BUZZER OF YOUTH

Satoshi

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第4章 集大成・ウィンターカップ

第203話 昔に戻る

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チーム メンバープロフィール

田口たぐち 高太郎こうたろう

湘洋大付属高等学校1年
201㎝91kg

誕生日:11/27

血液型:A

特徴:短めの髪がセンター分けになってるのが特徴。身体の線が細い為パワーはそこまででもないが、リーチの長さと技術スキルの多彩さで勝負する。
中学時代は無名の選手だったが、背の高さと技術スキルの高さを見込まれ湘洋大付属にスカウトされた。

特技:山本をからかうこと

趣味:読書(ラノベ系多し)

得意教科:数学

苦手教科:古典

得意なプレイ:ブロック、リバウンド

バスケを始めたきっかけ:中学の時に勧誘されて

密かな悩み:自分の着る服や履く靴がホント高い



-----------------------------
















河合【さあ、ゲームが始まります。センターサークルでジャンプボールを構えるのは星垓・髙木と桐神学園・米田。
春から通算してこの両チームは3度目の対戦、過去2回は何れも星垓が勝利していますが…決勝で相対するのは初めて。3度目の対戦の結末はどうなるのでしょうか】










ビッ!!









審判がボールを投げ上げる。











河合【今ティップオフ!!】














バチン!!










身長に勝る髙木がボールを叩き、センターサークルから攻める方向と逆側に離れて布陣していた慎太郎がボールをキャッチ。







星垓(ユニフォーム白)

11 中山 慎太郎  169㎝ 1年
9 真田 直斗   184㎝ 2年
4 新城 敦史   185㎝ 3年
8 神崎 健太   191㎝ 2年
7 髙木 悠介   199㎝ 3年



桐神学園(ユニフォーム赤)

15 新海 千尋   175㎝ 1年
14 櫻田 祥人   184㎝ 1年
4 長崎 健正   187㎝ 3年
5 青木 洸夜   187㎝ 3年
7 米田 昌幸   193㎝ 3年













慎太郎「1本!」











慎太郎がボールコントロール。












キュキュッ!!










新海が慎太郎の自由を奪おうとディフェンスのプレッシャーを強めるが、慎太郎は最小限の回避だけで意に介さない。











新海(くっ…これでも結構プレッシャーかけてるのに)













慎太郎(今野さんに比べたら大したことねえな…さて、どこで点を取る…か…)
















ビッ!












河合【おおっと!?】









杉山【これは凄いパス!】






慎太郎、神崎が青木のマークを一瞬振り切ったのを見逃さず、矢のようなパス。









ダム!!











追いついた青木に神崎がカウンターでパワープレーを仕掛ける。











青木「ぐむ…」











米田(まずいか…?だがヘルプに出たら髙木をフリーにしちまう)













キュッ!












神崎、ターンしミドルポスト程の距離からシュート。













ガン!!











神崎「!!」
(チッ…しっかりチェックしてきやがった)











青木、ターンに対応しシュートに届かないまでもタフなショットを打たせていた。















ガシィッ!!










リバウンドは米田。














長崎「走れ!」












長崎のこの声で、桐神メンバーが一斉に走る。














米田から素早くアウトレットパスを受けた新海、前線にボールを投げる。













バチッ!!













新海「!?」











慎太郎「残念っした!」













死角から慎太郎がボールを弾く。










新海「っと!」












新海、弾かれたボールをなんとか確保。















その間に星垓メンバーは全員ディフェンスに戻る。












新海「チッ」
(速攻のチャンスが…)













慎太郎「簡単にゃ速攻なんてさせねえよ」












新海、慎太郎の厳しいチェックを受けながらなんとかボールを運ぶ。













河合【星垓のシュートが外れて速攻かと思われましたが…中山の好ディフェンス】








杉山【完全に読んでましたね。ボールは奪えませんでしたが桐神学園の得意の速攻を出させなかった意味ではビッグプレーでした】













速攻が潰された為、桐神はハーフコートオフェンスに。











バシッ!











左ミドルポスト、米田にボールが入る。












米田、背中越しに髙木のディフェンスを確認。











ビッ













勝負にはいけないと見て長崎にアウトレットパス。











長崎、新城のチェックを受けながらもスリーポイントシュート。















ガガッ!!













髙木「よし」













このシュートも外れ、髙木がリバウンド。












河合【両チーム、最初のシュートは入りません】









杉山【決勝という事もありますかね。先制して主導権を握るのはどちらになるでしょうか】














慎太郎、素早くボール運び。








髙木からボールを受けて僅か4秒でフロントコートに入り、そこからトップでボールキープ。











慎太郎、指を3本立て、サインを出す。











ダム!!!









髙木がスクリーンに来たのを見計らってドライブ。










髙木には新城がスクリーンに来る。











長崎「スペインピックだ!スイッチ!」










髙木に長崎、新城に新海、慎太郎に米田が付く形に。










ビッ












慎太郎、外の新城へとパス。










新海「打たせねえ!」











ビッ












新城、構わずボールを放つ。











新海「!?」













新海、気付く。











新海「短すぎる!パスだ!」












長崎の裏で、神崎がスクリーンをかけていた。













髙木、ゴール下でノーマークでボールを受ける。












星垓ベンチ「「「いけええええええ!!!!」」」












ドッゴォォオオオオ!!!!!
















