‥卒業となると、それは別の話。
流石に成績などもお世辞にも良いとは言えず、このまま欠席を続けた場合留年が確定してしまうのだ。
同郷のものとしては、同じ時期に入学しただけに卒業もしっかりとしたい思いがあったが…‥‥このままだと、ルースたちだけが卒業し、スアーンだけが学園に残される可能性が出て来た。
「とはいえ、期限の延長はできないからなぁ…‥‥」
スアーン行方不明後に、実はルースはそのことを懸念して相談したことがあった。
学園の最高権力者でもあるバルション学園長に尋ねてみたが…‥‥それはできないそうだ。
あくまでも公平、平等。攫われて欠席しようが、出てこないのであればしょうがないという扱いらしい。
とにもかくにも、期限を再確認してみたところ…‥‥
「あと3日しかないじゃん…‥‥」
「3日以内に、見つかるかしら?」
―――――妖精部隊デ捜索不可能領域デス。
あの謎の空間に生じた触手に、スアーンは巻き付かれ、引き込まれてしまった。
すなわち、別世界などに連れ去られた可能性があり、現状ルースたちにはどうしようもないのだ。
できるとすれば、ただ祈る程度だが…‥‥
「‥‥‥いや待てよ?もしかしたら……できるかも?」
ふと、そこでルースはあることを思い出した。
世界を超える所業など、そんな方法は流石に魔導書にもない。
だが、こういう時に頼れる知識を持つ者たちであれば、なんとかなるかもしれないのだ。
「エルモア先生は流石に無理よ?」
「ああ、あの先生の知識には助けられることがあるけど、まずそんな方法は文献とかに載っていないだろうし、知る事もないだろう。でもね、こういう事に関してなら、もしかして‥‥‥‥」
いつもの頼れる羽生えた先生は使えない。
でも、こういう世界を超えるような行為‥‥‥神の所業というべき様な物を知っていそうな人物、いや、人と言って良いのかは不明だが、そのような知識の所持者にルースは心当たりがあった。
ただし、あと3日で聞きに行って、スアーンを連れ戻せるのかは不明だが…‥‥ダメもとでやってみる価値はありそうだ。
「授業もほとんどないし、すぐに向かった方が良いかも。後の事情説明、よろしくね!」
そう言い残し、ルースは素早くタキたちを召喚し、その知識がありそうな者の元へ向かい始める。
【あー‥‥‥そう言えばいたのじゃなぁ‥‥‥すっかり忘れておったわ】
【でモ、本当に頼レるノ?】
「多分ね」
タキたちに軽く事情を道中で説明しつつ、ルースも少々不安を覚えつつも、その元へ向けて全速力で駆けてもらう。
スアーンの留年決定期限まであと3日‥‥‥果たして、間に合うだろうか?
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