BUZZER OF YOUTH

Satoshi

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第4章 集大成・ウィンターカップ

第201話 湘洋大付属 バスケットボール部

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チーム メンバープロフィール

村野むらの 勇吾ゆうご

湘洋大付属高等学校3年
191㎝79kg

誕生日:1/23

血液型:B

特徴:逆立った短髪が特徴的なガードフォワード。長身ながら外からの攻撃…ペネトレイトは平均的だがスリーポイントが得意。だがディフェンス力も平井や日下部、山本、松本らと比べると平均的な為控えに甘んじていた。
卒業後は関東2部、国理舘大学への進学が決まっている。

特技:カラオケ(徳山曰く「無駄に上手い」)

趣味:歌い方の研究

得意教科:生物

苦手教科:日本史

得意なプレイ:スリーポイント

バスケを始めたきっかけ:中学で部活を見学して

密かな悩み:貧血に悩まされている



-----------------------------












第4Q 残り2:46

桐神学園     111
湘洋大付属    105






中西、残り3分弱で痛恨のファウルアウト。












新城「これは…湘洋は気持ちが折れたかもしれねえな」










髙木「無理もねえさ…ゴール下の最強の番人がいなくなっちまったんだ」


















代わって入ったのは、ガードの平井。












ブーッ!!!












オフィシャル「交代メンバーチェンジ桐神!」













桐神学園もメンバーチェンジ。









桝田、秦野に替えて青木、新海を投入。
スタメンに戻してきた。





桐神学園

15 新海 千尋   175㎝ 1年
14 櫻田 祥人   184㎝ 1年
4 長崎 健正   187㎝ 3年
5 青木 洸夜   187㎝ 3年
7 米田 昌幸   193㎝ 3年



湘洋大付属

6 平井 圭太郎  181㎝ 3年
8 村野 勇吾   191㎝ 3年
4 徳山 勝美   193㎝ 3年
15 織田 雄太   198㎝ 1年
13 田口 高太郎  201㎝ 1年















米田のフリースローから試合再開。














スパッ!!!













米田は2本とも冷静に沈める。
















第4Q 残り2:46

桐神学園     113
湘洋大付属    105















平井「まだ…まだ終わってねえ!」










徳山「1本だ!1本ずつ返すぞ!」












声は出しているものの、むしろ心の折れている自分自身に言い聞かせるかのようだった。












ガン!!!












田口がインサイドでシュートを狙うも、米田のディフェンスのプレッシャーか、気持ちが折れているか…或いは両方か。
フィニッシュで手元が狂い外れる。













バシッ!












リバウンドは米田。










新海「速攻!」






新海がボールを受けて運ぶ。











長崎「一気に2桁まで突き放して勝負を決めるぞ!」
















湘洋、集中力も乱れているのか戻りも心なしか遅い。
















新海、櫻田、長崎が攻め込むのに対し、戻れているのは村野、織田の2人のみ。















櫻田(アウトナンバー…!)

※アウトナンバー:この場面での速攻で味方が3人、ディフェンスが2人と数的有利な状況の事。速攻でもワンマン速攻の次に絶対的な得点チャンスと言える。












櫻田、トップのスリーポイントラインで新海からハンドオフでボールを受ける。













織田「まずい…!」










織田、シュートチェック。















ダム!!!










櫻田、カウンターで織田の脇を抜きにかかる。













織田「くっ…」

















ガシィッ!!!













ディフェンスの足は動いていたし、ドライブにある程度対応していた。












だが、想定以上に櫻田のスピードが早かった為、横にスライドして止めようとして、櫻田を身体で突き飛ばす形になってしまった。

















ピピーッ!!!
























審判「ファウル!黒15番織田!」

















櫻田、吹き飛ばされて倒れているもガッツポーズ。















しかも…






























オフィシャル席には「5」の数字が表示されている。















「ここで織田も退場!!!!!」









「湘洋のインサイドがK.O.されたああ!!!!!」
















織田、肩を落とし無言でベンチへ。















残り2分、織田もファウルアウト。














まさにダメ押しだった。










桐神学園

15 新海 千尋   175㎝ 1年
14 櫻田 祥人   184㎝ 1年
4 長崎 健正   187㎝ 3年
5 青木 洸夜   187㎝ 3年
7 米田 昌幸   193㎝ 3年



