BUZZER OF YOUTH

Satoshi

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第2章 インターハイ〜

第93話 組み合わせ

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???「涼真、慎太郎。梅村も。久しぶりだな」









涼真「…やっぱりお前もいたのか、悟史」







慎太郎「お前どこいったんだっけ?愛知?」







悟史「ああ。親戚がそっちにいてさ」















武田 悟史
188㎝ 80㎏
愛知県 愛和工業大学付属高等学校
ポジション フォワード










村上「東裁大相模中等部時代、北条と2大エースとしてチームを全国制覇に導いた武田。
北条とは身体能力、プレイスタイル共に似通っているが決定的な違いは武田はサウスポーであること。
東裁大相模中等部は、中山がガードとしてコントロールし、梅村がゴール下を制し、右翼に北条、左翼に武田の2大エース。他にも星垓の篠田、東裁大相模高等部の椿や岸と質の高い選手が揃う布陣だった。
また、ジュニアオールスターでも北条、武田、梅村、中山を擁し更に櫻田や星垓の皆藤なんかもいた神奈川県が優勝している、と」









悟史「そういや、インターハイの組み合わせ見た?」






涼真「いや、俺達は見れるのは知ってるけどまだだ」







悟史「俺今持ってるけど見る?」







涼真、慎太郎、梅村は悟史の持つプリントをのぞき込む。















涼真「お前んとこ(愛和工業大学付属)はシード、それも反対側か」




悟史「そうだなぁ…当たるとしたら決勝だな
でもそっちのブロック、やばくね?」






慎太郎「確かに…」






慎太郎、トーナメント表に目を落とす。







慎太郎「初戦の唐津東は…どんなチームかわかんねえけど
2回戦は奈良の五条と香川の豊誠学園の勝者…順当にいけば2回戦は四国大会2位の豊誠学園なんだよな」







涼真「んでその2戦に勝てれば次は恐らく…舟栄!」
(また…霧谷さんと戦えるかもしれない!)






梅村「いいよなぁ…うちはインターハイ出れねえからな」






涼真「あ、悪い…」










悟史「その後の組み合わせも結構エグいぞお前ら
舟栄に勝ったとしても次は…準々決勝で堂林さんのいる北陵、更に次は準決勝で優勝候補筆頭の洛阪だからな」










涼真「おもしれえ…下手すると高校3大プレイヤーをインターハイで全部相手に出来るかもしれないってことだろ?
んで、勝ったあとに決勝でお前を倒す。全国制覇へのシナリオだ」









悟史「そう上手くいくかな?俺だってお前らと当たったら負ける気はしねえぜ?」








慎太郎「今からインターハイが楽しみになってきたな」










合宿での練習の他にも、こうした交流もありつつ合宿は過ぎていく。
















村上「さて、組み合わせが発表された訳だが」





山下「最大の注目はやっぱり優勝候補筆頭、近畿王者の洛阪ですね!」




村上「U-18アンダーエイティーンにも塚森、高松、大谷の3人の選手を送り出し、その他の2、3年も充実している。神津、五十嵐という即戦力レベルのルーキーもいる。」



山下「伝統的にパス&ランを多用してどこからでも点を取ってくるスタイル、全員がオールラウンダーな上にそれぞれ武器となるプレイを持っている。ベスト4の同じ山に東北の強豪にして地元の明桜、九州の強豪博多大学附属大濠、北海道王者の北海道大学付属札幌がいるとはいえ今年も王者に死角なし、ですかね」




村上「だが、同じ山に優勝候補の2番手と言われる北信越王者・北陵が入った。今年の北陵の魅力は例年以上にサイズがあるところだな。
スタメンの平均身長は脅威の196。ぶっちぎりの全国トップだ」



山下「やはり全中準優勝チームの大型センター、伊達くんの加入でしょうかね」



村上「1年にして既に高校No.1の高さだ。こちらの準決勝の山が事実上の決勝となるのかもしれんな」




山下「それにまったをかけたいのが内シードの関東王者・舟栄と」



村上「メンツでは洛阪、北陵に何一つ劣っちゃいないが…サイズやチームとしての完成度はやはりまだ若干だが及ばないと見るのが妥当だな」



山下「四国準優勝の豊誠学園、九州準優勝の日南学園もいますからこのブロックも激戦必至ですね」




村上「うむ…」



村上、トーナメント表の「星垓」の位置を見つめる。
(そして、このチームがどこまでこの強豪達に割って入ってくるか…)