試合開始から1分程。









星垓の初得点は





髙木の強烈なボースハンドダンクだった。













河合【これは強烈なダンクだあああ!!!星垓先制!】









杉山【高校生とは思えないような力強いダンクですね!この試合に賭ける意気込みを感じます】













第1Q 残り9:01

星垓      2
桐神学園    0












長崎「行くぞ!走れ!」













長崎がリスタートのスローインを入れ、新海がボールを運ぶ。










桐神メンバーがそれを追い越し、オフェンスに向かう。












ボールは幾人かを経由し、右ウイングとコーナーの間で櫻田が受ける。









真田(来たか…!)












マッチアップは真田。











キュッ!










櫻田、ドライブフェイク。










だが真田はシュートを警戒しつつドライブにも対応した位置取りを崩さない。










櫻田(前に対戦した時より段違いにディフェンスの対応が良いな…なら)














ダム!!!











櫻田がドライブを仕掛ける。












真田、コースにしっかり並走。














櫻田「くっ…」
(思ってたよりちゃんと付いてきやがる…!)






真田「くっ…」
(わかってても付いてくのがやっとだ…!)













ビッ!












櫻田、ドリブルからノーモーションでパス。











青木が櫻田のドライブに合わせてボールを受けやすいポジションに入ってきていた。













新海「よし!シュー…」













青木、シュートを打てない。












神崎「わかってたさ、どう来るかは」











神崎が完璧にリカバリー。










青木「チッ」
(こいつのディフェンス力を考えたら1対1じゃ分が悪い)











ビッ!












だが、どれだけ星垓がディフェンスでリカバリーしても桐神学園のボールは止まらない。












今度は長崎が走り込んで来ていた。









それに合わせて米田は外へ。








髙木をゴール下から釣り出していた。













ダム!!










キュッ!!











新城「!!!」











長崎、ドライブからスピンムーブ。











新城(う、上手え…!)












バス!!












新城のディフェンスを振り切り、バックシュートでレイアップを決める。














桐神メンバー「「「よーし!!!」」」














第1Q 残り8:43

星垓      2
桐神学園    2













河合【桐神・長崎決めました!素晴らしいムーブ!】




杉山【インサイドの髙木選手を外に釣り出していたのもポイントですね。ゴール下の脅威を釣り出す事で中で点を取りやすくしたんですね】












新城「上等だ!次よこせ!慎太郎!」









慎太郎「わお、火がついた」
(涼真よりわかりやすい…)














ダム!!!










リスタートから慎太郎がボールを運び、フロントコートで新城が即ボールを受ける。










ダム!!!













新城、1歩目で長崎を抜く。











ダム!!!











2つ目のドリブルを突く時には、長崎を置き去りに。











長崎「うおっ!?」
(なんつー速さ…北条ばりのキレだ…!)













ガシィッ!!












新城、ヘルプに来た米田と接触しながらも













フワッ…!












片手で高難易度のフィンガーロール。



















ピピーッ!!!











審判の笛が鳴る中
















ザシュッ!!!!















審判「ファウル!赤7番米田!バスケットカウント!」















星垓メンバー「「「っしゃああああ!!!!」」」










河合【バスケットカウント!キャプテン・新城の切れ味鋭いドライブ!】




杉山【凄いプレーでした!エースの北条君の影に隠れてましたが、最高級のスピードとテクニック、そして当たり負けしない体幹。新城選手もまた素晴らしいスコアラーなんですねぇ】













スパッ!











新城はボーナススローも決め、3点プレーを完成。


















賢「でも新城先輩ってあんなムキになるような人だっけ?」









大樹「確かに」
(どっちかって言うとあれはいつも涼真がやってた事のような)












中澤「そうか…お前らは知らんよな」












1年生「「???」」










矢島「北条がエースになってから大人しくなってたし、俺達も忘れかけてたけど…あいつは北条と同じで人一倍負けず嫌いでな…マッチアップ相手にやられたらやり返さないと気が済まないタイプなんだ」










小宮山「そう…そしてそんな大暴れを繰り返すうちに気づいたらスタッツがとんでもない事になってんだよな…」









中澤「2年の時の関東予選なんて1人で何点取ったっけ」










小宮山「70とかじゃなかった?」









矢島「77点だな、確か」











1年生「「!?」」
















そしてそんな会話は、応援席でも。













高橋「あはは…敦史…昔に戻ったみたいじゃん」










涼真「昔…っすか?」










こう語るのは、新城の幼なじみで女子バスケ部キャプテンの高橋 千草。










高橋「北条君、君ってやられたらやり返さないと気が済まないタイプでしょ?敦史あいつもそんなタイプなのよ、本来」








谷口「自分がエースの役割を果たさないといけなくなって、眠ってた怪物が起きちゃったのかもね」









春香(なんか幼児退行みたい…言い方は悪いけど)















試合はここから、両チームの意地の張り合いが続く。














スパァッッツ!!!!













「櫻田のスリー!!」





「さすが神奈川No.1シューター!」
















バス!!!










「新城のアシストから髙木!!」






「星垓が誇るホットライン!」


















バス!!!










「一瞬の隙を突いて、米田のゴール下!」





「新海のアシストも凄かったぞ!」



















ドッガァァ!!!








「神崎のダンクだ!」




「真田もスリーと見せかけた技ありアシスト!」






「神崎のダンクだ!レアだぞ!レア!」
















両チーム、1歩も譲らない。









どちらかが決めれば決め返し、止めれば止め返す。



















第1Q 残り3:04

星垓      19
桐神学園    16
















だが、髙木、神崎を擁しインサイドが強い星垓が弱冠のリードを奪っていた。

















……To be continued
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