BUZZER OF YOUTH

Satoshi

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第4章 集大成・ウィンターカップ

第219話 直前の強化試合

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チーム メンバープロフィール

霧谷きりたに 昭哉あきや

舟栄高等学校3年
196㎝100kg

誕生日:5/27

血液型:B

特徴:今年の高校を代表するプレイヤーの1人。6、7㎝位の長さの黒髪。サボり癖とムラっけがあるのがネックであったが、チームメイトと共に勝ちたいという気持ちから次第に安定感を身につけ、スピード、技術スキル、パワーの3拍子揃った屈指のプレイヤーへと成長した。とりわけパワーは絶大で、留学生含むセンターをも圧倒する程。
卒業後は、関東1部の筑雅大学への進学が決まっている。

特技:ドリンクを飲むのが異常に早い

趣味:バスケ以外特になし

得意教科:英語

苦手教科:数学

得意なプレイ:ドライブ、ダンクシュート

バスケを始めたきっかけ:小学校の時にNBAを見て

密かな悩み:まだ背が伸びており、成長痛がすごい



-----------------------------















満月「ねえ、どれがいいと思う?」











涼真「これは?チームのビジターのユニフォームの色合いと合うだろ」










満月「確かに…色合いは凄くいい!…んだけどデザインはこっちの方が…うーん」












水曜日の放課後。



涼真と満月は、スポーツ店にやってきていた。













満月「うーん…この色でこのデザインのやつってないのかなぁ…」










涼真「せっかく全国に履いてくバッシュだしなぁ」











いいつつ涼真は、早々に買い物を終わらせている。










満月「なんかごめんね、私のバッシュ選び時間かかっちゃって」










涼真「別に大丈夫。俺のはここ最近は全部オーダーメイドだし」











満月「…へ?」












涼真「流石に29.0㎝ともなると靴のサイズがなかなか置いてなくてさ。俺の好きなメーカーの同じデザインで毎回作ってもらってんの。
こないだ注文したから、今日は受け取り」











満月「身長も大きいけど、足も大きいのね…」










涼真「だいたい身長に比例するんじゃないか?髙木さんは31.0だし、賢と梅村は32.5だ。北陵の伊達は34.0履いてるって」










満月「同じ身長でも女子って足小さいよね…私も身長は161で足は23.0だし」









涼真「やっぱりそういうとこは男女の差を感じるな…俺が161あった時足のサイズ25.0とかだったし」









満月「私、手もちっちゃいんだよね…指の長さはそうでもないけど、手のひらが小さくて」











満月、涼真に向けて手のひらをかざして見せる。










涼真「どれどれ」










涼真、自分の手を満月の手に重ねる。











ドキッ!




満月(ひゃああああああ!?)












涼真「こんなに小さいんだな…」










涼真の手は大きい。











満月の手は、涼真の手のひらと指の第1関節くらいまでの大きさしかなかった。












満月「あ…」
(大っきい手だけど…手のサイズの割に指は細めかも…私より太いしちょっとゴツゴツ気味だけど、それでいて女子みたいな綺麗な指…)











涼真「で、結局バッシュどーすんの?」










満月「ひ、ひゃいっ!?」










涼真の手に見とれていた満月、現実に戻される。










涼真「どっちにすんだ?色重視か、デザイン重視か」












満月「うう…決められないよ…どっちも揃ったバッシュってないのかな」














涼真「…なら、値は張るけどオーダーメイドしたら?」












満月「へ?」










涼真「店員さんに希望伝えれば、そのくらいならオーダーメイドで何とかなると思うぞ?23.0ならサイズの用意もあるだろうし、後は満月の足に合わせて調整すればいいだけさ」












満月「うん…」









涼真「すみませーん、オーダーメイドいいですかー?」










満月「はやっ!?」














結局満月は、この日オーダーメイドでバッシュを購入。
この日は注文と支払いを済ませ、後日受け取る事に。











満月(ちょっと高かったけど…満足いくバッシュも買えたし!涼真君と一緒だし!部活も休みだし!今日はいい日だ!)








そして帰り道。







涼真「いやーこいつを明日履くのが楽しみだ」












満月「そういえば涼真君は前とデザインは一緒だよね?色は少し違うけど」











涼真「うん、俺は気に入ったデザインやメーカーのバッシュにこだわって使い続けるタイプだから。他のメーカーのも履いたことあるけど、怪我が途端に多くなったり、上手く動けなかったりしてな」









満月「そっかぁ…同じ条件でずっとやってるからいつもプレーにムラがないのね」










涼真「今回のは俺も、チームのビジターユニフォームに合わせて作ったんだよね。青と黒白で」









満月「あ、やっぱり?」










涼真「満月の選ぶのを見てて面白かったわ。考える事は一緒だなって。だって女子のユニフォームと同じオレンジ色に、アクセントが白と紫なんだもん。オレンジに紫文字の女子のユニフォームそのまんまじゃん」









満月「だって全国だよ!?テレビに映るんだよ!?バッシュとユニフォームが色合いバラバラってダサくない?」










涼真「活躍しなきゃ映らねえよ」











満月「何それ!見てなさい!先輩達と勝つためにも絶対ぜーったい活躍するんだから!」











涼真「はいはい、悪かったよ」













そしてあっという間に満月の家の前。










満月「送ってくれてありがとう、また明日」









涼真「ああ」










満月、家に入ろうとする。










涼真「満月」









満月「なに?」











涼真「ウィンターカップ予選、ありがとな」










満月「…」










涼真「怪我をした時に、満月が叱咤して、慰労してくれなきゃ俺は立ち直れなかったかもしれない。先輩達と全国に行けなかったかもしれない。俺の為にチームがあるんじゃない、チームの為に俺がいるんだって…気づかせてくれてありがとう」