湘洋大付属

6 平井 圭太郎  181㎝ 3年
7 日下部 亘   186㎝ 3年
8 村野 勇吾   191㎝ 3年
4 徳山 勝美   193㎝ 3年
13 田口 高太郎  201㎝ 1年













湘洋大付属、一気にサイズダウン。


















長崎「よし…」
(ぶっちゃけあの13番田口は経験でもディフェンスでも5番中西15番織田と比べたら怖くねえ)















そこから先は、湘洋大付属の選手達にとって屈辱の時間だった。

















完全に勝負を諦め、半ば投げやりになった湘洋大付属メンバーに桐神学園が容赦なく襲いかかった。












試合終了まで1点も取れず、1度も桐神学園のオフェンスを止められなかった。























ブーッ!!!













試合終了

桐神学園     123
湘洋大付属    105












「やったああああ!!!!!」










ベンチから飛び出す桐神学園メンバー。

















平井、日下部、村野は涙を流しつつセンターラインへ向かう。












田口は、必死で泣くのを堪えている。












ベンチでは、中西がタオルを被り顔を覆っている。
その大きな身体が震えていた。









織田もベンチに座り、タオルを噛みながら悔しそうにコートを見つめている。













徳山は、静かにセンターラインで整列していた。













審判「スコア通り!礼!」










「「「ありがとうございましたっ!!!!!」」」















両チームに拍手が送られる。











湘洋大付属メンバーはコートサイドに整列し、応援席にお辞儀している。















山下「湘洋大付属が…県大会無冠で1年を終えた…決勝にすら進む事無く…」












中嶋「それより、選手達の精神状態は大丈夫でしょうか…最後は完膚無きまでに心を折られてしまいましたからね…」
















-湘洋大付属、試合後のミーティング-












白石「不本意な結果になってしまったが、3年生は3年間、お疲れさん。後は選手同士で話しなさい」











徳山「ありがとうございました!」











湘洋メンバー「「「ありがとうございました!!!」」」










白石監督はそれだけで言葉を終わらせ、後は選手でのミーティング。













徳山「まずは…下級生も3年生もこれまでありがとう。昨年の冬と今年の夏のリベンジを目指してやってきたが…そこまで辿り着けず終わっちまった。夏に勝った相手だからと油断があったのかもしれない。気持ちで完全に負けていた」












湘洋メンバー「「「…」」」












徳山「今回負けたのは全員に責任がある。俺達3年生はこれで引退になるけど…下級生はこの悔しさを忘れるな。俺達の代が何故、神奈川での連続優勝の記録を繋ぐ事が出来ず、神奈川で関東大会予選以外で無冠に終わったのか、考えろ」










下級生「「「はい…!」」」













徳山「新キャプテンだが…遠山にやってもらう。副キャプテンは松本だ」













遠山「…はい」









松本「わかりました」












メンバー紹介


#9 遠山とおやま 周祐しゅうすけ
191㎝ 86kg

徳山と同じく内外で攻守に優れたオールラウンダー。徳山との違いはインサイドタイプの徳山に対し、アウトサイドからのプレーが主体なタイプであること。




#11 松本まつもと 耕史たかふみ
186㎝ 74kg

ピュアシューターとして主に活躍するガードフォワード。フィジカルは弱いがバスケIQもセンスも高い。















徳山「俺達の代で無くしちまった物を取り戻すのは…お前らに任す」













下級生「「「はい!!!!」」」












湘洋大付属、準決勝敗退。








徳山 勝美、中西 岳、平井 圭太郎、日下部 亘、村野 勇吾








引退。


























こうして、この日の全ての試合が終わり、残すは翌日の男女決勝のみとなった。













第1試合 女子決勝(10:00~)

星垓 - 金沢女子学院





第2試合 男子決勝(14:00~)

星垓 - 桐神学園












山下「女子は…これがもう5年連続での対戦カード。男子は…この2校が決勝で当たるのは初…と」












中嶋「明日は地元のテレビでの放送があるそうですよ」










山下「へぇ…全国じゃなく県予選の決勝なのに」












中嶋「世界の中での日本のレベルが上がってきたのに比例して、注目度も上がってきてますからね」








山下「明日でウィンターカップの男女神奈川県代表…そして男女ともウィンターカップの第3シードが決まる…」











中嶋「そういえばそうでしたね。夏は星垓の男女が揃ってベスト4でしたから」













次話、神奈川の冬の王座をかけ














決勝戦、ティップオフ!


















……To be continued
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