山下「逆の右上ではやはりシードの愛和工業大学付属が頭一つ抜けてますね」





村上「経験豊富な3年に能力の高い2年ガード、そしてスーパールーキーの武田。決勝まで進んでも全く不思議じゃない」




山下「このブロックでの対抗馬は九州王者の博多第一、北信越準優勝の東裁大諏訪なんかですかね」



村上「中国王者の鳥取第一なんかも面白い存在だがな。初戦でこれまた古豪・土波日本大学と当たるのがなんとも惜しいところだ」





山下「そして右下…」




村上「正直、このブロックは展開が読めない。
シードの東北王者、屋代工業を筆頭に四国王者の明陽義塾、留学生を擁し近年力を付けている帝峰長岡、関東の古豪湘洋大付属に京洋
このあたりのどのチームにもベスト4の可能性はある」






山下「思わぬ番狂わせもあるかもしれませんね」




村上「まだ高校生、大会の間にも成長していくプレイヤーやチームもあるだろうしな
一発勝負のトーナメントに強いシンデレラチームが生まれるのもまたトーナメント、本命が順当に勝ち上がるのもまたトーナメントの醍醐味だ
1つ言えるのは、勝負に『絶対』なんてものは存在しない。あるのは『予想』と『結果』そして『勢い』だけだ」



山下「各チームにとっては即戦力のルーキーや、新チームになっての新戦力の全国へのお披露目の場でもありますからね。あと半月、楽しみになってきました」












-そしてここ、星垓高校でも









中澤「やべえな、こういうのを『死のブロック』って言うんだろ?」



矢島「初戦の唐津東…強えーのか?」




平山「えっと…九州大会では初戦で大濠と当たって20点差で敗退、ってなってるみたいだけど」



小宮山「それに勝ったら次は…奈良の五条と豊誠学園の勝者か」




矢島「豊誠は知ってる。四国だと強豪だし」




神崎「2つ勝ったらまた舟栄と戦う可能性が高いのか…」




真田「はぁ…てかやばくない?ベスト4の山が高校3大プレイヤーのうち2人がいるとこと同じなんてさ」







一同、沈黙。






武蔵(涼真と慎太郎はむしろワクワクしてそうだけどな)





そしてトーナメント表の逆側を見る武蔵。






(反対側…悟史とやるとしたら決勝か…)








-7月も下旬になると、月刊バスケットボールも発売され、大々的にインターハイの特集が組まれている。






トーナメント表も乗ると同時に、取材を元にした下馬評も掲載される。




以下、星の数が多い程下馬評が高い。



★★★★★
洛阪
北陵

★★★★
愛和工業大学付属
屋代工業
舟栄市立舟栄
博多第一

★★★
博多大学付属大濠
豊誠学園
日南学園
東裁大諏訪
明陽義塾

★★
明桜
北海道大学付属札幌
星垓
氷成
土波日本大学
鳥取第一
京洋
帝峰長岡
湘洋大付属


その他39チーム









-星垓高校




練習が終わり、ミーティング。





唐沢「さて、本戦まであと1週間を切りました。
この前の合同練習試合では髙木くん、北条くん、中山くんのいない中実に見事なゲーム運びでおまけに全勝と文句の付けようもありませんでした。
さて、インターハイを勝ち抜くためのロースター、発表します」



唐沢、持っていた紙に目を落とす。



唐沢「4番、新城くん」




新城「はい!」




唐沢「5番、中澤くん」




中澤「はい!」





唐沢「6番、矢島くん」





矢島「はい!」





唐沢「7番、髙木くん」





髙木「はい!!」





唐沢「8番、神崎くん」





神崎「はい!」
(ふぅ…なんとかロースターには勝ち残った)





唐沢「9番、真田くん」






真田「はい!」








唐沢「…10番、北条くん」






涼真「はい」





神崎(え?もう涼真?)

真田(他の2年は…メンバー入りしていた三石も…?)








唐沢「11番、中山くん」






慎太郎「は、はい!」





新城「……」






唐沢「12番、皆藤くん」





賢「はい!」







唐沢「13番、篠田くん」





武蔵「はい」





唐沢「14番、佐藤くん」






宗平「はい!」







唐沢「ラスト15番…小笠原くん」





大樹「え…?は、はい!!」











涼真「ラストは大樹か…」
(髙木さん、神崎さん、賢はみんなどちらかと言うと技巧的なとこが持ち味だ。
上背はなくてもパワーでねじ伏せられる大樹は確かに必要かもしれない)








新城「……」
(現状、これが1番勝つ確率が高い。2年には…特に三石には申し訳ねえが…)










次回よりいざ、インターハイへ。












……To be continued
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