満月「それは涼真君が自分の力で理解した事でしょ。私は何もしてないよ」










涼真「それでも満月が支えてくれたから、『私にも託して欲しい』って言ってくれたから俺は復帰できた。だから改めて…大変な時に助けてくれて…またチャンスを作ってくれた先輩達と満月の気持ちに応える為にも…俺は何があっても折れねえよ。インターハイの時みたいに諦めたりしない。だから…見ててくれ。今シーズンの星垓男子バスケ部の結末を」













満月「…うん。でも私も、今回は一緒に戦えるんだから!忘れないで私の事も見ててよね」











涼真「約束だ」



















-そして翌日-










慎太郎「お、涼真新しいバッシュじゃん」











涼真「まあな」










涼真、新しいバッシュの紐を結び終わったところ。











涼真、足を差し出す。









涼真「験担げんかつぎ、してくれよ」










慎太郎「オーケー」












ギュッ!!










慎太郎、バッシュを履いた涼真の足を踏む。











※新しいバッシュはまだ履きなれておらず固い為怪我しやすい。こうして踏んで、少しでも使用感を出し怪我をしないようにとの験担ぎである。








涼真「っし、行くか」















-そしてその日の練習-












ダム!!!









3対3の練習。








涼真が新城を抜く。











新城(こいつ…平面でも益々速くなってきてやがる…!190超えた選手のドリブルじゃねえ…!)












髙木「来い!」












バッ!











涼真と髙木、同時に跳ぶ。












ガシィッ!!










髙木の身体が接触。












髙木(チッ、ファウルか…)











と思った次の瞬間















髙木「!?」











髙木、バランスを崩していた。











涼真、そこからワンハンドでコントロールされたフィンガーロール。

















ファサッ…













リングの中央を優しく通過していく。













髙木はコートで膝をついている。













髙木(マジかよ…結構強く当たったし、今までこういう場面だと涼真はバランスを崩すか吹っ飛ばされていたのに…)











慎太郎(美保やはるちゃんから聞いたけど…どうやら体幹トレとやらの成果かな)










武蔵(元々パワーはない訳ではないんだ…体幹鍛えただけでここまでなるんだから、ウエイト付けたら更に手が付けられなくなりそうだ…)











そしてその後のディフェンス。










ダム!!!









チーム1のパワーを持つ須川がパワープレーで涼真を押し込むも












涼真「ぐ…」











須川(こいつ…前より全然持ちこたえやがる。まだ細身だから押し込まれるのは仕方ないにしても前より全然苦戦する…)













ビッ!











須川、3秒の回避の為やむなくパス。


※ペイントエリアでシュートを打たずオフェンスが3秒留まると反則になる為










大樹「マジか…」
(須川さんにシュートまで行かせなかった…)










唐沢「ふむ…」
(休んでいたブランクをほとんど感じさせない上に…どうやら体幹やフィジカルを鍛えていたようだ…前よりも攻守で完成度が上がっている)















そして、練習も終わりになり、ミーティング。












唐沢「この週末、そして来週末にウィンターカップ前の最後の強化を行います。
具体的には、今週末土日は練習試合。来週末土日は合同練習&練習試合です」











新城「どことやるんです?」










唐沢「とりあえず、今週末練習試合をするチームは2つ。1つはウィンターカップ出場校、もう1つは3年生のいない新チームとの練習試合です。前者はよく知ってるチームです」












髙木「え?」













唐沢「今週末の練習試合は香川・豊誠学園。そして大阪の近畿学院大付属大阪高校です」











神崎「豊誠…!?」









真田「そっか、神崎はいとこがいたもんな。聞いてなかったん?」










神崎「初耳だ」









中澤「もう1つの近学大大阪はどんなチームなんだ…?」









矢島「インターハイにも出てきてないだろ?確か」










小宮山「新チームって事は…大阪府予選で負けてるって事だな」











唐沢「そうです。インターハイでは大阪府4位。ですが国体を前に…1年生が2人合流。1人はアメリカより帰国し、もう1人は怪我から復帰。大阪代表の主力にその2人の1年生を送り込んでいます。
そして…その2人が活躍したウィンターカップの大阪府予選では…準優勝に終わったものの、優勝した泰正学園を延長まで追い詰めたチームです」












福島「泰正学園はインターハイベスト8だから…普通に考えて全国ベスト8と同等の力があると考えた方が良いって事か…」












涼真「…もしかして、国体の準々決勝の京都との試合で見たあいつらか…?金子と岩田とか言う名前の…覚えてないっすか?14番と15番」












新城「ああ…言われて見れば…」









髙木「京都に負けはしてたけど…能力は高そうだったよな」














唐沢「そして豊誠学園ですが…元々の夏の主力に加えて下級生も台頭してチーム力は上がっているとか」











涼真「菊田ともまた勝負だな」










真田「神崎は、いとこと再戦だ」








神崎「成長したとこを見せないと」
















新城「ちなみに、来週末の合同練習&練習試合ってのは…」













唐沢「そうですね、強化はそっちがむしろメインディッシュかと」












慎太郎「え?」












唐沢「来週末の合同練習&練習試合は千葉で行います。相手は…」
















涼真(千葉!?まさか…)



































唐沢「舟栄高校です」






















……To be continued
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